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子どもが動く「燃料」は2種類ある— 内発的動機と外発的動機 —

子どもが動く理由は、
実はとてもシンプルだ。

人が行動するとき、
そこには大きく分けて
2つの燃料がある。

ひとつは、
内側から生まれる燃料。

もうひとつは、
外から与えられる燃料。

心理学では、これを
• 内発的動機
• 外発的動機

と呼ぶ。

ただ、この言葉だけでは
少しわかりにくい。

だから私は、
燃料として考えることにしている。

小さな出来事

娘が保育園の頃、
お友達から手紙をもらって帰ってきた。

開いてみると、
とてもきれいな字で書かれていた。

その瞬間、
私は少し焦った。

「ひらがなの練習を
 そろそろ始めないといけないかもしれない。」

そう思って、
ひらがなのワークを買ってきた。

「やってみる?」

娘は最初、
面白そうに取り組んでいた。

でも、それは長く続かなかった。

数日すると、
ワークはほとんど開かれなくなった。



ところが、
ある日ふと見ると、

娘が
ひらがなポスターを見ながら
折り紙に何かを書いていた。

一生懸命、
ゆっくりと。

理由はすぐにわかった。

大好きなお友達に
手紙を書きたかったからだ。

それから娘は、
• お友達
• 私や夫
• 祖父母

いろいろな人に
手紙を書き始めた。

気づけば、
何枚も書いている。

そして、いつの間にか
ひらがなは自然に書けるようになっていた。

行動を動かしていたもの

最初、私は
「ひらがなを覚えてほしい」と思っていた。

だから
ワークを用意した。

でも娘を動かしたのは、
勉強ではなかった。

手紙を書きたい

という気持ちだった。

同じ「ひらがなを書く」という行動でも、
• 勉強としてやると続かない
• 手紙を書きたいと続く

動いていた燃料が
違っていたからだ。

燃料の違い

人の行動には
大きく分けて2つの燃料がある。

ひとつは
外から与えられる燃料。
• ごほうび
• 点数
• 評価
• 褒め言葉

もうひとつは
内側から生まれる燃料。
• 面白い
• やってみたい
• 知りたい
• 好き

外の燃料は
行動のきっかけを作ることがある。

でも、
それがなくなると
行動も止まりやすい。

一方で
内側の燃料は、

行為そのものが
動く理由になっている。

だから
長く続くことが多い。

子どもの中の燃料

子どもはもともと、

・登りたい
・作りたい
・知りたい
・書きたい

そんな内側の燃料を
たくさん持っている。

だから大切なのは、
燃料を与えることよりも、

子どもが何を燃料にして動いているのか
見ることなのかもしれない。

次の問い


ただ、ここで
もうひとつの疑問が生まれる。

子どもの中にある
この内側の燃料は、

どうして
外側の燃料に
置き換わってしまうことがあるのだろう。

評価や比較は、
どのように
子どもの動機を変えていくのだろう。

次は、
その仕組みについて
書いてみたいと思う。

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