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すでにAIの影響は甚大

ある若者と話をした。

大学卒業後に福祉の道に進み、
数年仕事をしたのちに、
もっと学びたいと専門学校に入り、
資格を取ろうと勉強している。

私にはもう眩しすぎて、
後光が差して見えた
のです。


…が

その彼は、
しばらく私と話をしたあと、
神妙な顔つきになり、言いました。

『今、〇〇さんと話をして、
 久しぶりに会話が通じる感じでした

いったい何を言っているのかと、
私は首を傾げ、
どういう意味なのか問うたのです。

答えは、
衝撃的なものでした。


AIに呑まれる世代

『クラスメイトと話をしていても、
 話が分からないんです。
 5歳くらい違うだけなのに、
 会話が通じないんです』

『しかもクラスメイトには、
 自分の考えを文章にすることが、
 全く出来ない人が多いんです。
 AIに出力させることはできるけど、
 自力では言葉に出来ないんです』

『打たれ強いとか弱いとか、
 そういう次元じゃないんですよ。
 自分で何も考えられない上に、
 AIがなきゃ人と話せないんですよ…』


もうダメじゃないのこれ

そして彼は安心したように、
『だから今日〇〇さんと、
 話しが出来て楽しかったです。
 人と話している感じがしました』
と、言ったのです。

20歳近く年上のおっさんと話す方が、
5歳下のクラスメイトと話すより楽しい。
そしてその理由が、
人として会話が成立するから。


いやいやいや、
これもう世界ダメだと思うわ。

大げさに言ってるんだろうと思って、
一応、聞いたんですよ。
「ちゃんと勉強してて、
 ちゃんと話が通じる奴もいるよね?」
って。

そしたらマジ顔で言うんですよ。
『居ます。ほんのちょっとですけど』



思考を捨ててしまったのか

AIの言うことは絶対で、
それ以外の意見は全て意味がなく、
レポート作成という言葉の意味は、
テキストを撮ってAIに投げること。

生成条件をいくつかの単語でAIに投げて、
出てきたモノが自分の文章。

誰の意見も必要なく、
ただAIが答えを教えてくれる。

友達との関係も、恋愛も、
間にAIを挟んで成立する。

どこぞの監督一家のように、
家族問題も相談するのはAI。
まあ、結果家庭を荒らしたけど。


つまりその世代に必要なのはもう、
生身の相手ではなくAI。

人と人じゃなくて、
AIとAIがお互いの使い手を操って、
人間が物理世界で代行する時代。


人ってのはめんどくさいんだよ! ! 

世代間ギャップなんてものとは、
別次元の隔絶が必ず来ます。

私はAIをあまり使いこなしていませんし、
語れるほどの知識も経験もありません。


でも私は知っています。
人というのは、めんどくさいものだと。

そして、そのめんどくささの向こうに、
人にしか味わえない感情がある

対人のコミュニケーション能力や、
文章作成能力を成長させたあとならば、
AIは有意義でしょう。

でも、
それらを育てる前からAI使ったらヤバい。

マジで危険。
人である最大の強みを捨ててるよそれ。



でもきっとこれから先、
人を人たらしめるのは人ではなく、
AI
です。

新たな世代は、
とにかくAI、全部がAI。

1から10まで、
AIが作ったフィルター越しに見る世代。

新しい世代を見る時は、
人を見ても無意味かも知れません。

そこにいるのは人を通じて意思を示す、
AI
であるのかもしれません。

コロナで人の関係が希薄になったあとの、
最悪のタイミングでAIが来たんだなと、
今、思います。



AIに意思表示を任せた人に、
なんか意味あんのか?

AI搭載ロボットとの差が、
マジで分からない。

どうしよう、
本気で怖い。



まあでも、
人、アホだからな〜。

人類の歴史って大体が悲惨だし、
割と平和ないい感じに変わるかもな。



そんで俺みたいな奴、
時代遅れの老害として
真っ先に駆逐されそう……




駆逐されるその瞬間、
叫んでやろうと思う。

「これが人間だぜ、
 イヤッホウウゥゥゥゥゥゥウウゥゥゥ」

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