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PCの「矢印キー」への移動は、生産性を下げる「スウェー(軸ブレ)」だ。HHKB Studioの「スペース横Fn化」で、私は指先だけで世界を移動する

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こんにちは、「打つサラリーマン」です。
前回、愛機「HHKB Studio」について、「ポインティングスティックがあるからマウスに手を伸ばさなくていい(=アドレスが崩れない)」という話をしました。
しかし、我々サラリーマンにはもう一つ、アドレスを崩す元凶が存在します。 それは、Excelやテキストエディタで酷使する「矢印キー(方向キー)」です。
右下の矢印キーまで手を伸ばす動作。一日に何千回と繰り返すこの動きは、ゴルフで言えば一打ごとにスタンスを解いているようなもの。リズムも狂うし、疲れます。
そこで私は、HHKBの機能をフル活用して、物理的な「矢印キーを捨てました」。
今日は、40代おじさんが辿り着いた、変態的かつ超効率的な「キーマップ設定(カスタム)」を、実際の証拠画像と共に公開します。


1. 矢印キーへの移動は「スウェー」である

一般的なキーボードでは、カーソルを動かすたびに右手をホームポジションから離し、右下へ移動させます。
これはゴルフで言う「スウェー(軸ブレ)」そのものです。 軸がブレれば、インパクト(タイピング)の精度が落ちる。ホームポジションに戻ってくる時にズレが生じ、誤入力(ミスショット)を誘発します。
「ならば、ホームポジションに矢印を持ってくればいい」 そう考えた私が設定したのが、HHKB Studioならではの「親指シフト」です。

2. 証拠画像公開!「スペースの隣」をFnキーにする発明

論より証拠。これが私のHHKB Studioのキーマップ設定画面です。

【設定1:標準レイヤー】

まず、キーボード最下段の配列にご注目ください。

▲標準レイヤーの設定画面。スペースキーの左隣が「Fn2」に変更されています。

通常は「英数」や「無変換」キーがあるスペースキーのすぐ左隣。ここをあえて「Fn2(ファンクション2)キー」に変更しました。ここがポイントです。 ホームポジションに手を置いた時、「左手の親指」が自然と乗る場所。 そこに「Fn2」を配置することで、ホームポジションを崩さずに、いつでも「変身」の準備ができるのです。

【設定2:Fn2レイヤー】

そして、左親指でこの「スペース横のキー(Fn2)」を押しっぱなしにしている間だけ、右手側のキー配列が「移動モード」に変わります。

▲Fn2レイヤーの設定画面。右手のホームポジション周りに矢印キーが密集しています。ご覧の通り、I・K・J・Lの場所に、それぞれ↑・↓・←・→が割り当てられています。
  • 左親指(Fn2) + I : ↑(上)

  • 左親指(Fn2) + K : ↓(下)

  • 左親指(Fn2) + J : ←(左)

  • 左親指(Fn2) + L : →(右)

ホームポジションから1ミリも手を動かさずに、カーソルが自由自在に動く。 右手の移動距離はゼロ。Excelのセル移動が、まるで水が流れるようにスムーズになります。

3. BackSpaceもDeleteも、小指を伸ばさない

画像(Fn2レイヤー)をよく見ると、もう一つの工夫に気づくはずです。
▲「H」の場所に「BS(BackSpace)」が配置されています。

  • 左親指(Fn2) + H : BackSpace

通常は右上の遠い場所にあり、小指をプルプル震わせながら伸ばすBackSpaceキー。これを、人差し指のすぐ隣に持ってきました。 「あ、間違えた」と思ったら、左親指を押しながら、右手で「H」をタンッ。 手首を一切動かさず、指先のわずかな動きだけでミスを修正できる。
この感覚は、アプローチで手首を固定して、パターのように打つあの安定感に似ています。最小限の動きで、最大限の結果を出すのです。

4. 結び:道具を自分に合わせろ

「そんな変態設定、覚えるのが大変そう」 そう思うかもしれません。でも、人間は「楽なこと」にはすぐに適応します。一度この「動かない快感」を知ってしまうと、普通のキーボードで矢印キーを押す動作が、無駄な重労働に感じてしまうほどです。
市販のクラブ(キーボード)を吊るしのまま使うのではなく、鉛を貼ったりシャフトを変えたりして(キーマップ変更)、自分のスイングに合わせる。これがプロの道具への接し方です。
HHKB Studioをお持ちの方。ぜひ「スペース横のFn化」、試してみてください。 Excelという広大なコースを、最小限の動きで攻略できるようになりますよ。

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