464.【WACK峮峮スピンオフ#32】憤怒の悪魔サタンと対決!
大家好。今回はWACK峮峮スピンオフの32回目、第2部の12回目です。当麻無明の正体が明かされ、峮峮には新たな変化が……
これは「WACK峮峮スピンオフ#31」の続きに当たります。「WACK峮峮スピンオフ#31」は次のリンクをご覧ください。
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獅龍(しりゅう)公園。ノートガルドの街の高台にあるその公園は、街を一望できるとあって、多くの市民の憩いの場となっていた。
急な階段を登ると入口があるが、その両脇には、獅子の像と龍の像が二体向き合う形で鎮座している。二つの像はかなり大きく、右側の龍像が阿形(あぎょう)で口を開いており、左側の獅子像が吽形(うんぎょう)で口を閉じている。この獅子と龍の像から公園の名前が付けられていた。
深夜0時になろうとしているこの時間、さすがに人影はなく、街灯の明かりが静寂をわずかに彩っていた。
そんな中、Julieを先頭に、ワディさん、みこちゃん、ポンちゃん、丸武が続く。Julieはかなり早足で、運動不足の丸武は、「こういう時、ダンスで鍛えてるというのも考えものだな」などと余計なことを考えていた。
公園の中央には、噴水のある広場があり、取りあえずそこに向かった。噴水の水は止まっていて、もうすぐその姿を隠そうとする満月が広場を照らし出していた。
峮峮が立っていた。何かを待つように、彼方を見つめていた。その後ろ姿に、Julieが声を掛けた。
「峮峮!」
振り向いた峮峮は驚いて言った。
「Julie、どうしてここに?来ないでって言ったでしょ!」
「峮峮、もうやめよう。いいよ、ホント頑張ったから。もういいよ」
「帰って!あなたが来るような所じゃない!」
「そんな言い方しないで。ねえ、お願い」
峮峮はJulieに近づきながら言った。
「Julie、あなたは邪魔するの?私はみんなを救おうとしてる。邪魔していいと思ってるの?」
「峮峮、気づいて。もういいから」
「帰ってって言ってるでしょ。帰って!」
「帰る必要はない」
その声に、峮峮が振り返ると、当麻無明がゆっくりと歩いてきた。
「Julie、ようこそ。みんな帰る必要はない」
峮峮は、そんな言葉よりも、当麻の登場に驚いていた。
「いつもは別の世界に出てきたのに……なんでここに?」
「教えてあげよう、峮峮。それはな、……私がサタンだからだ」
当麻が黒のロングコートを翻すと、ヤギの角とコウモリの翼を持つ憤怒の悪魔サタンの姿を現した。
「憤怒のサタン!当麻……、お前は私を騙していたのか!」
「やれやれ、そんな認識しかできないとは。正義のヒロインが聞いてあきれるな」
「うるさい!今までやってきたことは何だ!」
「まぁ君とはいろいろと話した仲でもある。もし私に勝ったら、7人目の悪魔について教えてあげよう」
峮峮は両手のバングルをクロスさせて言った。
炸裂……変身!
そして、聖剣を取り出して高く掲げると、「水啦(スイラー)!」と唱えた。
聖剣にまぶしいばかりの白い光が注がれ、そのパワーが最大に達すると、峮峮は叫んだ。
炸裂!チュンチュン剣~!
その声と共に、光り輝く青黒い光がサタンに放たれ、サタンは倒れた。峮峮がサタンに近づくと、サタンは当麻の姿となって横たわっていた。
「口ほどにもないヤツ。今までの相手の中で一番弱いわ」
峮峮は半ば唖然として吐き捨てた。
「まぁせいぜい、7人目の悪魔とやらを教えてもらおうか」
「君はまだ気づかないのか? 7人目の悪魔は君の近くにいる。間近にな……」
目を見開く峮峮に対して、当麻は続けた。
「これからが本当の闘いだというのが、君はわかっていない。そう、天から降りてくる白い光について教えてあげよう。あれはルシファーの光だ。アヴァロンのシールド、それはルシファーの力だ。他の悪魔が恐れおののいたのは、ルシファーの力に対してだ」
峮峮の顔が強ばった。当麻が峮峮の指を見て聞いた。
「峮峮、指輪はどうした?」
「あんなの外れたよ。清々する」
「そうか。ついに謙虚の箍(たが)が外れたか。君は傲慢の罠に落ちた!」
当麻無明の体が真っ黒に溶け始めた。漆黒の闇となって、峮峮を覆い始めた。
「峮峮、君にはすでにルシファーの力が宿っている。ルシファーの力によって、君は悪魔を倒していった。そして……私は君の中に入る」
その言葉と共に、峮峮の胸が二つに裂けた。そして割れた胸が左右に分かれてねじれ、身体が裏返っていった。
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ついにルシファーに!峮峮の闇堕ちが始まります。今回の登場人物はこの方でした。
WACKの関連記事は次のマガジンから。
今までのWACK峮峮スピンオフは次のマガジンからどうぞ。
峮峮スピンオフは、スピードアップして続きます。
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