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455.【WACK峮峮スピンオフ#27】峮峮(チュンチュン)強欲の悪魔マモンと対決!

大家好。今回はWACK峮峮スピンオフの27回目ですが、「第2部 7人の悪魔との対決編」に進みます。「第1部 峮峮の変身編」は、峮峮の変身レベルが20までいきましたが、ちょっとお休みです。

さて、今回は第2部の7回目で、強欲の悪魔マモンとの対決です。これは「WACK峮峮スピンオフ#20」の続きです。「WACK峮峮スピンオフ#20」は次のリンクをご覧ください。

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「群ちゃん、小説はどう?」

如水珈琲店でのひととき、マスターのさんが丸武群に聞いた。浮かぬ顔をしてる丸武

「どうもね……」
「あれ?うまくいってないの?」

ワディさんが聞いた。どう言っていいかわからない丸武、間を置いて口を開いた。

「峮峮が暴走してるんだ。止められない……」
「え、小説って丸さんが書いてるんじゃないの?」
「うん、そうなんだけど、自分じゃ訳がわからない。当麻なんかが出てきて、振り回されている」

さんがここで言う。

「そうそう、創作するとあの子たち勝手なことを始めるよね。でも、それって群ちゃんの中で、その子がディテールまではっきりと存在しているからこそ起きること。いわば、親離れを始めた子どもが思春期に反抗するようなものなのかも」
「あれ?そういうものなの?……知らなかった」

丸武がきょとんとしてると、ワディさんが思い出したように言った。

「そう言えば、肝心の峮峮、どうしてんの?連絡ってある?」
「全然ない……」

丸武の言葉に、さんも不安げに言う。

「連絡するって言ってたのに、何かあったのかな」

そんなとき、如水珈琲店のドアが開き、うさうさんが入ってきた。

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「やっほー!みんな元気~?」
「いらっしゃい、うさうさん」
「うさうさんはいつも明るいね。僕たちの救いだな」
「どうしたの?暗い顔しちゃって」
「実はね……」

峮峮のことを聞いたうさうさん、スマホを取り出し、アプリを立ち上げる。チュンチュンアプリ、そこでは峮峮の状態が一目瞭然だった。

「戦闘能力がどんどん上がってるのよね。倒した悪魔は4人」
「えっ!スゴい!」

ワディさんが驚いて、アプリを覗く。

「えぇっと、レベルが523、攻撃力599、守備力733、かしこさ373、かわいさが313」
「そう、どんどん上がってる。ただね、かわいさだけ、最初419だったのが313に落ちてる。私は333だからね」
「え……」

ワディさんが沈黙するのを、うさうさんが咎める。

「なんでそこで黙っちゃうの!もう……」
「ごめん、ごめん。うさうさん、可愛いよ、ホント」

そんなやり取りを見ていたさん。

「ちょっとそのアプリ貸して」

そしてタブレットで調べていたさんは言った。

「やっぱり。これ全部素数だよ」
「えぇっ!素数!」
「うん、綺麗に素数が並んでいる」
「そんなことって」
「そう、普通はあり得ない。何かの力が働いてるんだな」

しばらく沈黙があったが、ワディさんが口を開いた。

「ところで悪魔を4人倒したって、どんな悪魔か知りたい」
「残念ながら、悪魔の名前とかはわからないの。ただ場所はわかる」

うさうさんはアプリの下に表示されてるうさうマークの真ん中のボタンを押す。すると、そこにはノートガルドの街が表示された。

「悪魔を倒した場所は、屠殺場、鈴注電気、シーザーズ・パレス、そして黒い森」
「そんなとこに悪魔がいたのか。知らなかった」
「そして今度は、財宝の洞窟」

† † †

財宝の洞窟、それは大きな洞窟ではない。何人の業突く張りが、その財宝を目指して洞窟に入り込んだことか。しかし、そこから生還する者は誰もなく、その噂が広がり、今では洞窟に入ろうなどという無謀な挑戦を志す者はいなかった。

噂によると、そこには巨人が住むという。その巨人の力たるや強大で、業突く張りはすべて叩きのめされるという話だった。

ひと気のないその洞窟の前には、荒れ果てた大地が広がっている。散在する切り株、燃え尽きた薪、雑草だけが冷たい風に煽られていた。

峮峮はその荒れ地に立っていた。当麻無明から言われたことが頭の中を駆け巡った。

† † †

たまゆらの空間。峮峮の前に現れたのは、長い白髪と白い髭、白いローブをまとった老賢人だった。

「あなたは……」

その老賢人、白いローブが黒のロングコートに変わり、白い髭が消え、長い白髪も白髪混じりの黒い髪に変わっていった。そこには当麻無明が立っている。

「やっぱり、当麻無明。以前もこういうことがあったでしょ。それ思い出して、あなたを見てたらJulieに誤解されたけどw」
「まぁ今さら隠しておく必要もないのでね。私はいつでも君のそばにいる」
「今度は何?」
「次の悪魔、強欲のマモンについてだ。マモンは数メートルの巨人、強敵だ」
「数メートルの巨人……」
「マモンは巨大な斧を持っている。その斧の威力は凄まじく、結界は効かない」
「私のシールドは?」
「問題はそれだ。君のアヴァロンのシールドは、マモンの斧を防ぐことができる。しかし、一度きりだが、マモンは君のシールドを破壊できる。一度だけね」
「では、その一度の攻撃を回避できれば……」
「そう、君が勝つ可能性が高くなる。しかし、マモンは大きな体をしているわりに、動きが速い。特に斧を振り下ろす軌道を見ることはほぼ不可能」
「……厄介なヤツね」

† † †

財宝の洞窟からカラスが飛んできた。何羽ものカラスが峮峮をかすめるように飛び去った。その後から、洞窟から巨人。のっそりと姿を現し、峮峮の前に屹立した。身長は数メートルで、巨大な斧を持ち、その濁った黄色い肌は筋骨隆々として、その威圧感たるや半端なかった。

「峮峮か。噂は聞いておる。それ、受け取るがよい」

そう言うと、マモンは金貨をばらまいた。

「お前がお金に苦労しているのは知っておる。見栄を張ることはないぞ。欲しいだけ受け取るがよい」
「なるほど。強欲ゆえに、でっかい図体をしてるわけだ」

大量の金貨に動じない峮峮に、マモンは少し感心した表情を作った。峮峮と話そうと、腰を下ろして言った。

「お金は決して否定されるものではないぞ。貧すれば鈍するという言葉をご存じかな。十分な財産は精神的に余裕をもたらす」
「確かにお前の言うとおりだ。お金によって心は豊かになる」
「そうだ。私を悪魔と見なす連中は、そこがわかっていない」
「でも、行き過ぎはとんでもない。お金を求め過ぎれば、物欲が増大し、物に縛られ、精神のバランスを崩す。精神的自由を失ってしまう。強欲は貧しい心を作り出す、お前の意図するところはそこだろう!」

峮峮はバングルを交差させた。

炸裂……変身!

光チュンチュンに変身すると、ゆっくりとバングルから聖剣を取り出した。

「やはりお前とは戦う運命なのか。残念だな、峮峮」

その言葉が終わるやいなや、峮峮は聖剣を掲げた。

水啦(スイラー)!

聖剣は白い光に包まれ、そのパワーが強大になると、峮峮は空中高く飛び上がり、マモンに聖剣を振り向けた。マモンは立ち上がり、斧で応戦する。

空を飛び、向きを変えながら攻撃し続ける峮峮、自分の力に驚いていたが、マモンの攻撃を前にすると、驚いている余裕はなかった。斧はその姿を見せることなく、激しい力で襲ってきた。斧が発する濁った黄色い光をアヴァロンのシールドが防いではいたが、その見えない動き、激しい衝撃音には戸惑ってしまう。

そんな戦いの中、峮峮の聖剣が白い光を一閃、マモンはまともに食らった。マモンの左腕が上腕で裂け、大地に落ちて転がった。マモンの左腕からは大量の血が流れる。

しかし、マモンは右腕一本で斧を操り、峮峮を攻撃し続けた。

「こいつは不死身か?」

そんな考えが脳裏をよぎったとき、鈍い黄色い光に空間が覆われ、マモンの斧が峮峮を切り裂いた。マモンの斧を防ぎきれなかった峮峮、胴体を真っ二つにされてしまう……

† † †

スマホをいじっていたうさうさん、驚いて声を上げた。

「あ……え、え??うそ~!峮峮が殺られた……?」

チュンチュンアプリの数値が、すべて0を示していた。

🍒 🍒 🍒

とんでもない終わり方になってしまいました。峮峮は殺られたのでしょうか?

WACKの関連記事は次のマガジンから。

今までのWACK峮峮スピンオフは次のマガジンからどうぞ。

峮峮スピンオフは、のろのろと続きます。。

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