VBA②|実務に直結させながら、段階的に習得する
VBAのおすすめ学習方法は、「実務に直結させながら、段階的に習得する」ことがカギです。
以下に、初心者から中級者になるまでのステップごとの学習法を紹介します。
🔰【ステップ1】マクロ記録から始めよう(コードを書かなくてもOK)
まずはVBAに慣れるために、マクロ記録で「何をすると、どんなコードが出るか」を観察する。
✅ Step 1:マクロ記録の準備
【1】開発タブを表示する
Excelで「ファイル」→「オプション」→「リボンのユーザー設定」
右側で「開発」タブにチェックを入れて「OK」
🧪 Step 2:実際にマクロを記録してみよう(練習例つき)
🎯練習例:セルA1に「テスト」と入力し、文字を赤く太字にする
【1】マクロ記録の開始
「開発」タブ → 「マクロの記録」
マクロ名:「テスト記録」など適当な名前に
「保存先」は「このブック」でOK → 「OK」ボタンで記録開始
【2】操作を実行(記録される)
セルA1をクリック
テストと入力してEnter
セルA1を選択して、ホームタブから文字色を赤にし、太字にする
【3】マクロ記録を停止
「開発」タブ → 「記録終了」をクリック
🔍 Step 3:記録されたコードを確認する
【1】マクロの確認
「開発」タブ → 「マクロ」→ 作成したマクロ(例:テスト記録)を選んで「編集」
VBAエディタ(VBE)が開き、下記のようなコードが見えます:
Sub テスト記録()
Range("A1").Select
ActiveCell.FormulaR1C1 = "テスト"
Range("A1").Select
With Selection.Font
.Color = -16776961
.Bold = True
End With
End Sub【2】コードを読んでみる
Range("A1").Select:セルA1を選択
FormulaR1C1 = "テスト":セルに「テスト」と入力
Selection.Font.Color:文字の色設定
Bold = True:太字にする
記録されたコードの意味が「操作」と対応していて、読みやすいのがVBAの特長です。
✏️ Step 4:記録コードを少し改造してみよう(練習)
【1】複数のセルに適用してみる
Sub テスト記録()
Dim i As Long
For i = 1 To 5
With Cells(i, 1)
.Value = "テスト"
.Font.Color = RGB(255, 0, 0)
.Font.Bold = True
End With
Next i
End Subこれで**A1~A5に赤太字の「テスト」**が入力されます。
→ 「繰り返し処理(For)」の基本もここで学べます!
◎マクロ記録を使った効果的な練習ポイント
操作 → 記録 → 「編集」でコードを見る → 少しずつ書き換えて動かす
何がどう記録されるかを観察することがVBA理解の第一歩
最終的には「記録されたコード+自分で改造」で自在に動かせるように!
コードを書かずにVBAの動作の仕組みを知ることが出来ます
「こんな操作がこう記述されるのか」と理解が深める為の参考になります
📘【ステップ2】簡単なVBAを自分で書いてみる
◎おすすめのテーマ:
「メッセージを表示する」: MsgBox "こんにちは!"
「選択セルの色を変える」:Selection.Interior.Color = RGB(255, 255, 0)
「ループで繰り返し処理」:
For i = 1 To 10
Cells(i, 1).Value = i
Next i◎学び方:
書籍やサイトで例文を見て、そのままコピペ → 動作確認 → 少しずつ改造
ChatGPTなどのAI生成に「こういうことしたい」と相談しながらコードを試すのも有効です
🧠【ステップ3】書籍や学習サイトを活用
◎初心者向け書籍(例):
『できる Excel VBA』シリーズ(インプレス)
『いちばんやさしいExcel VBAの教本』(ソーテック社)
◎おすすめ学習サイト:
ドットインストール:超初心者向けの短い動画講座あり
Excel VBA 入門(Office TANAKA):情報量豊富な定番サイト
Qiitaやteratail:実務に近いコード例が多く、他人の質問を見るだけでも勉強に
🛠【ステップ4】自分の業務を題材にミニツールを作る
◎例題:
A列にある名前リストを上から参照して、B列に「様」を付けて表示させる
Sub AddSama()
Dim i As Long
For i = 1 To 10 ' 1行目から10行目まで
If Cells(i, 1).Value <> "" Then
Cells(i, 2).Value = Cells(i, 1).Value & " 様"
End If
Next i
End Sub◎コツ:
完璧に書こうとせず、「動けばOK」で始める
エラーが出ても慌てず、一つずつ原因を調べる(エラーも経験)
🎓【ステップ5】調べながらコードを自力で組む
◎目標:
For Each や If の組み合わせ
ファイル操作(複数ブックを開く/保存する)
フォームやメッセージ入力などのUI部品も使えるように
◎ポイント:
「エラー処理(On Error)」や「関数定義(Function)」も徐々に習得
作ったツールを自分や同僚が使って、「改善」していくのも勉強になる
🔁まとめ:学習ルート早見表
レベル・・やること<<学習方法
初級・・マクロ記録、簡単なMsgBox<<Excel内の機能、マクロ記録
初中級・・セル操作、ループ、条件分岐<<サンプルコード模倣、書籍
中級・・ファイル処理、ユーザーフォーム<<ネット記事、Q&Aサイト
習得しやすく、実務にすぐ使える言語としてVBAは非常にコスパの高い選択肢です。
まずはマクロ記録から始めて、少しずつコードの読み書きを覚えてみましょう!
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