体の中に「自家製カンナビノイド」があるという事実
内因性カンナビノイドの話
多くの人は、カンナビノイドを「外から摂るもの」だと思っている。
・CBD
・THC
・CBN
成分の名前、含有量、違法か合法か。
でも実は、一番重要なカンナビノイドは
すでに体の中にある。
■内因性カンナビノイドとは何か
内因性カンナビノイドとは
□アナンダミド
□2-AG
など、人の体が自分で作るカンナビノイド様物質のこと。
脳や免疫、神経、腸などで常に合成され、
CB1・CB2受容体に作用している。
つまり、人は、生まれた瞬間から
カンナビノイドを使って生きている
ということになる。
内因性カンナビノイドは「足すため」に作られない
ここが、最も誤解されやすい点だ。
内因性カンナビノイドは
・気分を上げるため
・快楽を作るため
に分泌されるものではない。
□役割はひとつ。ズレを検知して、戻す。
・ストレスが過剰
・痛みが長引く
・興奮が続く
そんなときだけ、必要な分だけ作られる。
なぜ“感じにくい”のか
内因性カンナビノイドは、ほとんど主張しない。
・効いた実感がない
・劇的な変化もない
・言葉にしづらい
それは、正常な状態を前提に働く物質だからだ。
壊れていないときほど、存在に気づかれない。
現代人は「作れなくなっている」
■問題はここからだ。
内因性カンナビノイドは、無限に作られるわけではない。
・慢性的なストレス
・睡眠不足
・過剰な刺激
・回復する前に次の負荷
これらが続くと、作る力そのものが落ちていく。
するとどうなるか。
・休んでも回復しない
・刺激に過敏になる
・些細なことで消耗する
「気合が足りない」のではない。
材料が足りないだけだ。
■植物性カンナビノイドの本当の役割
CBDなどの植物性カンナビノイドは、内因性カンナビノイドの代わりではない。
むしろ役割は逆だ。
自分で作る力を思い出させる。
ECSが働きやすい環境を整え、内因性カンナビノイドが出番を取り戻す。
だから、強い実感を求める人ほど
物足りなく感じる。
内因性カンナビノイドが示す残酷な真実
この仕組みが存在するということは、
ひとつの事実を突きつけている。
◯人は、無理を続けると
ちゃんと壊れるようにできている。
◯そして同時に、休めば、戻れるようにも
できている。
ということでもある。
終わりに
内因性カンナビノイドは、「効かせる物質」ではない。
壊れきらないための、最後の自家製装置だ。
もし今、何かを足し続けているなら、一度こう問い直してみてもいい。
本当に必要なのは追加か、それとも回復か
体は、すでに答えを持っている。
