業界の闇なのか、弱者に声を上げる権利はないのか
YMO 1979 TRANS ATLANTIC TOUR LIVE ANTHOLOGY
1979初の海外ツアーの記録、ということで、これまでにも数多の作品が発売されている中、当時の様子を窺い知ることのできる唯一の音源として発売を楽しみにしていた作品である。
今までに発売されているライブ音源においても、様々な事情で改変が施されているのは周知の事実なのだが、今回発売された当該作品でもそのような改変がそのままの姿で届けられており、当時そのままの演奏は結局聴くことが叶わず残念でならない。
曲中における渡辺香津美のギターソロに坂本龍一のシンセソロが重ねられた独自のMIXは、GOH HOTODA氏の提案による試みであり、今回のボックスセットの大きな特徴であるとのこと。
中でも、DISC2の2曲目
RYDEEN (YMO TRANS ATLANTIC TOUR LONDON 10/16/1979)
では、坂本龍一シンセソロのパートが明らかにズレたタイミングで重ねられており、非常に不快なものとなっている。
この事実を伝えるべく、株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメント/カスタマーインフォメーションセンター宛に問い合わせをした所、
今回の音源は新たにMixを行っておりますので、
過去の既発商品とは異なる箇所もございます。
YELLOW MAGIC ORCHESTRAの新たな音源として楽しんで頂けると幸いです。
このような返信をいただいたのだが、こちらの意図する訴えを理解されたとは思えない。
そこで、当該箇所がわかりやすく説明された動画を作成した。
YMO1979/10/16ロンドンの被せソロの件、僕の指摘している点が伝わらず、ズレているというのが聴こえない方がおられるようなので、下手で申し訳ないのですが明確にわかりやすい比較動画にしました
— RAIDEN MC-8 (@RAIDEN909) May 1, 2026
最初のU02表示が本来のタイミングで、その後のU03がズレてるタイミングにしてあります pic.twitter.com/C1WjC1xcLT
これは明らかな編集ミスとしか思えない。
判定が難しい案件などでもないし、一商品としては、欠陥品と言わざるを得ない。
ましてや、新たな音源として楽しむことなんて到底できるはずもない。
ただ、正しいタイミングで重ねられたパートに修正されれば、新たな作品として楽しむことができるのだから、是非そうしてほしいと切に願う。
そういえば、以前購入した『高橋幸宏 / T.E.N.T Years Vinyl Box』の特典CDディスクでの修正版送付の件を思い出さずにはいられない。
株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメント様にも、事態の把握と対応について是非とも真摯に向き合っていただきたいものである。
