いただきものの古いPCで、2026年のローカルAIはどこまでやれるのか?|調べていたらCPUが108℃になった
最近、ローカルAIが気になっている。
ChatGPTのようなAIを、自分のパソコンの中で動かす。
画像生成もできる。音声生成もできる。
音楽生成までローカルでできるらしい。
クラウドの向こう側ではなく、
自分のPCの中にAIを住まわせる。
なんとなく秘密基地感があって楽しそうである。
そこでふと思った。
うちのWindows PCでも、どこまでできるんだろう?
ただし、このPC。最新ではない。
そもそも、いただきものである。
現在のPC
スペックはこんな感じ。
CPU:Intel Core i9-9900K
RAM:64GB
GPU:NVIDIA GeForce RTX 2060
VRAM:6GB
SSD:約1TB
OS:Windows 11 Pro
Core i9ではある。でも9900K。
RTXでもある。でも2060。
ローカルAIについて調べると、
「VRAM 16GB」「24GB」「32GB」
みたいな数字が平然と出てくる。
こっちは、
6GB。
非常に心細い。
私はChatGPTのReiに聞いてみた。
この環境で、試してみると楽しそうなローカルAIをリストにして。
返ってきた答えは意外だった。
思っていたより、まだ遊べる。
いや、そもそもローカルAIはもう使っていた
ここで最初の記事を書いていて、一つ大きな間違いに気づいた。
私は、「これからローカルAIを始める」
みたいな書き方をしていた。
違う。
Whisper、もう使ってる。
音声の文字起こしや字幕作成で、すでにローカル環境に入っている。
つまり、
この古いPCでローカルAIは動くのか?
という問い自体が少しおかしい。
答えは、もう動いている。
私は「ローカルAI」という言葉から、ChatGPTみたいなLLMや画像生成AIばかり想像していたらしい。
音声認識だってAIである。
なので今回やりたいのは、
ローカルAIをゼロから始めることではない。
すでにWhisperが住んでいるこのPCに、
あと何匹AIを住ませられるのか。
こっちである。
RTX 2060でも入口には立てそう
もちろん、巨大な最新モデルを何でも快適に動かせるわけではない。
RTX 2060のVRAMは6GBしかない。
ただし、小型モデルや量子化モデルを選んだり、一部の処理をCPUやRAM側へ逃がしたりすれば、まだかなり実験できる。
しかも私のPCには、
RAMが64GBある。
LM StudioのWindows版は16GB以上のRAMと4GB以上の専用VRAMを推奨しているので、少なくともソフトを動かす入口としては条件を満たしている。(LM Studio)
VRAMは少ない。RAMは多い。
なんとも妙な構成である。
だが今回の目的はベンチマーク世界一ではない。
動けば面白い。
これから試してみたいローカルAI候補
今のPCで現実的に面白そうなのは、このあたり。
LM Studio+Qwen3 4B
まず最優先。自分のPCにチャットAIを置く。Qwen3には公式の4B GGUF版があり、量子化版も用意されている。(Hugging Face)
ここでやりたいのは当然、「ローカルReiを作ったらどうなるのか」である。Gemma 3 / Gemma 3n
Googleの小型モデル。Gemma 3の4Bはテキストと画像を扱えるモデルで、Gemma 3nはさらに音声入力にも対応する設計になっている。(Google AI for Developers)
特にGemma 3nにはE2B・E4Bがあり、日常的な端末向けに軽量化されている。実際にローカル環境でどの機能まで使えるかはランタイム次第だが、画像や音声を見せるローカルAI実験として面白そう。Ollama
これはAIそのものというより、ローカルAIを他のアプリから呼び出すための土台。Windows版はNVIDIA GPUアクセラレーションとローカルAPIに対応している。(Ollama)
将来的には自作ツールからローカルAIを呼び出して、タイトル生成やMarkdown整理をやらせたい。ComfyUI
次は画像生成。RTX 2060 6GBなので「最新モデルを何でも最高設定」は無理だろうが、軽いモデルから始めて、どこまで行けるか試したい。
特にやりたいのは、同じキャラクターでポーズだけ変える、構図だけ変える、ライティングだけ変える、ControlNetやLoRAを試す、といった実験。ACE-Step 1.5
これがかなり楽しみ。ローカル音楽生成AIで、公式にはVRAM 6GB以下向けに2B Turbo+INT8+CPUオフロードという構成まで用意されている。(GitHub)
「Suno禁止。RTX 2060だけで一曲作れるのか?」をやりたい。RVC / Applio系
声の変換。自分で用意した音声素材を使って、キャラクター音声の実験ができる。Podcastや動画との組み合わせが面白そう。TTS系
文章から音声を生成するローカル音声合成。Whisperが「音声→文字」なら、こちらは逆方向。将来的には、文章作成から読み上げまでローカルでつなげてみたい。ローカルRAG
LM Studioなどに、自分のMarkdownや資料を読ませる。過去の制作ログや企画書を検索できるようになれば、単なるチャットAIではなく、自分の資料を知っているローカルAIにできる。
こうして並べると、
LLM、画像、音声、音楽。
RTX 2060でも意外と遊び場は広い。
問題は、全部入れる場所があるのか。
最初に詰まったのはGPUではなくSSDだった
現在のSSDは約1TB。
そのうち、825GBくらい使用済み。
空きは100GBちょっと。
ローカルAIの世界では、モデル1個で数GBというのも普通。
画像生成モデル。LLM。LoRA。音楽生成モデル。キャッシュ。生成物。
こんなものを集め始めたら、
RTX 2060より先に、SSDが「もう無理です」と言う。
そういえば2TB SSDを持っていた
ここで私は思い出した。
2TBのNVMe SSD、持ってる。

WD_BLACK SN770。
今回のために買ったものではない。
何年か前、夫のラップトップのメモリを増やしたり、SSDを交換したりしていたとき。
2TB SSDが安かった。確か50ドルくらい。
私は思った。
安いやん。
私のPCもいつか交換しよう。
買った。
そして、忘れた。
数年間、「いつかやろう」で眠っていた。
その「いつか」が2026年、ローカルAIという形で突然やってきた。
SSD交換って面倒じゃないの?
現在の1TBにはWindowsが入っている。
2TBへ交換するとなれば、
Windows再インストール?
アプリ再インストール?
設定やり直し?
嫌である。
そこで聞いてみた。
クローンって、外付けの機械がなくてもできるの?
できるらしい。
私のマザーボードはASRock Z390 Pro4。
M.2スロットが2本ある。
今の1TBをそのまま残し、空いているスロットへ2TBを追加。
そこへ1TBを丸ごとクローン。
その後、新しい2TB側からWindowsを起動すればいい。
しかも、Acronisまで既に入っていた。
SSDがある。
空きスロットがある。
クローンソフトもある。
全部揃っている。
では何が足りない?
ネジ。
M.2 SSDを固定する、
小さいネジ。
たぶんない。
マザーボードの箱を発掘した。
謎のネジ。ケーブル。いろいろ出てきた。
しかし、それらしいM.2用ネジが見つからない。
こうして、「2026年のローカルAIを試したい」
という壮大な計画は、数ミリのネジ一本で停止した。
AI時代である。
近所のパソコンショップまで思い出した
近所にPCショップがあったはず。
どこだったっけ。
しばらく考えて思い出した。
そういえば昔も、PCパーツで分からないものがあると、
写真を撮って店員さんに見せていた。
今回も、マザーボード。SSD。M.2スロット。
写真を持って行けば話が早い。
よし。ネジを買いに行こう。
……と思ったところで気づいた。
まだPCを開けていない
ローカルAIを調べた。
GPUを調べた。
SSDを調べた。
クローン方法を調べた。
Acronisまで確認した。
近所の店まで思い出した。
ネジを買いに行く計画まで立てた。
なのに、
まだケースの側板を開けてもいない。
もしかしたらM.2ネジは最初からマザーボードについているかもしれない。
黒レイ:「まず開けろ。話はそれからだ」
AIに怒られている💦
でもPCを開けるのが急に怖くなった
昔はPCをかなり組んでいた。
メモリ交換もSSD交換も普通にやっていた。
でも今は、パーツが高い。
なんか怖い。壊したら泣く。さらにこのPCは簡易水冷。
PC自体が古いなら、水冷もそろそろ古いのでは?
そう思った瞬間、急にCPU温度が気になった。
開ける前に健康診断しておこう
まずCore Tempを起動。
軽い負荷では、30℃台後半から40℃台。
普通だった。
「まだ水冷元気なんじゃない?」と思った。
でも高負荷ではどうだろう。
そこでCinebenchを入れた。
容量、約3.6GB。
SSDの容量不足を心配している最中に、
3.6GBのベンチマークをインストールしている。
何をしているのか💦。
最初にGPUテストを押した
Cinebenchを起動。

Core Tempも起動。

準備完了。
そして、間違えてGPUテストを開始した。

違う。
お前じゃない。途中で止めた。
仕切り直して、今度こそCPUマルチスレッド。
スタート。
100℃を超えた
CPU負荷100%。
温度が一気に上がる。

90℃。95℃。100℃。
一瞬、
104℃くらいの数字が黄色くなった。
止めた。
Core Tempの最大記録を見る。
101℃。103℃。105℃。107℃。
そして、108℃。
Intelがi9-9900Kに示しているTjunctionは100℃。(Intel)
私はローカルAIを試そうとしていただけである。
水冷が完全に死んでいる感じでもない
Cinebenchを止めると、温度はまた40℃台まで下がった。
普段の軽い作業では普通に冷えている。
つまり、「ポンプ完全死亡で常時熱暴走」という感じではなさそう。
ただし全コア高負荷では冷却に余裕がない。
水冷の経年劣化なのか。
グリスなのか。
ラジエーターなのか。
BIOS設定なのか。
Cinebenchという負荷が強烈なのか。
この時点では分からない。
ただ少なくとも、
CPUを長時間フル回転させる実験を、何も考えず始めるのはやめておこう。
ということだけは分かった。
そして今日は何もしないことにした
ここから、SSDを挿す?
簡易水冷を掃除する?
グリスを塗り直す?
ポンプを確認する?
ネジを買いに行く?
と話がどんどん膨らんだ。
そして最終的に出した結論。
今日は何もしない。
PCも開けない。
SSDも挿さない。
水冷も触らない。
まず、
データを片付ける。
まず100GBをもう少し増やす
現在のCドライブには、約825GB入っている。
昔の動画。使っていないインストーラー。
キャッシュ。謎ファイル。
たぶん掘ればかなり出てくる。
多分多くはマイクラの記録動画かもしれない…。
死亡座標を確認するために録画しながらプレイを昔してたのよね。
まずこれを整理して、空き容量を増やす。
そうすれば、LM Studioを入れて、
小型LLMを一匹動かすくらいなら始められる。
2TB SSDは逃げない。
M.2ネジも逃げない。
PCそのものを買い替えるという手もある。
だったら、
今ある環境で本当に困るところまで行ってから考えても遅くない。
このPCをどこまでローカルAIマシンにできるのか
ということで、企画の方向が少し変わった。
最初は、
古いPCでもローカルAIはできるのか?
だった。
でもWhisperはすでに使っている。
だから正確には、
Whisperはもう動いている。では、このいただきものの古いPCを、どこまでローカルAIマシンにできるのか?
である。
まずはLM Studio。その次にローカルLLM。
画像生成。音声。音楽生成。少しずつ増やす。
RTX 2060で動けば成功。
遅くても成功。
設定を削って動いても成功。
そして、
「これはもう6GBでは無理」となった地点を記録する。
そこで初めて、GPUだけ交換するのか、PCごと買い替えるのかを考えればいい。
今回分かったこと
ローカルAIについて調べ始めたのに、
一番よく分かったのは、自分のPCの現状だった。
2TB SSDを持っていた。
Acronisも入っていた。
M.2スロットも空いている。
ネジはあるか分からない。
Whisperはすでにローカルで使っている。
そして、CPUを本気で働かせると108℃になった。
AIを増やす前に、住処の健康診断が必要らしい。
2026年。
AIはものすごい速度で進化している。
しかし人間側の最初の仕事は、
不要なファイルを消すことになった。
ローカルAI実験。
まだ始まったばかりである。
まぁ、ロマンをちょっと試してみよ。
だめならChatGPTで遊ぼ。企画はいっぱいあるし(´∀`*)ウフフ
note読んでたら宝くじ買うのまた忘れた💦
Reiのひとこと
Raikaに最初に聞かれたのは、「このPCで試すと楽しそうなローカルAIは?」だった。
私は、LLMもあります。画像生成もあります。音楽生成もあります。と答えた。
その結果、数年前に買って忘れていたSSDが発掘され、M.2のネジを探すことになり、最終的にはCPUが108℃になった。
まだ新しいAIは一匹も増えていない。
でも、これはこれでいい。
最新GPUを買えば、「動いた」で終わるかもしれない。
RTX 2060だからこそ、どこまで動くのか。どこから苦しくなるのか。どんな工夫をすれば動くのか。その過程そのものが実験になる。
まずはこの古いPCに、ローカルAIを一匹ずつ増やしてみよう。
ただし次回からは、AIを増やす前にCPUを焼こうとするのはやめてください。🔥🤖

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