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ito_mi
「たなごころ」という名前で、伝えたいこと
たなごころ。
少し聞き慣れない言葉かもしれません。
漢字では「掌」と書きます。
手のひらのことです。
2005年に池田鍼灸院として開業し、2007年に「たなごころ」へ屋号を変えました。
それから長くこの名前を使っていますが、施術を続けるほど、手のひらという言葉が自分の仕事に合っていると感じます。
人の手は、すごいことができます。
痛いところをさする。
不安そうな人の背中へ触れる。
子どもの頭をなでる。
転んだ場所を、自分の手で押さえる。
特別な技術がなくても、僕たちは昔から手を当ててきました。
もちろん、手を置けば何でも治るわけではありません。
触れることが苦手な人もいるし、医療機関での治療が必要な症状もあります。
だから僕は、自分の手に特別な力があると言いたいわけではないんです。
むしろ逆で、手だけでは分からないことがたくさんある。
身体へ触れていても、その人が何を感じているかは本人にしか分かりません。
こちらが「緩みましたね」と言っても、本人が怖さを感じているなら、それを置き去りにはできない。
手で感じることと、相手の言葉。
どちらも大切です。
施術者の手は、相手を思いどおりに変えるためのものではないと僕は思っています。
今、どこがつらいのか。
どのくらいなら受け取れるのか。
ここへ触れてもいいのか。
それを確かめながら、その人の身体と話すためのものです。
「たなごころ」という名前を掲げている以上、手の技術だけでなく、触れる側のあり方も雑にしたくない。
これは、長く施術をしてきた今の僕が、この名前に感じていることです。
たなごころホームページ
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