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stki_ai
21. 変な顔のままだからだよ
年中での給食の時間。実習生が実習にきていて、教室はいつもに増して賑やかで、子どもたちの声が飛び交っていた。
ふと、実習生の顔が子どもたちに近づいた瞬間だった。
子どもたちの声がぱっと弾んだ。
「わあー先生、お化粧可愛い!」
「見せて見せて〜!」
「ホントだー!キラキラしてるー!」
「えー私にも見せて〜」
「かわいい〜♡」
「なんでお化粧してきたの?」
ちょっとした騒ぎと、
その問いに実習生は戸惑い、
え?キラキラ?
えーと?えーと??
お化粧?したかな?
と、アタフタしていた。
すると、そのとき、
実習生を助けるかのように
一人の女の子が真剣な顔でみんなに言った。
「だって、大人はお化粧しないと変な顔のままだからだよ!!」
教室に一瞬、シーン・・・と静けさが流れた。
そして子どもたちは「あぁ」と妙に納得したように、また給食を食べ始める。
(もちろんとっても可愛い実習生です!)
ピンチを助けた女の子も、どこか誇らしげにスプーンを動かしていた。
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子どもたちは、大人の「建前」なんてお構いなしで、思ったことをそのまま言葉にします。
だからこそ、ときどき「えっ!」と思うようなこともあるけれど、
今はきっと、たくさんの人とのかかわりの中で、言葉選びや人の気持ちを想像する力をゆっくり育てている途中なのだと思います。
きっと今日のことも、子どもたちはすぐに忘れてしまうのだろう。
でも私は、あのまっすぐな言葉を、しばらく忘れられそうにない。
明日も私は、できる限り顔を整えて出勤しよう....と静かに誓ったのでした。
✨来週は聞き間違いがホントになるミラクルなお話です🌱
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