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年齢とともに変わる「自分らしさ」

 私たちは何を手放し、何を残していくのだろう

若い頃、
「自分らしく生きたい」と強く思っていました。

でもあの頃の“自分らしさ”と、
今感じている“自分らしさ”は、
同じものではない気がします。

自分らしさは、
一生変わらない核のようなものだと思っていました。
けれど実際は、もっと柔らかく、もっと流動的。

若い頃の「自分らしさ」

若い頃の自分らしさは、
どこか“証明”に近いものがあります。

・私はこういう人間だ
・私はこれが好きだ
・私はこう生きたい

輪郭をはっきりさせることが、自分らしさだと思っていました。

他人との違いを見つけること。
自分の立ち位置を明確にすること。

それは、とても大切な時期でもあります。
自分という存在を確立する時間だからです。

少しずつ増えていく「役割」

年齢を重ねると、役割が増えていきます。

仕事の立場。
家族の中での役目。
誰かを支える側になることもある。

その中で、
“自分らしさ”は少しずつ後ろに下がることがあります。

気づけば、

・本当はどうしたいのか分からない
・これが自分だっただろうか

そんな感覚になることもあるでしょう。

変わるのは「本質」ではなく「表現」


でもよく考えてみると、
本質が消えたわけではありません。

若い頃は「主張」として現れていた自分らしさが、
年齢とともに「選び方」に変わっていくのです。

・無理をしない選択
・心がざわつかない人間関係
・安心できる距離感

派手さはなくても、
静かな選択の中に“いまの自分らしさ”が表れています。

手放すことで見えてくるもの

年齢を重ねるということは、
何かを増やすことよりも、
何かを手放すことに近いのかもしれません。

若い頃ほど、
誰かに認められなくてもよくなる。
勝ち負けにこだわらなくなる。
「正しさ」に固執しなくなる。

その代わりに、

・自分が落ち着くかどうか
・心が静かでいられるかどうか

そんな基準が少しずつ強くなります。

自分らしさは「変わっていい」

私たちは、
「昔の自分」に戻ろうとすることがあります。

でも、本当に戻る必要があるのでしょうか。

あの頃の自分らしさは、
あの年齢だったからこそ持てた形。

今の自分らしさは、
今までの経験を通ってきたからこそ生まれた形。

変わることは、失うことではありません。
深まることかもしれません。

おわりに

年齢とともに変わる自分らしさは、
派手さを失う代わりに、静けさを増していきます。

強く主張しなくても、
「これでいい」と思える感覚。

もし最近、自分が分からなくなっているなら、
それは失ったのではなく、
形が変わっている途中なのかもしれません。

自分らしさは、
探すものではなく、
静かに気づいていくもの。

私もまだ、その途中にいるのだと感じています。


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mint888|優しい人のための思考ノート 読んでくれてありがとう 心を少しでも軽くできていたら嬉しいです あなたの応援が、私の言葉を続ける力になります