「AI」がまた進化しました。「3Dデータが簡単に作れる」時代へ。ですが、AIが進化しても、純金のものづくりには「人間」が必要という話。2025年7月。
AIがまた
素晴らしい進化を遂げました。
■ 画像から3Dデータを作る時代に
先日「画像や写真から数分で3Dデータを生成できる」というAIアプリが発表されました。
私も試してみましたが、これが本当に秀逸で、裏側の形状や丸みのあるディテールまで、自動で補完されてしまうのです。


以前から
「AIが3Dデータを作れるようになれば、オーダーメイドはもっと速く、正確になる」
と考えてはいましたが、まさかここまで早く実現するとは…。
まさに技術の進化です。
■ それでも、AIが超えられない壁がある
ですが
どんなにAIが進化しても
「純金のものづくり」
には超えられない壁があります。
それは
技術と経験です。
純金は高価な素材であり、加工や成形には非常にシビアな技術が求められます。
以下は、実際の商品化までの流れです
■ 純金が商品になるまでの工程
3Dデータを作る(AIも可能)
重量(グラム)を想定して3Dデータを調整(人間)
原型を3Dプリンターで出力(AIというより機械)
原型から型を取る(人間)
純金を流し込む、キャスト製造(人間)
湯口をカットし、仕上げて完成(人間)
流れを見ると
まだ人間の手が必要な世界と言うことがわかります。
そして
純金の製造の場合
3Dデータと
実際に出来上がる純金の商品とでは
グラム数は確実に変わります。
場合によっては10%以上も変わることも。
例えば「10グラムで作る」としても
AIの想定した3Dデータだと
細かい形状や曲線、わずかな厚みの差が
想定出来ず
また
製造時に出る地金の流れきれない部分(空洞など)もあり
実際の重量が2割以上前後することもあるのです。
この“ズレ”を抑えるには
3Dデータの読み方・形状の捉え方・製造時のクセなどを熟知した、人間の経験が欠かせません。
■ ロス=材料費に直結する世界
純金はグラム単位で価格が動く「資産」です。
そのため、想定するグラムと実際の商品とのグラムの違いはそのまま原価に跳ね返ります。
想定のグラムより
少なれければ、やり直す為に
製造コストが増えますし
想定のグラムより
多ければ、その分
純金の材料費が多く掛かるため
想定の見積もりより費用が掛かる
訳です
言い換えれば
「3Dデータを見極める=コストを抑える」
という事に繋がります。
AIには
そこまでグラムの想定や製造時の微妙な誤差まで予測することはできません。
■ 純金のオーダーメイドには、職人の感覚が必要
今後、AIがさらに進化しても
グラム差を最小限に抑える3Dデータや原型製作、製造加工の調整
が必要です。
これらは
人間による
AI以上の3Dデータの調整力と
製造工程を把握する能力
がなければ不可能です。
「データ通りに作ればOK」
ではないのが
純金のものづくりの世界なのです。
➡ちなみに、出来上がりのグラムを気にしなければ、そのままでも出来ます。
■ まとめ
AIによる画像→3Dデータの時代が到来し、ものづくりの入り口は飛躍的に便利になりました。
しかし、だからこそ問われるのは
「どこまでロスを抑え、どこまで美しく、正確に仕上げられるか?」
という、人間の力です。
そして
私たちのような純金メインの現場では
AIと人間の技術の融合こそが
これからの時代のものづくりだと信じています。
■これからは
AIで画像を作り
AIで3Dデータまでは簡単に出来るように
なります。
当社でも
そんな3Dデータから製造するサービスを
受付しようと考えております。
こちらが3Dデータ作成をしなくていいので
スピードは段違いに速くなります
ただ
3Dデータをそのまま製造するのは
おそらく
無謀だと思いますので
グラム合わせや
細かいディテールの調整
として費用
は頂きますので
原型製作費は
大きくは変わらないかも知れませんが
それでも
頭の中のアイデアが
純金やシルバーなどで
簡単に出来る時代が
来たことは
とんでもない進化だと言える
のではないでしょうか?


