見出し画像

19時半の空と、未来の息子|子育てエッセイ


今日は朝から晩までワンオペの日だった。
こういう日に限って、幼稚園は半日保育。


「ひとりで遊べなーい」
「ママそばにいてよぉ」
「ぼくもお手伝いするよー」

なかなかママを離してくれない甘えんboy。
なんとか夜ごはんを作り、食べ終わったのは19時半。

部屋は散らかり、台所はもっともっと散らかって(なぜ)、
今から入りたいお風呂にはまだ洗濯が干してある。

やることは山ほどあるのだけれど、
今すぐ全部を片づける元気はない。

だから、行くことにした。夜のお散歩に。
いったんすべてのタスクを、忘れてしまおう。




息子と手を繋いで近くのコンビニまで。

19時半だというのにまだ外は明るい。
少し涼しくて、とても気持ちが良かった。

梅雨明けの空が夕日に染まっている。

「あれは何色だろうね。」
「うーん、ピンクかなぁ…オレンジかなぁ。」
「じゃあ、ピンクオレンジだね!」

珊瑚色の雲を見ながら、そんな話をする。

この町の夕日は綺麗だ。


でも、わたしにとっての一番は、ふるさと松江の夕日だ。

夕焼けに染まった一面の空、宍道湖の水面に映る珊瑚色の雲。

小学生の時はバスの中、中学・高校の時は自転車をこぎながら。
あの頃、眺めた夕日はわたしの青春そのもの。

息子を産んだ後の初めての帰省でも、
「宍道湖の夕日を見にいきたい」と連れて行ってもらった。

わたしの心の中には、いつもあの風景がある。




「きれいだねえ」

息子が話しかける。

そうか。息子にとっての故郷はここなんだ。
と、その時に気がついた。


公園の帰り、学校の帰り。
友達と歩きながら、自転車に乗りながら、電車に揺られながら。
この夕日を見て大きくなっていくんだな。


制服を着た息子が夕焼けの中、川沿いを自転車で走る。
そんな姿を思い浮かべた。

「今日の夜ごはんはなんだろう」
そんなことを考えながら、帰ってくるんだろうな。

毎日そんなことを考えながら、帰ってきてほしいな。




未来の息子を想像したら、
無性に目の前にいる今の息子を抱きしめたくなった。

抱っこして、まだあどけない、幼い顔を触る。
息子もにこにことわたしを見つめる。

顔を寄せ、笑い合いながら、わたしたちはコンビニへ入った。




最後まで読んでくださり、
ありがとうございました🌱


ちなみにそのあと息子はコンビニで、でっかいプリンを持ってきました。
未来の息子に免じて特別に買って帰りました🍮

これから片付けを頑張ってきます。

みなさま、今日もお疲れ様でした。良い夢を🌙

いいなと思ったら応援しよう!

れいぽん よろしければ応援よろしくお願いします!いただいたチップはクリエイターとしての活動費に使わせていただきます!

この記事が参加している募集