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第9章:人生の転機と、価値観の変化

つみたてNISAを始めてからというもの、私はちょっとした「投資オタク」になりかけていた。
といっても、実際にやっていることは毎月3万3333円を淡々と積み立てていくだけ。
ただ、それでも「今月はどうかな?」「ちょっと増えてる!」「あれ?減ってる……」と、日々の値動きに一喜一憂するようになっていた。

これは、誰もが一度は通る“投資初心者あるある”だと思う。
特に最初の1〜2年は、資産総額を毎日チェックしては、ちょっとの上下で浮かれたり、落ち込んだり。
もはや、金額よりも投資をやめないこと、それに耐える精神修行に近い状態だった。

そんなある日──私の人生に大きな転機が訪れた。

結婚である。

それまで独り身で気楽に生活していた私だったが、交際していた女性とご縁があり、ついに家庭を持つことに。
めでたいことには違いないのだが、ここで一つ大きな問題が発生した。

居住地の問題である。

お互いの実家や仕事の都合などもあり、これまで住んでいた場所から離れたエリアに引っ越す必要が出てきた。
それに伴い、私もこれまで勤めていた病院を辞め、新たな職場を探すことに。

──そして、そこで出会ったのが、**「ブラッククリニック」**だった。

詳細は次章でじっくり語るが、この転職先で私はまたしても理不尽な労働環境に身を置くことになる。
「さすがにもう、こんな職場とは無縁だろう」と思っていた自分の甘さを、また痛感することになるとは…。

そんな職場環境も相まって、「もっと自由な働き方ができるようになりたい」「もっとお金に強くならなければ」と、お金に対する意識はさらに高まっていった。

そしてもうひとつ、私の価値観を大きく変える出会いがあった。
それが、節約系・投資系YouTuberたちとの出会いである。

たまたまYouTubeを見ていたときにおすすめに出てきた、とある節約YouTuberの動画を開いてみた。
「月10万円生活」「家賃の抑え方」「ふるさと納税で節税」など、これまでの自分の常識をぶち壊すような節約術と投資法の数々──

思わず何本も動画を立て続けに見てしまい、「これはヤバい…!自分、今まで何やってたんや…」と、軽く衝撃を受けた。

次章では、この“ブラッククリニック編”と“倹約系YouTuberから学んだこと”について、さらに深く掘り下げていきたい。

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