見出し画像

英語字幕のラージャマウリ作品に触れよう①シンハドリ(Simhadri/2003年)

ラージャマウリ監督とJr.NTRのタッグ作品2本目である『Simhadri』。
デビュー間もない2人のエネルギー爆発の娯楽超大作を是非見てください。
字幕補助として、あらすじと登場人物をまとめました。


映画『シンハドリ』について

Simhadri (2003年) 170分
監督 S.S. Rajamouli
製作 V. Vijay Kumar Varma
脚本 Vijayendra Prasad, S.S. Rajamouli
主演 N.T. Rama Rao Jr., Bhumika Chawla, Ankitha Jhaveri
音楽 M. M. Keeravani

ラージャマウリとNTR Jr.のタッグ2作目である『Simhadri』は当時記録的な大ヒットを飛ばし、テルグ映画の金字塔となった。本作によりNTR Jr.は大衆的英雄として、ラージャマウリは大映画監督として、業界での地位を確立した。強烈なアクション、心を打つドラマ、NTR Jr.の力強い演技は観客を魅了し続け、2023年5月20日に公開約20周年を記念して4KおよびIMAXで再リリースされたが、これも大成功を収めた。愛と犠牲、正義のための戦いという普遍的なテーマと魅力的なキャラクターは、『Simhadri』が時代を超えたクラシックであることを証明している。

シムハドリはJr.NTRのキャリアのマイルストーンです

ーS.S.ラージャマウリ

アーディは大ヒットしましたが、私の人生を変えたのはシムハドリです。ラージャマウリは私にキャリア最大のヒットを与え、すべてのヒーローが羨む地位に私を置いてくれました。

ーJr.NTR
https://www.nandamurifans.com/forum/index.php?/topic/5528-yamadonga-ntr-interview/

ストーリー

【プロローグ】シンハドリとラム・ブーパル・ヴァルマの出会い

ヴィシャーカパトナムを襲った嵐の夜、有力者ラム・ブーパル・ヴァルマは寺院へ避難する低カーストの人々を救助する。その中にいた孤児シンハドリはラムを狙った毒殺計画に気づき、自らを犠牲にして計画を阻止。その献身に胸打たれたラムはシンハドリをヴァルマ家に招き入れる。シンハドリはラムに忠誠を誓い仕え、ラムもシンハドリを息子のように大事に育てた。

12年後、成長したシンハドリ

12年後、成長したシンハドリはヴァルマ家のためにギャングと戦い、家族との信頼を深めていく。
一方、デリーから帰ってきたラムの孫娘カストゥリはシンハドリに恋をするが、シンハドリの心は河べりの家に住む脳に障害のある乙女インドゥに向いており、彼女を「わたしの命」と呼び、人知れず世話をしていた。

カストゥリの妄想ソングCheema Cheema

https://www.youtube.com/watch?v=lkyLlbZVEaE

ギャング殺し、謎の人物『シンガマライ』

事態はCDR病院での一件で複雑になる。
重症患者を診察した医師は患者の状態から、加害者としてケーララ州で二十五人のギャングを殺した男、シンガマライを想起する。
同じ頃、ケーララ州トリヴァンドラムのジョセフ病院のICUで、シンガマライと戦い敗れ入院していたギャングが亡くなる。知らせは牢に繋がれているボス、バイ・サーブに届き、バイ・サーブはシンガマライの居所を探すよう手下に命ずる。

ヴァルマ家の秘密とシンハドリの結婚

家族写真を撮るヴァルマ家には、サリーと宝石で着飾った孫娘カストゥリの姿があったが、それを見てラムは激怒する。その装飾品は、ケーララ州出身の恋人アラヴィンドと駆け落ちし行方知れずになっているラムの長女、サラスワティのものだったのだ。大事な長女を駆け落ちで失ったラムには、それを思い出すのも苦痛だった。

さて、ラムはカストゥリがシンハドリとの結婚を望んでいることを知り、結婚を進めシンハドリを正式に養子そして後継とする、と宣言。式の日、ラムはシンハドリは使用人でなく自分にとって息子同然だと語るが、結婚に反対するラムの娘婿が乱入し、シンハドリとインドゥの隠れた関係を暴露する。インドゥと別れるようラムが命ずるも、シンハドリは「それだけはできません、インドゥは自分の命です」と泣きながら拒否をする。結婚は破綻し、ラムはシンハドリが初めて自分に背いたことにショックを受け、シンハドリをヴァルマ家から追い出してしまう。

途方にくれたシンハドリは、インドゥの病が治るよう、ゴーダーヴァリ河の祭りへ巡礼し、河でインドゥと祈っていた。そこへケーララからシンハドリを探しに来たギャングが襲いかかり、シンハドリは激しく戦うが、混乱の中ギャングに殴られたインドゥに胸を刺されて倒れてしまう。殴られた衝撃で過去の記憶が蘇ったインドゥ。お互いを守るように生きていた二人の過去に、一体何があったのだろうか。

結婚を破談にしても、シンハドリがインドゥを守りたい理由

インドゥに刺された傷が重症となり入院中のシンハドリ。テレビニュースでは、「一年前ケーララ州のギャングを一掃した英雄『シンガマライ』がヴィシャーカパトナムの病院で治療中だ」、と報じられた。この報道を受け多くの人々が病院前の敷地に集まり、「シンガマライ!」と声を合わせたが、ヴァルマ家にはその意味がわからない。そこへケーララから来たナンブートゥリという男が語る。シンハドリが、どうしてこれほど人々から尊敬されているのか。ただの使用人であるシンハドリは、ラムの「人々の幸せのためには暴力もやむを得ない」という教えを守り、正義のために闘い続けた結果、シンガマライとして知られるようになったのだ。

一年前、シンハドリが長女夫妻を帰郷させようと向かったケーララでは、バイ・サーブやその一味バラ・ナイルによる恐怖支配が行われていた。
シンハドリは長女夫婦(アラヴィンドとサラスワティ)を連れ戻すために、二人が運営する施設に赴く。シンハドリはアラヴィンドの娘インドゥとの駆け落ちを演じることで、駆け落ちに反対した当時のラムの想いをアラヴィンドに理解させ、家族の再構築を促す。アラヴィンドは心を入れ替え、サラスワティを連れてヴィシャーカパトナムに帰ることを決める。
駆け落ちから二十年も経ってしまい、今さら許しを得られるのか、と不安がるサラスワティにシンハドリは、ラムと自分は強く結ばれており、彼は自分の言うことを必ず聞いてくれる、と励ました。サラスワティは子どもの頃ラムが弟を連れてくると約束した事を思い出し、「父は約束を守ってくれた」と言う。今までに誰からも「家族」と呼ばれたことのないシンハドリは、その言葉に涙した。

ここで事件が起きる。シンハドリがサリーを買うサラスワティに付き添っていた日、サラスワティは恐怖支配をしていた一味バラ・ナイルに言いがかりをつけられ、殺されてしまう。電話から戻り遺体を見つけたシンハドリは泣き崩れ、バラを追う。その様子を見守る大衆。過去バラに強姦された女が「首をとって」と叫び、シンハドリはハヌマーン像の前でバラを串刺しに。寺院でシンハドリは神と讃えられた。

しかしその後、一味を殺されたバイ・サーブの復讐心が激化する。民衆の期待と懇願を受け、シンハドリはこの恐怖支配に対抗していく。人々の正義の象徴となっていくシンハドリだが、戦いに明け暮れ、インドゥとの距離は開いていってしまう。

アラヴィンドとインドゥはシンハドリと道を違え、ヴィシャーカパトナムへ向かおうとするが、そこでアラヴィンドがバイ・サーブに捕らえられてしまう。命乞いをするアラヴィンドをバイは解放するが、返したブリーフケースには爆弾が仕掛けており、ヴィシャーカパトナムへ向かうアラヴィンドと同じ列車に乗る予定の、バイを危険視する州首相もろとも爆殺しようとする罠であった。
その罠を知ったシンハドリは、アラヴィンドに知らせようとするが間に合わない。「人々の幸せのためなら命を奪うことも、奪われることも厭わない」。ラムからの教えを信念としていたシンハドリは涙を流しながら、アラヴィンドが列車に乗り込む前に彼を銃で止めた。
死の間際にあるアラヴィンドはシンハドリの行動を理解し、悲しみに打ちひしがれるシンハドリの手を握り慰めた。インドゥはアラヴィンドに駆け寄るため列車から飛び降り頭を強く打ち、父親の死も理解できないでいる。ただ赤子のように、シンハドリを頼るのだった。

シンハドリとバイ一味の激突

現在に戻り、真実を知ったラムやインドゥ。ラムは息子のお前が死ぬのは耐えられない、と涙する。その後、一命を取り留めたシンハドリだが、病院前敷地にバイ一味が襲いかかる。最後の戦いは激しいものだったが、シンハドリは勝利する。

ようやく訪れた平和、シンハドリはヴァルマ家に改めて迎えられる。シンハドリがカストゥリとインドゥどちらと結婚するか家族が議論するが、ラムは自分で決めろと諭す。困ったシンハドリは神シンハドリ(ヴィシュヌ神の化身、ナラシムハの異名)に選択を委ねるのだった。


人物相関図


Simhadriの主要登場人物

・シンハドリ(NTR Jr.)
ラム・ブーパルに育てられた孤児

・インドゥ (Bhumika Chawla)
サラスワティ(ラム・ブーパル長女)とアラヴィンドの娘、
ラム・ブーパルの孫娘

・カストゥリ(Ankitha Jhaveri)
ラム・ブーパルの孫娘

・ラム・ブーパル (Nassar)
家長、シンハドリの育ての親 

・サラスワティ (Seetha)
ラム・ブーパルの長女。ヴァルマ家と決別し、アラヴィンドと結婚。

・バイ・サーブ(Mukesh Rishi)
ケーララ州を支配するギャングのボス

・バラ・ナイル(Rahul Dev)
バイ・サーブの手下。

・アラヴィンド(Bhanuchander)
Saraswatiの夫 

・ナンブートゥリ(Sharat Saxena)
警察官、アラヴィンドの友人、シンハドリの理解者

引用元

https://in.bookmyshow.com/movies/simhadri-telugu/ET00312439

いいなと思ったら応援しよう!