ケチくさい 「津波避難タワー」

こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

海岸線に近く、近所に高台がない地域では、避難場所として「津波避難タワー」なる盆踊りのヤグラを大型化したようなものが建設されています。 想定する津波の高さが高くなったと言う事で、建て直しもあるようです。 しかし、この津波避難タワー、ケチくさい作りです。 せいぜい、10分程度しか滞在しない展望台であればこれで良いのですが、もし、津波で避難したとすると水が引けて流されてきた物を片づけて、ここから降りられるまでは最低3~4日は必要でしょう。 その間に雨風の日があるかもしれない事を想定していないようです。

津波避難タワーの最上階は、露天の鉄板床なのです。真夏であれば、太陽を遮るものもない鉄板の上に一日居れば脱水症や日射病になるでしょうし、厳冬の頃であれば、雨にぬれて吹きさらしの鉄板の上に一日居れば、肺炎にでもなり津波による水死は逃れても津波タワーの上で生き長らえる事ができるのでしょうか? トイレも屋根もないケチな作りなのです。

どうせ作るなら、壁/屋根のある小屋にして、トイレや横になって休めるための畳、飲料水/食糧まで備蓄しておくべきです。 まるで展望台の様な避難場所としては中途半端なものしか作らないのは何故なのでしょう? それは自分がそこに逃げる真剣さをもって計画していないからです。 とりあえず、津波の水から逃れられれば良いと言うだけで、その後に引き続く事態についての想像力が働かないのでしょう。 見るだけでも腹が立つ、この不完全な避難タワーを競って作るメーカが多数あります。 しかし、これはメーカの責任ではありません。 メーカとしては、屋根/壁は要求されていないから作らないだけで、建設をする地元の自治体の考えが甘いのです。

この津波避難タワーに落雷対策でPDCE避雷針を付けたいとの話もたまに来るのですが、落雷対策よりも屋根/壁を作る方が先決なのです。 その上での落雷対策なのです。 このような中途半端なものを作るのは税金の無駄使いではないでしょうか? 限られた予算の中でできる限り多くの避難タワーを作るためには仕方ないといういい訳は分かり切っていますが。。。。

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