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半年で釣行50回以上した話|楽・楽釣りガイドの裏方 7話

楽太君が初めて魚を釣ってから、まるでどこかのスイッチが入ったようだった。 それまでの休日の過ごし方が、一気に変わることになる。

釣れなくても「また行く」から始まった

釣りを始めたばかりの頃は、何度か通ってもなかなか魚が釣れなかった。 それでも楽太君は、帰り道でいつもこう言っていた。

今日も釣り楽しかったね。

この一言がすべての始まりだった。
釣れなくても楽しい。結果より過程を楽しめる。 その“楽しめる力”が、後の怒涛の釣行につながっていく。

初めて魚が釣れた日、世界が変わった

そしてある日、ついに楽太君が初めて魚を釣った。 その瞬間の表情は、今でも忘れられない。

そこからはもう、完全にスイッチが入った。

  • 明日釣りにいく? → うん

  • 明後日は? → いく

  • 雨降ってるけどどうする? → いく

迷いが一切ない。
「釣りに行く」という選択肢しか存在しないかのようだった。

怒涛の釣り生活:半年で50釣行以上

興味が底なしだから、行動も底なしだった。

毎週土日はもちろん、 私が有給を取った日や長期休暇の時も、 気づけば釣り場に向かっていた。

しかも1〜2時間ではなく、半日みっちり。 準備して、コンビニで昼ご飯を買って、釣り場で食べて、また釣る。

有給の日に職場の人から電話がかかってきて、

「なんか波の音するけど?」

と言われたことも何度かあった。 有給を取って釣りをしているとは思われていなかったらしい。

家でも釣り、テレビでも釣り、ずっと釣り

釣り場だけでは終わらない。

家ではおもちゃの竿で延々と釣りごっこ。
テレビでは釣り番組を片っ端から見る。

当時、楽太君はミートスパゲティが大好きで、 釣り場で食べる昼ご飯はいつもミートソース。
口の周りを真っ赤にして食べていた姿が、今でも思い出すと可愛い。

イラストだけど可愛さお裾分けしとく。

釣れなかった日は、楽太君と一緒に考えた

釣れない日ももちろんあった。 そんな時は、ただ帰るのではなく、楽太君と一緒に「どうしたら釣れるか」を考えるようにした。

当時まだ5歳だったけれど、釣り番組をたくさん見ていたこともあって、 驚くほどいろんな提案をしてくれた。

  • 仕掛けを変えてみる?

  • エサを変えてみる?

  • 竿の動かし方が悪いのかな?

子どもの吸収力には本当に驚かされた。

ただ、この頃になると、考えていたのは楽太君だけではなかった。

楽太君が釣りあげる“あの笑顔”が見たい。私のスイッチも入った

楽太君が魚を釣りあげた時の、あの満面の笑顔。 あれをもう一度見たい。 もっと見たい。 もっともっと見たい。

気づけば、私のほうにもスイッチが入っていた。

「どうやったら釣れない中で釣れるのか」
「どうしたら楽太君がもっと楽しめるのか」

その答えを探すために、私はネットで情報を調べまくった。釣りの本も買った。
仕掛け、餌、時間帯、場所、潮、風。 初心者なりに、考えられることは全部試した。

釣り場でも、毎回なにかしら新しいことを試した。 うまくいかなくても、次の日か次の週にはまた試せる。 その繰り返しが、親子の釣りをどんどん深くしていった。

釣り場の常連さんにも可愛がられた

家の近くの釣り場に何度も通っていたから、 自然と常連さんとあいさつする仲になった。

子どもはやっぱり可愛がられる。 楽太君はよく話しかけられていたし、 「今日は釣れたか?」と声をかけてもらうことも多かった。

釣り場のコミュニティに、子どものほうがすんなり溶け込んでいく。
その様子を見ていると、なんとなく、大人として壁を作っている自分が恥ずかしくなることがあった。

楽太君は、いつもその場を楽しんでる。
ただ自然に、素直に、まっすぐに人と関わる。

それに比べて私は、どこか遠慮したり、気を使いすぎたりしていた。

でも、そんな楽太君のおかげで、私も少しずつ常連さんと話すようになった。
「今日は渋いねえ」
「この時間帯なら釣れるかもよ」
そんな何気ない会話が、親子の釣り時間をさらに豊かにしてくれた。

釣り場での人とのつながりは、釣果とは関係なく、 親子の思い出として深く残っている。

季節が変わり、釣れなくなる。それでも興味は底なし

夏に始めて、秋口に本格的に通い始め、冬へ。 季節が変わるにつれ、釣れにくくなるのがはっきりわかった。

初心者だからこそ、その差を強烈に感じた。

でも楽太君のやる気は変わらない。

根魚は日が落ちてすぐに良型がきたりする。
そんな成功体験もあってか、さらにしぶとくなった。
ちょっと暗くなりかけてもまだあきらめずにやる。

今日は何時まで釣りするのか確認するのが私の役割になった。

そこまでして釣れなくても、楽太君はいつも言ってる。

今日も釣り楽しかったね。

だからこそ、私はこう思った。

楽太君と楽しむためには、釣らなければならない。

そこから、あの手この手といろんなことを試し始めた。 仕掛け、餌、時間帯、場所。
悩んでも、次の日か次の週にはすぐ試せる。 だから「初心者の悩みを思い出せない」という裏方記事につながったわけだ。

釣り生活は楽しいだけじゃない。出費との戦いもあった

釣りにハマると、どうしても道具や消耗品の出費が増える。
この頃は、釣り生活になったことで「どうやって費用を抑えるか」も悩んだ。

ほとんどの釣り具は一度そろえて、丁寧に使えば何度も使えるし、交通費も海が近くだったのでそこまで負担じゃなかったのが救い。

毎回かかってくるのはエサと仕掛け。

エサはサビキメインだったので、基本冷凍アミエビ。

何度か釣りするとでその日使う分わかるから最初に使う分だけ切り分けて残りはクーラーボックスに早々に保管して持ち帰り、次回の釣りに使った。

アミエビも集魚剤や米ぬかとかも混ぜてかさましして使ってた。

仕掛けは、最初は使えそうなものは再利用して何とかコストを抑えてた。
調べると、自作するともっと安くできそうなので、仕掛けの自作にも挑戦した。

こっちは、コスパもよくなったけど、自分が作った仕掛けで魚が釣れるっていう新たな喜びもあった。

自作始めたころに作ったサビキ仕掛け

どんどん釣りにはまっていくわけだなー。と思った瞬間。

この経験が、今のブログで「初心者向けの節約術」を書ける理由にもなっている。

まとめ:底なしの興味が、親子の釣りを育てた

楽太君の釣りへの興味は、本当に底なしだった。
だからこそ、親子で怒涛の半年を過ごし、釣行回数は50回を超えた。

楽太君の提案と、私の試行錯誤。
この“親子で考える時間”が、今思えばとても楽しかった。

その経験が、今の「楽・楽釣りガイド」を支えている。
初心者の悩みを書けるのも、家族向けの記事が書けるのも、 あの半年間があったからこそ。

親子で夢中になった時間は、今でも私の忘れられない記憶。

ただ釣りをするだけじゃなく、 「どうしたらもっと楽しくなるか」を一緒に考える。 その時間も含めて親子の成長だと感じてる。

できないなーって思うより、 「どうやったら実現できるか」を考えて試していくこと。

その楽しさを、楽太君の底なしの興味から教わった。


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奏楽。 楽太君と一緒に、「どうすればもっと釣れるかな?」を楽しみながら挑戦しています。 親子の成長を、応援していただけると嬉しいです。