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楽太くんの成長が加速した日々|楽・楽釣りガイドの裏方 10話

釣りを始めたばかりの頃は、何をするにも「お父さん、やって」。

分からないから当然なんだけど、
そんな楽太君が、少しずつ「自分でできること」を増やしていった。

ただ、それは決してスムーズな成長じゃない。

何度も失敗しながら、怖い思いをしないように気をつけながら、少しずつできることが増えていった日々だった。

今回は、その“できた!”の裏側にある、積み重ねの記録をまとめます。

釣り準備の成長:まずは自分の道具を扱えるように

①釣り場に着くと、まず自分のアウトドアチェアを取り出す。

最初は収納袋から取り出すだけでも苦戦していたけれど、何度か繰り返すと迷いなくセットできるようになった。

②自分の竿を「仕掛けが付けられる状態」にする。

振り出しロッドを伸ばし、ガイドに糸を通す。
ロッドを伸ばすのは簡単だったけど、ロッドガイドに糸を通すのが細かい作業だから、最初は糸が途中で外れたり苦労してた。 こっちも、何度も繰り返すうちに、少しずつ形になっていった。

危険な作業は慎重に:水汲みバケツの練習

③水汲みバケツを投げ入れる。

投げ入れるだけかと思うけど、実は注意が必要な作業。 ロープが手や首に絡まると本当に怖いし、引き上げるのは重くて無理なので私の役割。

だから、最初の頃は絶対に一人では投げさせなかった。 「いいよ」と私が合図したら楽太君が投げる。

柵のある釣り場だったから、最初の頃は柵を越えられずに足元に落ちてた。何度か繰り返すとようやく柵を越えて海にポチャン。
本人は満足そうに笑っていた。

役割を持つ嬉しさ:コマセ混ぜ係の誕生

男の子だからなのか、役割を与えると本当に目が輝く。

④コマセ混ぜ係に任命

「コマセと集魚剤を混ぜるの、お願いしていい?」 そう言ったときの楽太君の顔は、忘れられない。

「うん。わかった。」

これまで私がやっていたのを見ていたから、ぎこちない手つきながらも一生懸命。 最初は同じ場所ばかりこねくり返していたけれど、 2回、3回と経験を重ねるうちに、混ぜ方のコツを掴んでいった。

そしてある日、

「コマセ混ぜする?僕の仕事だよね!」

と、誇らしげに言ってくれた。 この瞬間、役割を持つことが子どもの成長を強く後押しするんだと実感した。

釣りの最中の成長:自分でやってみる姿勢の芽生え

コマセをカゴに詰める作業をやってもらおうとしたけど、泥んこ遊びみたいになって、手も汚れまくって、時間もめっちゃかかる。

やれば徐々にできるようになるとは思うけど、まずは簡単にできることを増やして成功体験を得ることで自信を持たせたい。

そう考えてる私は、早かったかなと思い、ここはまだ自分でやることにした。

⑤仕掛けを海へ落とす

コマセをカゴに詰めれば、あとは仕掛けを海へ落とすだけ。
ここは問題なくできる。

合わせて、投げ入れるのも少しずつ教えた。

投げ入れたいときは「お父さん、投げてもいい?」と確認する。
周囲の安全も含めて私も一緒に確認する。
遠くに飛ばしたいときは「お父さん、お願い!」と私に頼む。

⑥根掛かりの初期対応

根掛かりしたときは、まず自分で外せないか試す。
竿を立てて糸を引いてみる。
糸を張って、一気に緩めてみる。
など、ちょっとしたことまでは任せた。


それでもダメなら「お父さん、お願い」。 この“まず自分でやってみる”という姿勢が、釣りの楽しさを広げている。

責任感の成長:釣りは片づけまで

釣りは片づけまでが釣り。 そのことを、少しずつ理解してきた。

⑦自分の椅子を片づける。

⑧周りのゴミを拾う。

竿の仕掛けはお父さんが外す。

⑨竿は自分でしまう

⑩ コマセで汚れた足元の掃除も手伝う。

「ここ汚れてるよ」と気づいてくれることも増えた。

やらせないこともある:釣り針は絶対に任せない

一方で、絶対にやらせないこともある。

それは、釣り針を触るような作業。

エサをつけたり、魚から針を外したり。 返しのついた針は、人に刺さっても簡単には抜けない。 5歳児の細かい作業や力加減では、ケガのリスクが高い。

だから、ここだけは絶対に任せなかった。

楽太君も理解していたのか、

「僕にはできないから、お父さんお願い。」

と、いつも素直に言ってくれた。 できることと、まだできないことの区別がついているのも、立派な成長だと思う。

合言葉は、“自分ができそうなことはやってみよう!”

この一言が、楽太君の成長を後押ししてきた。 できることが増えるたびに、釣りはただの遊びから“自分の世界”へと変わっていく。

釣りは、結果よりも過程が楽しい。 その過程の中で、できることが少しずつ増えていく。 その積み重ねこそが、何よりの宝物だと思う。

これからも、楽太君の「できた!」が増えていく日々を見守るはずだったんだが・・・。

ただ、この合言葉でちょっとしたすれ違いがった。
そこは次の記事で書いていきます。

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奏楽。 楽太君と一緒に、「どうすればもっと釣れるかな?」を楽しみながら挑戦しています。 親子の成長を、応援していただけると嬉しいです。