【水無月探して10万歩】16店舗29種類食べ比べてみた《夏越の祓》
毎年恒例の和菓子「水無月」食べ比べ、今年も敢行しました!
今年は16店舗、味違いも含めると29種類の水無月を堪能。
また、コンセプトとして今年はそれぞれの店舗まで歩いて買いに行くというのをやってみました。
結果、10万歩以上水無月を求めて歩き回ることに…。
昨年は甘さと固さでマッピングしましたが、今年は純粋なレビューに徹しました。
どれもこれも本当に美味しかったのですが、それぞれの水無月が持つ個性が伝わるよう、特徴をイメージできるようお伝えできればと思います。
個人で行う水無月食べ比べとしては最大級と自負しております。
ぜひお楽しみください。
※写真等順次更新していきます。
※順不同敬称略
米満老舗
味:白・黒糖・抹茶
価格:各2個280円
甘さ控えめ。固めで歯切れの良いういろう、ツルツルと舌触りが良い。
小豆には甘みがあるが小豆本来の味が楽しめる。
小豆は舌で押してもつぶれない、しっかり固めの炊き具合。

黒糖は噛み締めるほど黒糖の風味が口に広がる。
黒糖の風味と小豆が合わさることで甘く感じるが、単体だと意外と甘くなくて不思議。
抹茶は特に甘さ控えめで、一噛み毎に抹茶の風味とほのかな苦味がフワッと広がる。対比で抹茶味が最も小豆の甘さを感じる。

まるに抱き柏
味:白・黒糖・ほうじ茶・葛
ぷにぷにでやわらかいういろうは歯切れが良い。
小豆もやわらかく大粒でふっくらと炊かれている。
ういろうは甘さひかえめで、小豆はしっかりと甘いが、全体的な印象は甘さ控えめ。

黒糖は、ういろうの黒糖の風味がふわっとやってくる。白よりはういろうにほんの少し粘りがある。小豆は白より固め。小豆はほぼ甘くないが、黒糖味が移っている。

ほうじ茶はういろうに宇治の利招園さんのほうじ茶を使用し、上の豆は白小豆のかのこ豆だそう。特に甘さ控えめ。豆もほぼ甘くない。ほうじ茶の風味が鼻にぬけ、噛み締めるごとにその風味は強まり、一口ごとに口の中がお茶になっていく。お茶の味が強まるほど一緒に甘さも感じて不思議な感覚。

葛製はぷるぷるでむちっとした弾力もあり、涼やか。中に散った小豆は固めでほぼ甘くない。

二條若狭屋(京都本店)
味:白
価格:518円(税込)
やわらかく、甘さ控えめなういろう。もちっと感というよりもふわっとやわらかくキレが良くぷるぷる。葛っぽさがある。
小豆は大粒でやわらかふっくら。皮がシャキシャキ。上品な甘さ。ういろうの味を引き立たせる絶妙な甘さ加減。
水無月というと、どうしても小豆の味にもっていかれがちなところ、しっかりとういろうの味を楽しめる。

鳴海餅本店
味:白糖・黒糖・抹茶
価格:各216円(税込)
ういろうがかなり固め。グニグニとした弾力があり、生地の味がしっかりする(甘さはういろう≦小豆)。
小豆は大粒でやわらかい。皮が破ける寸前までほっくりと炊かれている。小豆だけで食べるとあまり甘くないのだが、ういろうとともに食べるとじんわり甘い。

黒糖は黒糖の風味が強いが、甘さは少ない。他店の黒糖と比べてかなり甘さ控えめ。黒糖の風味は噛むほどに感じられる。

抹茶は抹茶の風味はやや薄い。その分苦みは少なく、小豆の優しい甘みとバランスが良い。

半兵衛麩
価格:6個1350円
台がお麩。もちもちが段違いにもっちもち。そのもちもちの中に、しっかりコシがある。水無月でなかなかしない表現だが、噛み応えがある。
小豆は固め。甘さは控えめ。皮の食感がシャキシャキと残っている。

幸福堂
味:白・黒糖・抹茶
価格:250円(税込)
ういろうがとてもやわらかい。ふわふわとすら言えるほどのやわらかさ。もちもち感はあまりない。
小豆もやわらかい。かなり甘い。

黒糖もやわらかい。くにゅくにゅとした食感で、白よりはしっかりしている。豆(手亡豆?)は固め。甘みも含めて黒糖は強め。やや甘さに寄っている。

抹茶が最もやわらかい。かなり抹茶。抹茶の苦みが際立ち、うぐいす豆があまり甘くないので、全体的に甘さ控えめに仕上がっている。抹茶の風味が最初にきて、その後うぐいす豆、もう一度最後に抹茶。

紫野源水
価格:540円
めったにない本葛製の水無月。食べる1時間前に冷蔵庫に入れてひんやりといただくのが美味しい。つるっとした後にぺたっとした舌触りがある。甘いけれども控えめ。
小豆は大粒で散っている。固めに炊かれていて甘さも控えめ。皮もシャキッとして、存在感がある。

鼓月
白・抹茶2個税込486円
ういろうは硬め。もちもちでコシがあるが、歯切れは良い。つるつるしているというよりはべたっとした食感。
小豆の甘さは控えめ。やや固め。ほくほくふっくら炊かれている。皮はシャキシャキ。

抹茶はほぼ苦味なし。抹茶風味もやや少ない。小豆が白よりやや甘め。

京都鶴屋鶴寿庵
味:水無月ういろ製・くず製(くず製は要予約)
価格:ういろ製270円
ういろはぷにぷにとやわらかい。もちもちとやわらかさの共存、絶妙なバランスで成り立っている。甘さはほぼなく、生地そのものの味をじっくりと楽しめる。ひやっとするような感覚が
小豆は大粒でホクホクながらしっかりと存在感のある固さ。ほんのりとした甘さが自然で美味しい。
ういろと小豆を合わせても控えめな甘さがとてもちょうどいい。バランスが非常に良く、とても好き。

御菓子司塩芳軒
価格:葛製みなづき+抹茶1500円
柳桜園の新茶とともに
葛製。ぷにぷにとやわらか、しょうがの風味。甘みとともにさわやかにしょうがの風味がふわっと香る。
小豆はやや固め。
茅の輪はすはま、黒糖の干し羊羹。

価格:水無月税込460円
ういろう製。
ぷにぷにぷるぷると柔らかい。生地の味がしっかりする。甘さ控えめ。
小豆は豆が立っている。やや固め。

とらや
味:水無月・白水無月
価格:310円
水無月と抹茶グラッセ1440円(喫茶)
白下糖という黒砂糖を使用した水無月。
固めの羊羹を思わせるもったりとした舌触り。力強い粘り気を感じる。甘さは控えめ。ういろうは砂糖の甘さが控えめながら際立つ。
小豆は粒あんを思わせる。やや柔らかい。品の良い甘さ。
完成した和菓子という佇まい。

白水無月はもったりと粘り気が強い。甘さは控えめで、品の良い甘さ。バランスの良さ。小豆の完成度がとても高い。小豆だけで食べてももっと食べたくなるちょうどよい甘さ、固さ。

京菓子司 俵屋吉富
味:水無月黒白
価格:各378円
やや固め。つるつる食感で歯切れが良い。甘さは控えめ。もちもち感もしっかりある。
小豆は柔らかめで甘め。皮の食感は残っているのでその分形に存在感がある。皮シャキシャキ。

黒糖の風味は強め、黒糖の方がやや柔らかい。白より粘り気がある感じ。

京都祇園あのん
価格:季節のあのん三宝菓1650円
ういろうがぷるぷるもちもちとやわらかい。もちもち。ういろうはほぼ甘くない。弾力と粘り気が強い。
小豆は形がかわるくらいの固めながらホクホク炊かれている、かなり甘い。今年ナンバー1の甘さ。

鍵善良房
味:水無月白・黒糖
価格:各350円
もちもちで粘り気が強い。むちっねちっとした食感。品の良い控えめな甘さ。ういろうにも甘さがある。
小豆は大粒ホクホク。小豆の存在感、形はしっかりしているが、やや柔らかめに炊かれている。

黒糖のふわっと香るさわやかな風味は他にない味。白よりも控えめなほど優しい甘さ。むしろ、小豆が際立つ。

SHUKA
珍しい道明寺製。
ぷちぷちもちもち。甘さは控えめ。意外と柔らかくない。
上にのるのは小豆だけではなく、食感・味ともに豆を楽しむ水無月。全体的に歯ごたえがしっかり残っている。
こんなの初めて!と思える水無月。
水無月を食べてこれほどに豆を感じることがあるだろうか、いやない、さすが!という感想。

和久傳
味:笹水無月
価格:税込378円
冷やしていただくので清涼感抜群。
笹の香りも爽やか。
とろっとつるっとして、もちっと舌に絡みつくのにぷつんと切れる官能的な舌触り。
甘さは控えめ。
小豆はしっかり固め。甘さはほぼない。

いかがでしょうか。
水無月は期間限定なもので、月末には水無月を求めて京都市内中歩き回りました。
また来年もやりたいですね。
