ハードルの高かった歯科受診は、実は身近なものだった【歯と口の健康週間】
こんにちは。RaMです。
2024年冬頃に開催されたnoteの投稿コンテスト企画で受賞をいただいたこともあり、より一層身近な存在となった、歯科受診。
定期的に行くと、口腔内の清潔も保たれ、治療が必要な時も、自分が痛み等の不調に気づく前に発見していただけることもあります。
より早期な治療に繋がることは、治療時にかかる負荷が軽くできる可能性もありますよね。
2025年6月4日から、歯産価値を高める、とあるキャンペーン期間が始まっていることを、ご存知でしょうか?
※「歯産価値(しさんかち)」とは?
口腔環境が健康な状態を財産と捉え、 その状態がもたらす、良いもの・こと・性質を指す。
歯産価値を高めることは「食べる、話す、笑う」といった 人間の基本的な活動を生涯にわたって維持でき、 生活の質向上にも繋げることができる。
とあるキャンペーン。
それは、
歯と口の健康週間(2025/6/4~2025/6/10)です!

厚生労働省、文部科学省、日本歯科医師会、日本学校歯科医会が実施している週間です。
1928年(昭和3年)から1938年(昭和13年)まで日本歯科医師会が、「6(む)4(し)」にちなんで6月4日に「虫歯予防デー」を実施していました。1939年(昭和14年)から1941年(昭和16年)まで「護歯日」、1942年(昭和17年)に「健民ムシ歯予防運動」としていましたが、1943年から1947年までは中止されていました。
しかし、1949年(昭和24年)、これを復活させる形で「口腔衛生週間」が制定されました。
1952年(昭和27年)に「口腔衛生強調運動」、1956年(昭和31年)に再度「口腔衛生週間」に名称を変更し、1958年(昭和33年)から2012年(平成24年)まで「歯の衛生週間」、そして2013年(平成25年)より「歯と口の健康週間」になっています。
かれこれ、100年近く前から、歯や口腔内の健康の大切さを言われていたのですね。
仕事の都合もあって、すぐに受診できないこともありますが、どんなに時期がズレたとしても行くようになりました。
文字にしてしまうと、何でもなく見えることですが、実はこれ、わたしにとってはとても大きな変化なのです。
何を表しているかと言うと、
病院嫌いなわたしが、「歯医者に行かなくて済む理由探し」をしなくなりました。
歯科受診だけは、一時的な治療だけで終えることはなく、継続できているのです。
昨年投稿したnote記事で語った歯科受診時の体験が、わたしの人生において、大きな影響を及ぼしたことに、間違いはありません。
歯科受診へのモチベーションが維持されていること、受診に対してポジティブに受け取ることができるようになったことが、伝わるのではないでしょうか?
さて、現在もなお、絶賛歯科通院中なわたしは、コンテスト受賞を期に、次なる目標ができました。
その目標というのが、
わたしと同様、長らく歯科受診が遠のいていた
夫にも、歯医者に通院してもらいたい!
今回のお話は、妻視点で見る、夫の歯科受診に至るまでの物語です。
夫は、わたしとはちょっと違う理由で行かなくなっていました。
もともと通院していた歯科がありましたが、当時その病院とは違う県に住んでおり、夫は、帰省するタイミングで受診していました。
わたしと同じく、結婚式あたりまでは、定期的に予約を取り、治療をしてました。
今思えば、わたしよりも確実にちゃんと治療していた夫。
なぜ県外まで通っていたのかと言えば、
嘔吐反射(※)がひどいタイプで、それも踏まえて治療してもらえる歯科でなければ、夫は、治療を継続することが極めて難しかったのです。
(※)口内に異物を感じると反射的にえづいてしまう体の作用を『嘔吐反射』といいます。
新型コロナウィルスが出始めた頃、様々なものが自粛をするよう言われていました。
ステイホームを求められていた、あの頃。
夫は、地元の帰省さえままならなくなり、仕事が忙しくなったり、異動で引っ越しをしたり…。
それはまあ、いろいろな理由が都合よく加わっていき、歯科受診の優先順位は、瞬く間に下がっていきました。
詰めものが取れたり、虫歯ができていそう…という予感を訴えながらも、なかなか受診にはつながらなった約5年間。
そんな夫は、わたしが昨年受診をして、なんやかんや歯科受診を継続している様子を見ていました。
平日休みが取りやすいわたしに比べて、仕事の都合で休みが取りにくい夫。
でも、わたしは、自分の行動に加えて、時々お医者さんとのやり取りの共有をしていました。
たとえ歯磨きが下手だったとしても見捨てずに、優しく指導してくれること。
相変わらず、お医者さんは低姿勢で、「頑張っていますね」「来てくれて、ありがとうございます」と毎回伝えてくれること。
嘔吐反射や治療の苦手さを感じている人にとって、歯科受診の継続が、いかにハードルが高いものかを(恐らく)分かってくださった上で、治療してくれる病院(お医者さん)であること。
何よりも、嫌なことはとにかく後回しにするという特性をもつわたしが、時間を見つけては受診の予約を取り、通院している様子を見てくれていました。
ある日。
夫が、わたしにこう言ってきました。
「俺も、あそこの歯医者に行ってみようと思う。」
そうなの。わかった~。いつ行く?
と、あたかも、普通に会話をしながらも、
「キタ、これ・・・!!!」
という驚きと喜びを抱いていました。
この会話が行われたのが、暗い車内での会話で良かったです。表情が素直な夫婦なので、隠しきれないのですが、まだ受診に至っていない、受診しようかなと思ったというタイミングで喜んでいるのは、ちょっと不思議がられるじゃないかなと思ったら、この感情が知られたら、恥ずかしいかも・・・と思ったんですよね。
(と言いつつも、このnoteで世界に公開しているあたり、アンバランスである自覚はあります。)
わたしの後回しグセをよくよく知っている夫なので、「この妻が行けている病院なら、嘔吐反射がひどい自分でも行けるのかも?」と淡い期待を持ってもらえたのかもしれません。
わたしが通っている歯医者さんは、土日も診療してくださる、働く者にとっては、大変ありがたい病院です。
夫は決めたら行動が早いタイプです。
わたしが夜ご飯の準備をしている間に、早速病院のホームページから予約専用サイトに登録をして、週末の空いている時間の予約を押さえていました。
日頃から、フロスを使用したり、歯磨きも熱心にしていた夫ですが、口腔内不調を訴えることが多くありました。
また、どんなに自分で歯磨きを頑張っているとは言え、磨きにくい部分の歯石は、自力では取ることはできません。
そして迎えた、歯科受診当日。
嘔吐反射がひどい夫の不安を物語るかのように、家の外の天気模様は、まさに暴風雨。受診予約の時間が一番ひどく雨が吹き荒れ、家から出たくなくなる程でした。
徒歩圏内にある歯科ですが、夫を病院まで送り届け、受診終わりの連絡を待ちます。
病院を斡旋したわけではないと思いながらも、わたし自身の受診経験を小出しに伝え続けていた中で、受診を決めてもらったようなものなので、夫がどのような印象を持ち、帰ってくるのか、ドキドキしていました。
「診察を終えて、会計待ちしている」という連絡をもらい、急いで家を出て、病院前へ車を走らせます。
車に乗り込んできた夫の表情から、スッキリした様子が感じられたので、さほど悪い印象は持たなかったのかなと思い、少し安堵しながらも、まだ話は聞けず。
夫が「運転を代わる」と言い、運転席と助手席を交換したところで、「どうだった?」と尋ねると、少しの間が空きました。
やっぱりよくなかったのかな・・・?と思いながら、返事を待っていると、夫がにこやかな表情で口を開きました。
「ツルツルの歯って、気持ちがいいねえ!」と。
それから、よくよく話を聞いていくと、
嘔吐反射はあり、何度も途中で休憩を挟んでもらったこと。
虫歯が5本程あり、その治療のために10回くらい通院しないといけないこと。
丁寧にクリーニングをしてもらえてよかったこと。
総合的に見て、良い印象だったということが伝わってきました。
過去に夫が通っていた歯医者は、彼の地元にあった病院で、彼の嘔吐反射がひどいという状態でも対応してくれていたところでした。
コロナ禍があけて、帰省もできるようになりました。そして、彼の転勤先となったこともあり、地元に戻ってきた形です。
疎遠になってから、再受診するという選択肢がある中で、ネックとなったのは、今の住まいからその歯医者まで通いづらいということでした。
誤解を恐れずに言うと、ただでさえ、「歯科受診=苦行」と感じている者にとって、まず、歯医者を受診しようと思う気持ちになるまでのハードルが高いです。
加えて、通院にかかる距離が遠ければ遠いほど、後回しにしてしまう確率は高くなっていきます。
一方で、わたしが通い始めた歯医者は、徒歩圏内、かつ毎日のように車で通る道の途中にあります。目にする頻度が高いため、後回しにしてしまうことも少なくなりました。
通いやすさという条件だけでは、通院継続のモチベーションにはなりません。
良かったと感じる体験 × ハードルを下げる工夫 = 継続のコツ
結局のところ、自分の気持ちや価値観が、行動に大きく影響してくる気がします。
期日があるものについては、半ば強制的に行うことが出来ます。
でも、それは、期日という縛りがなければ、行動に移すきっかけが持てず、継続できなくなる可能性もあります。
さらに言えば、「期日」というきっかけで起こした行動から得られる経験や学びは、自分の身になるスピードや濃度、効果も下がる気がするのです。
わたしの歯科受診に至ったエピソードにおいては、
①期日から、半ば強制的に受診に至った
②ご縁に恵まれた歯科が、とても親身に治療をしてくれた
③日常の中で「食」という時間が、幸福をもたらしてくれる機会だと実感できるようになった
④「食」を思う存分楽しむためにも、日常を穏やかに過ごすためにも、歯と口の健康維持が大切だと実感した
という実体験が、たとえ間を置いてしまって、行くことが億劫になったとしても、もう一度受診しようというモチベーションを維持してくれています。
夫の歯科受診を終えて数時間後、買い物などを済ませて帰宅しました。
自宅に入った後、夫がつぶやいた言葉は、わたし自身もとても共感する者で、1週間以上経った今でも、忘れられません。
「あの病院なら、行ってもいいかも」
病院に行きたい!と積極的に思える方は、そう多くはないのかもしれません。
そして、大人になってからの病院受診は、誰かに管理されているわけではないですし、強制されるようなことでもありません。
それでも、「また行っても良いかな」と思える病院との出逢いは、貴重なものですし、そのように思える病院が近くにあることは、幸せなことだと感じています。
わたしは、割と年間予定が決まっている仕事をしているので、受診のスケジュールは組みやすい方なのですが、夫はそこそこ忙しく、平日休みを取ることは難しかったりします。
今回、最初の目標は、あまり難なくクリアすることが出来ました。
次なる目標は、
夫の気分が変わらないうちに、虫歯治療の予約を押さえてもらうこと。
早期発見、早期治療。
今回のお話は、これに尽きます。
夫婦共通の趣味である「食」を楽しむことが出来るのも、歯と口の健康維持がなされてこそであることに、ようやく気付くことができました。
もし悪いところがあったとしたら、悪くなりすぎる前に治療できるように。
悪いところが特になかったとしても、「歯と口が健康であること」を確認して、より安心して生活できるように。
歯と口の健康週間は、2025/6/4から2025/6/10までの1週間ですが、わたしたちが暮らす中で、自分の身体とのお付き合いは、期間問わず一生涯続いていきます。
身体の大きさから見ると、1本の歯は、とても小さなものだけれど。
毎日働いてくれる自分の身体の一部であり、共同体だからこそ、動けなくなった時に感じる不便さは、大きいものです。
毎日の歯みがき。定期的な歯科受診。食事を楽しむ時間。
これらは、どれも、自分の身体にとって、大切なセルフケアに繋がります。
「歯と口の健康」を意識した生活は、わたしたちの生活をも豊かにしてくれるもの。
あなたも一緒に、いかがですか?
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