現状維持【3】
止まりそうになったら、こうすればいい、明日からできる3つの工夫
自分だけは動いていたいと思っても、まわりの空気が止まっていたら、どうしても引っ張られます。
無理に逆らおうとしても疲れてしまうし、結局はまた足が止まってしまいます。
だから大切なのは、戦うことでも、誰かを変えることでもありません。
「止まらずにいられる仕組み」を、自分の中に静かにつくっておくことです。
派手じゃなくていい。小さくていい。
でも、それがあるだけで、自分のペースを守れるようになります。
以下に紹介するのは、私自身が感じて行動してきた3つのやり方です。
どれかひとつでも、今日から始められるはずです。
「見るもの」を変えてみる
人は、意識よりも「視界」に引っ張られます。
たとえば、YouTubeで上場企業の社長のインタビューを見てみる。あるいは、起業家が自分の考えを語っている動画でも構いません。
身近な世界とは少し離れた話だからこそ、その人の「考え方」がくっきりと浮き彫りになります。
見るだけで十分です。
「自分だったらどう考えるだろう?」「なぜこの人はこう思うのだろう?」と、少し照らし合わせてみてください。
そうすると、今いる場所の“当たり前”が相対化されます。
この“ズレ”があるだけで、現状維持の空気に飲まれすぎずに済むのです。
「自分だけのルール」をひとつ持つ
誰かに言う必要もありませんし、誰にも知られなくて構いません。
でも、「これは自分のためにやっている」と思える習慣を、毎日の中にそっと仕込んでおくことが大切です。
たとえば、
10分早く職場に着いて、静かな時間を確保する
昼休みにスマホではなく、本や電子書籍を読む時間を10分だけ設ける
今日の仕事でひとつだけ、昨日より工夫するポイントを決めてみる
本当に小さなことで構いません。
それが、自分の中の「芯」となってくれます。
周囲の誰かが止まっていても、自分だけは止まらない──その感覚を忘れないために、「自分だけの小さなルール」は有効なのです。
「1人で完結できる“外の空気”」を取り込む
環境をガラッと変えるのは、たしかに簡単ではありません。
けれど、「少し外の空気を吸う」くらいなら、今日からでも始められます。
たとえば、
帰り道に、いつもと違うルートを歩いてみる
週末に、別の業界のイベントに参加してみる
自分のことを誰も知らないような、コミュニティや読書会に1日だけ加わってみる
新しい価値観や、違うリズムで生きている人と接することで、今いる場所の「止まっている感覚」がくっきりと見えてきます。
それだけで、自分の選択肢が広がっていくはずです。
自分の中に“別の空気”が入り込むと、意識せずとも自然と動き出したくなるものです。
おわりに
止まりたくて止まってる人なんて、きっといないと思います。
でも、空気が止まっていると、気づかないうちに動かなくなります。
それが、現状維持の怖さです。
だから、変わらなくていい。無理もしなくていい。
ただ、「ほんの少しだけ“ズレ”をつくるだけ」
視界をズラす。行動をズラす。空気をズラす。
止まらない自分をつくるきっかけは「たったひとつの行動」から始まります。
これで三回の連載は終了です。よろしければ皆様の感想を聞かせてください。
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