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旅日記:「感動!」優しさこぼれ落ちる島で出会った奇跡!素晴らしい日本の話。(始動編)

旅の始まり


皆さんは、GWをどのようにお過ごしでしょうか?
仕事より気合いを入れて忙しさに拍車をかけている方もいるかもしれませんね。

私は、人混みが大の苦手です…。
水族館やデパート、室内テーマパークなど…息苦しくなってしまいます。
なので、専ら、人とは逆の考え方で何処が空いて居るかを考えます。
今回は離島!家島へ旅立った話です。

歴史と温もりを備える島


家島諸島は何県にあるかご存じですか?

…答えは兵庫県姫路市です。
姫路港からわずか高速船で30分のアクセスの良い島です。

私はこの島が大好きです。
独身のときに、既に2回行っています。

思い出は、初めて行ったときの、家島諸島にある坊勢島に行った話です。

テントを担いで、島を一周廻っていました。
そこに笑顔はち切れんばかりのバイクのおじいさんが急にやって来て、
「どこから来たんや。」→「大阪です(当時)」
「疲れたやろ、ウチでご飯食べて行ってや」→「(???なにが起こった!!?)…あっ…はい。」
そして、バイクの後ろに半ば強制的に乗せられて自宅へ連行されました。

そこでは、優しい奥さんがいて、私に言うのです。
「あの人はね、最近物忘れ出てきてね。認知症っていうんですかね?無理を言うかもしれんけど、許してあげてね。」と言われて、手作りのヨモギ餅を出してくれました。
…数々の旅をしてきましたが、こんなに苦しくて、優しい感情は初めてでした。

奇しくも、私は社会福祉士です。ただ、結局、本当に病気を治せる訳ではなく、こんなに、優しい感情に触れることは、専門職としての存在とは何なのか悔しさが募りました。

おじいさんは、とびきりの笑顔で港まで送ってくれました。
それ以来、家島諸島は大切な場所となりました。

今回、子供と何処に出かけようか悩んだんですが、自転車(5歳)とキックバイク(2歳)を連れて、大人は歩き、家島十景(家島の名勝)を気軽に散歩して、GWの混雑時期だからこそ、ゆっくりと癒されたいと思いました。

家島の観光資源は、「人」だ!


この島は、歴史と伝統が息づいています。
しかし、一番の観光資源は何かと聞かれたら、私は「人」だと答えます。

こんなに温もりに溢れた島があったでしょうか?
今回1日歩いただけで、10人くらいには話しかけられました。
「どっから来たん?」「子供さん自転車上手やね。」「何歳なの?」「遠くからありがとね」
自然に挨拶が行き交う素敵な島。

妻とこの島の人たちは、何であんなに親切にできるのだろうと、顔を見合わせていました。

家島観光


困っていたら当たり前に助け合える。笑っていたら皆で笑い合える島。

私は、やはりこの島が改めて大好きだと思いました。
いつも、忙しさで当たり前に喧嘩する妻とさえ、笑顔が零れる島です。

そして、今回、事件がおこり、そして、またしても、この島は奇跡を呼びます。
それは、後ほどの話です。

家島の行程 『家島十景』

そもそも、家島に特別な観光資源はありません。
素晴らしい景色と綺麗な海が広がる、漁師町です。
有名なのは、サバを刺身で食べられるということです。
そして、平安時代に特別な格式を与えられている式内名神大社 家島神社が鎮座しています。

あとは、景色を眺めながら、些細な幸せに自分が気づけるかが楽しみを分ける町だと言えます。
景色、空気、花、人、道。全てに愛情を感じられれば、忘れられない島になるでしょう。


満開のツツジ

その象徴的な旅が、家島十景です。
・間浦古郭
・天満霊樹
・監観眺望
・白髭霊祠
・宮浦夜泊
・赤坂清水・櫻谷雪渓
・観音崎月

家島本島には7つの景勝地が選ばれています。
今回は、観音崎月を覗く6箇所を子供達と廻ってきました。

準備

5月2日
なかなかどこに行くか直前まで決められずにいたので、準備も進んでいませんでした。
仕事から帰ってきて、家島キャンプを決めたのですが、子供達が居るので失敗はできません。若干の緊張をしながら荷造りを始めました。

準備ができたのは、21時。そこから21時半に出発できました。
車の運転は眠くて何度も休んで仮眠を繰り返し、姫路のラ・ムーへ到着したのは、朝4時でした。

いざ島へ

ラ・ムーで物資を調達し、食料に困らない状態を作ります。
そして、姫路港へむかい、1日500円で駐車します。
そこから少し歩いて、姫路港で切符をかうのですが、自転車は2台までしか乗せられないとのこと…。
急いで、乗船口へ並びました。

自転車を運ぶ

船に乗れるので子供達もテンション高く、順調な滑り出しでした。
天気は快晴!
そして、9時台の船で30分の船旅へ出航。
真浦港に到着したのです。

真浦港~どんがめっさん~間浦古郭


到着した港は、程よく人がいて、混雑した雰囲気はなく、そこには、間違いなく島時間がありました。

私は「帰ってきたな」と思い、島ならではの傾斜地に家を建て、密集させたことで出来る鄙びた路地裏、港の美しさ、町の素朴さに溶け込んで行きました。

路地裏

港から裏手に進むと、「どんがめっさん」という、亀の形をした巨石があります。
昔、カメが主人の帰りを待っていると石になってしまったのだとか。   

どんがめっさん

そこから、城跡に立てられた祠がある間浦古郭へいくのですが、なかなかの傾斜階段です。
重いバックを抱え、息を切らしながら登ります。
当然、子供達も自分の足で登りきります。
登り切ったところ…そこには、真浦港を一望でき、船の往来が見える絶景が待っていました。

真浦港を見下ろす

一歩一歩歩くたびに、過去と交信し、今の自分を感じられます。
生きていると実感できます。
絶景がそこにあり、そして何もない。
何もないことが、全てあると言うことだと気付いていくのです。

そして、旅は幕をあけました。

※長くなるので後半へ続く。

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