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デザイン完全未経験だった私がデザイナーとして海外ノマドワーカーになった話

はじめに

こんにちは!
現在私は、海外から日本にあるWeb制作会社で働きつつ、『暮らすように旅をする』をテーマに夫婦で世界各地を周りながら暮らしています。

いわゆる海外ノマドワーカーですが、半年前(26年1月)まではデザインの実務経験ゼロ、無職のデザイン完全未経験者でした。
そんな私がWeb制作会社からオファーをいただき、働きながら海外で暮らす生活を実現するまでにやってきたことを振り返っていきたいと思います。

未経験からデザイナーを目指したい方や海外ノマドワークに興味がある方など、この経験が少しでも誰かの役に立てれば嬉しいです。


今の暮らし

現在(26年8月)は、Web制作会社で日本時間10:00〜15:00(現地時間夜から深夜)の5時間、時短勤務をしています。

Webディレクターのアシスタントとして、デザイン業務の他、構成の検討、ワイヤーフレームの作成、リサーチなど元々興味のあった領域のお仕事をいただきながら働いています。

滞在国によっても異なりますが、日中は観光をしたり、ご依頼いただいている他案件の対応を進めたりして、夜にはメインの仕事をするというルーティーンで過ごしています。

屋台でランチをしたり、現地の方が集うマーケットで買い物をしたり、スーパーで食材を調達して自炊をしたり、現地での暮らしを存分に楽しんでいます。

アボカド屋さんで購入したでかアボカド

自分が思い描いていた「暮らすように旅をする」生活を少しずつ形にできたのは、振り返ると、大きく2つの行動をしたからだと思っています。


  1. 環境を変えること

  2. 適切な環境に身を置くこと


具体的にどんなことをしたのか、デザイナーになりたいと思ったきっかけから振り返ってみようと思います。

これまでの経歴ときっかけ

簡単な経歴とプチ移住暮らしの経緯

・2020年4月 人材会社に新卒入社 営業部門に配属
・2023年4月 同社IT部門へ社内異動
・2025年7月 同社退職
・2025年9月〜2026年1月 海外プチ移住暮らし①
・2025年12月〜デザイン学習をスタート(独学)
・2026年1月〜7月 マズロー安達さんへ弟子入り(弟子企画へ参加
・2026年4月〜現在 海外プチ移住暮らし②(世界一周中)

私は2025年7月に新卒から丸5年お世話になった会社を退職し、その後、夫婦で海外プチ移住暮らしをスタートさせました。

少し遡りますが、海外に住みたいと意識し始めたのは新卒3年目のことでした。当時営業職だった私は、この先営業を続けていく未来が見えず、かといってやりたいことがあるわけでもなく、ただ「辞めたい」としか言えない自分にモヤモヤしていました。

そんな中で自己分析をしたり、モチベーショングラフを書いて好きなことや、逆にやりたくないことの洗い出しをしたり、友達に話を聞いてもらったり、、、
どう生きていきたいかを模索するうちに、なんとなく「大切にしたいこと」や「やってみたいこと」が見えてきました。

・心穏やかに暮らすこと
・20代のうちに海外プチ移住暮らしをすること

特に2つ目を考えたとき、「場所を選ばずに働けるスキルがほしい」と思うようになり、Webデザイナーという仕事に興味を持ちました。

とはいえ、すぐに目指したわけではなく、デザイン本を買ったりオンラインで勉強を始めてみたものの長くは続かず…(追い込まれないとなかなか行動に移せないタイプです・・・)ちょうどその頃、希望していたIT部門への社内異動が決まったこともあり、デザインからは遠ざかっていきました。

今思うと、やってみたいことで興味はあったものの、デザイナーになるという選択や海外暮らしが当時の自分の暮らしとかけ離れていて、全くリアリティを持てていなかったのだと思います。

転機

私にとっては、この社内異動の経験が今の暮らしの決断にもつながる転機になりました。
週5日の外回りから週3日リモートOKの内勤へと働き方がガラッと変わり、環境が違いすぎて転職したかと思うほど、これまでと異なる世界を経験しました。

異動後は、IT関連の資格を取得したり、仕事を通じてエンジニアやデザイナーの方と関わる機会もあり、スキルがあれば考えていた海外暮らしも現実にできるのでは?と、「やっぱり20代のうちに海外暮らしをしてみたい、好きなときに好きな場所に行けるようになりたい」という気持ちが強くなっていきました。また、仕事の中で異動前はリアリティを持てていなかったデザインに触れる機会もあり、少し身近になったことで、面白さを感じるようになりデザインへの興味も再熱していました。

ちょうどその頃、当時の彼(今の夫)が世界一周一人旅をしていたこともあり、毎日いきいきとその日暮らしの旅を楽しむ姿を見て、自分自身の今後についても改めて考えるようになりました。

ここからは、具体的に行ったことを記載していきます。


今の暮らしに至るまでに行ったこと

その① 会社を辞めた

今の暮らしに至るまでに最初にしたことは、「会社を辞める」ことでした。

次の仕事の目処も、何をするかも、本当に何も決まっていないまま「海外に行きます」と伝えて、退職しました(笑)

具体的なことは何も決めていなかったので、当時の部長には「自分の娘だったら絶対に止める」と言われましたが、私自身は不思議と不安はそこまでなく、自分の決断にワクワクしていました。

(何も決まっていない=何でもやりたいことを選べる!と、退職ハイになっていたかもしれません😅)

振り返ると、人生のターニングポイントではいつも『環境を変えること』を選んできた気がします。

今回は、退職という形で環境を変える決断をしましたが、この決断で強く感じたのは、「何も決まっていなくてもいい」ということ。
元々やりたいことがなく悩んだ時期もありましたが、何か現状を変えたい気持ちがあるのであれば、まずは環境を変える決断をすることが大切なのかもなあと今は感じています。
もしかするとこれが一番ハードルが高いかもしれません。。

*何も決まっていなくてもいいとは書きましたが、事前にしっかり準備をした上で、次のステップに進むことも大事だと思うので(私も本来ならそうありたかった)、一例としてみていただけたら嬉しいです。

営業時代に走り回った思い出の東京タワー周辺(最終出勤日に撮った1枚)


その② マズロー安達さんに弟子入り

26年1月〜7月の期間、マズロー安達さんに弟子入りしデザインについてのコーチングを受けていました。

プチ移住暮らしが3ヶ月目に入る頃、26年4月から夫婦で世界一周しようと決めました。(夫のワールドカップを現地観戦したい!という一言から、結果的に世界一周をすることになった)

その頃の私はデザイナーではなく、友達に紹介してもらった事務の仕事と少ない貯金で食いつなぐ生活をしていたので、世界一周に向け、いよいよ本格的に仕事を見つけなきゃ、、、という状況になりました。

真っ先にやってみたいと思ったのが、やはりデザイナーの仕事でした。
元々興味があったこと、ノマド生活と相性が良さそうということもあり、
デザイナーになると決め、どうやったらなれるのかを調べ始めました。

独学やスクールも検討しましたが、数ヶ月後には世界一周が控えているという無謀で追い込まれた状況・・・。
とにかく早く実践で経験を積みたく、その軸でリサーチを始めました。

Xで「未経験 デザイナー」と検索しヒットしたのが、
マズロー安達さんが主催する未経験からデザイナーになった方の経験談が聞けるセミナーでした。

「これ、まさに今知りたかったことだ!!!しかも開催は明日!」というGoodなタイミングもあり、参加を決めました。

ここで安達さんが提供しているデザイナー育成コーチングプログラムである『弟子企画』の存在を知りました。

▼安達さんのご紹介はこちら▼
安達さんはデザイン制作会社を経営されており、フォロワーが8万人以上もいるXでは『日本一分かりやすい図解』を発信されています✨


セミナーで未経験から自分が目指す働き方を実現された方々のお話を伺い、希望を持てたのと同時に、弟子企画にぜひ参加したい!と思ったものの、
ほぼフリーターの私には弟子企画の参加費は大金で、
貯金が全部なくなる勢い(泣)、、、だったので、参加は本当にとっっっても悩みました。

ただ、安達さんとの面談で1年はかかる成長が4ヶ月で経験できるという言葉とそれを裏付けるような他のお弟子さんの実績やサポート体制もあり、
自分も覚悟を決めればやれるかもしれない・・・!という思いで、悩んだ末に弟子入りを決めました。
(成果が出なかった場合は、全額返金制度があることも安心材料でした◎)

<補足>
*現在私が参加したコースは5ヶ月間のプログラムになっています。
*全額返金制度は規定があります。

弟子期間でやったこと

弟子期間でやったことは2つです。


  1. ポートフォリオを作ること

  2. それを使って営業をすること


その③ ポートフォリオの制作

実績も何もない私は、まずポートフォリオに載せる作品づくりからスタート。興味のある分野や経験業界・これからやってみたい領域から、4作品(UI・Webサイト、LP、バナー)の題材を選びました。
方向性については、安達さんと相談しながら決めていけるので何もわからなくても安心して進めることができました。

ポートフォリオ制作については、他のお弟子さんのnoteがとても参考になります!👇

私が制作にあたり意識したことは、
完成した作品だけでなく制作過程や意図を丁寧に載せること。
自主制作は既存サービスのリデザインがメインだったので、どういう意図でリデザインしたかの他に、「このリデザインによってどんな効果が得られるか」というビジネスインパクトまで想定した試算内容を反映しました。

面接でもこの思考過程やインパクト試算に触れてもらえることが多く、
「ここまでやってる人は少ない」と良い反応をもらえたので、やって良かったです。

ポートフォリオに載せたビジネスインパクト試算(仮案)

マーケティングなどの専門的な知識もゼロでしたが、用語や考え方を調べながらやっていったので、勉強にもなりました。

作品のデザインに関するフィードバック以外にポートフォリオに盛り込んだ方が良い視点(デザイナーとして持っておいた方が良い視点も)や今後の方向性についてのアドバイスなどを日々の定例等で教えてもらえるので、デザイン未経験の私にとっては、とても有意義な期間でした。

今回私は、実践で経験を積むことを優先し、現役デザイナーの方から実務を見据えたフィードバックをもらえる環境を選びましたが、やはり人は置かれた環境によって成長スピードや得られる成果が大きく変わるのだと、
環境選びの重要性を強く実感しました。 この選択は、今の暮らしの実現にも繋がっています。

(余談)
ポートフォリオ制作期間は、プチ移住から帰国して祖母宅に居候していたのですが、出かけることもなく仕事もしていない孫が朝から晩までPCに向かう姿に、祖母は「何をそんなにやってるの?」と毎回不思議そうに聞いてくるくらい、ポートフォリオ漬けの3ヶ月を過ごしました。

作成したポートフォリオ(一部抜粋して公開しています)

その④ 営業活動

ポートフォリオが完成したら、いよいよ営業です。
私は以下の条件で探し始めました。

<条件>
・海外からの勤務OK(必須)
・フルリモートOK(必須)
・中長期的に続けられる仕事(=安定収入につながる仕事)
・デザイナーの方がいる環境(できれば)

単発案件より中途採用も視野に入れていたので、Wantedlyを中心にとにかく応募しまくる生活がスタートしました。
Wantedlyはカルチャーフィットを大切にする企業様が多く、採用条件を完全に満たしていなくてもカジュアル面談に進めることが多かった気がします。

書類提出、面接対策、面接…と少しずつ小さな成果は出るものの、オファーにはなかなか結びつかず。
当初はデザイナー志望でしたが、安達さんから「経歴的にディレクター職も向いているのでは」とアドバイスをもらい、ディレクター職も含めての応募にシフトしていきました。

自身のことは客観的に分析できないこともあると思うので、
都度状況の相談ができ、軌道修正することができたのは弟子入りして良かったと感じることの1つです。

結果的には、営業開始から1ヶ月と少しで、現在の企業様からトライアルのオファーをいただくことができました。


営業活動で大切だと感じたことは3つあります。

① とにかく数を応募する
まずは色々なチャンスに繋がるよう軸になる媒体を中心に、様々な媒体・方法で応募しまくりました。

使用した媒体
Wantedly、複業クラウド、Green、yenta、indeed、求人ボックス、
YOUTRUST、X 、ランサーズ など

少し気が引けますが、条件を完全に満たしていなくても、気になったものはとにかく応募応募応募を繰り返していきました。
(毎日の営業アクション数を決め、最終的には400件以上応募していました)

隙間時間などでも効率よく応募するために、事前にプロフィール欄を埋めておくこともおすすめしたいです。

営業をしていた際の営業アクション記録(400件応募し、返信率は27%ほどでした)

② 志望動機を自分の言葉で言えるようにする
私は面接時に志望動機が自分の言葉でうまく言えず、「AIが考えました?」と聞かれてしまったことがありました😅

よく聞かれる質問はストックして、答えられるように準備。
私は面接に苦手意識があったので、面接前は声に出して練習したりして臨むようにしていました。準備を通して改めて自己分析をしながら自分の言葉にしていくことが大事だったなと感じます。
うまく言えなかった回答は「何て言えばよかったか」を振り返ることが次に繋げるために効果的だったと思います。(とにかく準備が大事すぎる、、、、)

③ ポートフォリオを説明できるようにしておく
ポートフォリオについては、採用担当者は事前に見ていないことが多い印象でした。最初は見せるタイミングが分からず時間をかけて作ったポートフォリオを確認いただく機会を逃していましたが、自己紹介をする際に自分から見せにいくことが大事だとアドバイスをもらい、実践していきました。

弟子期間を通じて思うこと

私は、弟子入りして心から良かったと思っているのですが、
安達さんのフィードバックをもとに修正を繰り返すポートフォリオ制作の日々は想像以上に大変で、何度か徹夜もしたり、本当に終わりが来るのか?と泣きそうになりましたが、やり切った達成感はとても大きく、この3ヶ月間は今までにないくらい自分とも向き合い充実した時間を過ごすことができたと感じています。

何度も作り直して心が折れかけそうになったLP作品


追い込まれないとなかなか行動に移せない私にとっては、
毎日の日報提出や、定例面談までに必ず成果を持っていく『やらざるを得ない半強制力のある環境』に身を置いたこと、とにかく言われたことをやり続けたことが今回の成果につながったと思います。

アイスランドから日報提出をしたりもしました☀️

ここは反省・・・

当初は「2ヶ月で制作、後半2ヶ月で営業」の目標でしたが、ポートフォリオの制作に3ヶ月かかってしまいました。
毎週の定例にアウトプットを持っていくことに必死で、目標を振り返る時間を全く取っていなかったため、目標が形骸化してしまっていました。時間は有限なので、定期的に目標や現状を振り返り軌道修正する必要があったなと感じており、この点は反省点でした。

ただ、かなり短期間で作成するという目標を立てていたので、やはり未経験の状態からでは時間がかかるという印象でしたが、一人ではここまで作り込めなかったのともっと時間がかかっていたであろうことを思うと、かなり最短で作成することが出来たとも感じています。

自由な働き方をしてみて感じたこと

こうして理想だった働きながら海外で暮らす生活が始まったのですが、実際に旅をしながら働いてみて感じたのは、理想の暮らしと自由な働き方の両立は想像以上に大変だということです。

<特に大変なこと>
・仕事のオンオフをつけること(時間管理をすること)
・時差
・移動生活

時短勤務なので、退勤後のタスクの進捗が気になったり、まだ慣れない分、空き時間に準備や調べ物をしたり。オフでも仕事のことを考える時間が増えました。未経験から受け入れてもらえた分、きちんと成果を出したい気持ちも強いので、最初のうちは負荷がかかることは想定していたものの、メリハリをつけて働くことは会社員時代より意識しないと難しいなと感じます。

時差や移動に関しても、大変だと想像はしていたものの実際にやってみると効率が落ちたり、ネット環境など気をつかう場面も多く、理想の暮らしとの両立は難しさもあるなと感じます。


それでもやっぱり、環境を変える決断をしたことで、今の暮らしが実現できたことは心から良かったと思っています。

一歩外に出れば異国の景色があり、その土地の人の暮らしを垣間見たり、日本では起きないことが当たり前に起きたり、
日常の中の非日常にワクワクできることがとても楽しく、何より自分の意思でやりたいことをやれているという実感が、そのまま充実感につながっていると感じます。

W杯も無事現地観戦できました!大感動大興奮でした😮‍💨

おわりに

まとまりのない文章になってしまいましたが、ここまで読んでくださりありがとうございます!

  1. 環境を変えること

  2. 適切な環境に身を置くこと

私の場合は、この2つを行動に移した結果、今があると感じています!

特に弟子入りをした直近の半年間は、自分の理想の暮らしを実現するためにはなくてはならない濃い期間だったと実感しています。

あまり何かを成し遂げた経験がなかった私でもやらざるを得ない環境に身を置いたからこそ、やり切ることができたと思います。
やり切った後の経験は自信にも繋がりました。

これまでの経験を決して無駄にせず、今は土台にやっと立てた状態なので、この先もステップアップし、自分の力を貢献していけるよう少しずつ経験を重ねていけたらと思います。

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