AIブームの陰で見過ごされた高配当IT株【クレオ】〜羊社長の保有銘柄を一本釣り#3🎣
はっきり申し上げます!
今回はちょっとだけ自信ありです!
🎣今日の一本釣り銘柄:クレオ(9698)
過去10年の株価推移:
まずは、視覚的に割安株のありのままの現状をご覧ください。
過去の高値が2019年初頭と、とてつもない停滞感に苦しんでいます。
株価:1246円(2026年7月27日終値)

2019年当時は今よりも高い成長期待が織り込まれていたと推測できます。
💡羊の投資理由(なぜ今、この銘柄なのか?)
一時市場を賑わせた「SaaSの死」(AIの普及によって従来型SaaS企業は成長できなくなる)という煽り文句に押され、現在でもソフトウェア / SaaS / SIer(システムインテグレーター)業界の関連株が、過度な悲観による売りに見舞われていると感じております。
市場が「AIブーム」や生成AI関連の華やかなハイテクテーマ株に沸き立つ裏側で、生成AIを支える基盤でありながら「地味でテーマ性がない」という理由だけで優良企業が見向きもされないのは、いささか理解し難い現象でございます。
クレオはまさに分かりやすい一例でしょう。
第一に、株価の低迷と異なり、業績の成長カーブは地味ながらも堅調です。

そしてザッと経営状況や財務諸表を確認してみても、大きな懸念点は見当たりませんでした(あくまで現時点では)。
どんな景気でも揺らがない高い利益水準(ROE10%前後)
自己資本比率73%超・無借金という盤石な財務健全性
連続増配を続ける手厚い配当方針
自社ソフトの月額サービス(サブスク)化による高利益率な将来性
「手堅いビジネスでコツコツ成長しながらも人気がいまいちの高配当割安株……」
そんな日陰に追いやられている優良企業にグッときてしまうワタクシとしては、即座にアンテナが向いたという感じでしょうか。
「一極集中型の市場によって生まれた絶好の放置株」だと考え、投資に至りました。
💹株価指標(※2026/7/27終値での算出):
PER: 11.7倍
PBR: 1.24倍
配当利回り: 4.49%(※高利回り)
今期予想ROE: 10.59%
自己資本比率: 73.4%
有利子負債: −(無借金経営)
✅️主な事業:
一言でいうと:
「企業の裏側を支えるITのシステムをつくり、維持管理まで丸ごと面倒をみる仕事」です。
具体的には、会社で働く人の給与計算、社員の管理、お金の流れを記録する会計など、どんな会社にも絶対に欠かせない「事務作業の仕組み(ZeeMという自社ソフト)」を作って販売しています。
さらに、官公庁や大手顧客向けに「自社専用システム」の個別開発を行ったり、そのシステムが毎日トラブルなく動くように見守るサポート業務も行っています。
✅️企業の強み:
一言でいうと:
一度契約したら解約されにくい「定期購入(サブスク)」のような安定収入と、借金のない頑丈な金庫を持っていることです。
顧客が給与や会計のシステムを一度導入すると、業務フローが変わるのを避けるため、他のシステムへ乗り換えるのはとても大変です。そのため、クレオは導入後の「月々の点検料・サポート料」という安定した収入(ストック収入)が毎月手堅く入ってくる仕組みを完成させています。
さらに、「実質無借金」で「会社の財務の安全性が非常に高い(自己資本比率70%超)」という特徴もあります。財務リスクが非常に低く、蓄えもしっかりある強固な金庫を持っているからこそ、景気が悪くなってもびくともしない安定性を備えています。
✅️配当方針:
基本方針として「連結配当性向 40%以上」を掲げています。業績の拡大に連動した株主還元を重視しており、実際に9期連続増配を達成するなど継続的な増配傾向にあります。

📒株価の低迷の分析:(羊の推測)
「エンジニアの給与アップ」や「市場での目立たなさ」が原因で、本来の実力より安く放置されていると思われます。
ITエンジニアの争奪戦によるコスト高:
IT人材不足のため、エンジニアの給与や外注費用が値上がりし、案件の需要は旺盛なものの、人件費がかさんで一時的に利益の伸びが鈍く見えてしまったこと。「地味で目立たない」ことによるバリュエーション放置:
東証スタンダード市場に所属しており、華やかなAIベンチャーのような派手な話題性がないこと。顧客のIT投資のタイミングによる一時的なブレ:
大手顧客や官公庁の「DX投資には変動サイクル」があるため、時期によっては一時的に売上の伸びが鈍化する傾向があります。AI台頭によるIT関連企業に対する成長期待の剥落
冒頭で述べた通り、「SaaSの死」という言説がIT業界全体に波及し、市場の過度な悲観論に晒されたこと。
🔭将来性は?
「AIがすべてを代替する」という考えはいささか早計。同社のような“ITの黒子”は今後も不可欠!
世間ではAIの進化によって「既存のITシステムやエンジニアの仕事が奪われる」といった極端な議論が散見されます。
しかし、企業の根幹である給与計算・会計・人事といった基幹業務において、法改正への厳密な対応や個社ごとの業務プロセスの運用・保守をミスなく回し続けるには、信頼性の高いシステムとそれを支える人間の泥臭いサポートが絶対に欠かせません。
同社の中期経営計画においても、この強みをさらに強固にする戦略が明確に示されています。
SaaS型(クラウド)ストックビジネスの拡大:
主力ソフト「ZeeM」を従来の買い切り型から、**毎月定額で利用料をいただく「月額サービス(サブスク型)」**へ移行を加速させています。これにより、一度きりの売上で終わらず、高利益率な収入が毎月積み上がり続ける強いビジネス構造へと進化しています。AIを「駆逐する側」ではなく「武器として使いこなす側」へ:
AI技術を自社サービスや開発現場に積極的に取り込むことで、開発スピードの向上や顧客への新たな価値提供を図り、業務効率と利益率の底上げを狙っています。グループ総合力とM&A・事業投資の強化:
富士ソフトグループとの連携も活用しながら、成長に向けた投資やM&Aを推進することで、顧客基盤の拡大と既存顧客へのクロスセル(複数サービスの提供)を推進しています。
AI時代が加速すればするほど、複雑化する企業のIT基盤を裏で支える同社の「黒子(インフラ)としての価値」は高まります。
単なるトレンドに乗るテーマ株ではなく、堅実な中期計画に基づいて着実にストック収益を積み上げていく構造から見て、中長期的な成長性と収益拡大が十分期待できる企業だと考えております。
▶参考
🐑羊のポジション
今年の春から株主に。
う〜ん、もうすこし安く仕込めるチャンスはあったんですけどね。
渋いポジション。
現在200株だけ保有しております(他にも一本釣りしたい銘柄がたくさんありますからね。ワタクシごとき、この程度です💦)。

🐑羊の戦略
順調な成長と増配傾向が続くなら?
⇒ 継続保有
業績が伴わないのに急に注目が集まり株価暴騰
⇒ 半分利確
買値から10%以上下がれば
⇒ ナンピン
そんなところでしょうか。
これからも「一本釣りシリーズ」を定期的にお伝えしていきますので、どうぞ、お楽しみに🐑
📢お知らせ
今後はこちらのマガジンにまとめていきます。過去の投稿もあわせてご覧ください。
⚠️【免責事項】
本記事は、公開された財務データ等に基づいた個人の投資哲学および検証プロセスを共有することを目的としており、特定の銘柄の購入や売却を勧誘・推奨するものではありません。
掲載されている数値や評価は細心の注意を払って算出していますが、その正確性や将来の業績・配当を保証するものではありません。
実際の投資判断にあたっては、必ずご自身で最新の開示情報(決算短信や有価証券報告書など)をご確認いただき、ご自身の責任と判断(自己責任)において行っていただきますようお願いいたします。
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