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パヤー・ムー って何?

「パヤー・ムー(Phaya Mu)」、直訳すると「豚の王」。 タイのお守り(プラクルアン)の世界では、単なる動物の形をした置物以上の、かなりパワフルな意味を持つ存在。

すごく立派でただの豚の置物じゃなくて、背中に「ナンクワック(招き女神)」を乗せている、まさに最強の招福コンビだ。全身に貼られた金箔が、多くの人から信仰を集めている証拠。

日本だと豚って「のんびりした癒やし系」のイメージが強いかもしれないけれど、タイの聖獣としての豚はもっと「強くて、食いっぱぐれない」という、生存本能に近いエネルギーの象徴だ。


パヤー・ムーが象徴する「3つの力」

タイの人たちがこのパヤー・ムーを身につけたり、お店に置いたりするのには、主に3つの理由がある。

  • 豊かさと繁栄(キンプッ・マイ・モッ) 「一生食べ物に困らない」という意味。豚はよく食べ、よく太ることから、富がどんどん蓄積される象徴とされているんだ。商売繁盛の神様として人気があるのはこのため。

  • 障害を跳ね除ける力 タイの神話やヒンドゥー教のヴィシュヌ神の化身「ヴァラーハ(猪頭の姿)」の影響も受けていて、どんな困難もその牙で突き破って進む、力強い守護の力があると信じられている。

  • 慈愛と人気(メーター・マハニヨン) 意外かもしれないけど、人から好かれ、対人関係を円滑にするパワーもあると言われている。

どんな姿をしているの?

基本的には、立派な「牙」を持った猪(イノシシ)に近い、勇ましい姿で描かれることが多い。

  • 素材: 金属(真鍮や銅)、木彫り、あるいは象牙(現在は代替素材が多い)など。

  • 刻印: 表面には「ヤント」と呼ばれる聖なる呪文の紋様がびっしりと刻まれているのが特徴的。

  • デザイン: 4本足で力強く踏ん張っているものや、時にはたくさんの宝物を抱えているようなデザインもある。

豆知識:なぜ「豚」なのか?

タイ語で「ムー(豚)」という言葉には、「簡単だ」「おやすい御用だ」という意味もあるんだ。「ムー・ムー(豚、豚)」と言えば、日本で言う「朝飯前」みたいなニュアンス。 だから、パヤー・ムーを祀ることで「どんなに難しい仕事や問題も、スルスルと簡単に解決できるように」という願いも込められているんだ。


パヤー・ムーに会いに行こう!
アルバム:Wat Bueng Ta Ta
地図参照:タイ1都76県

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