トランからプーケットへ
今日から車でトラン・トラート(タイ東部カンボジア国境)往復の旅を始める。
まずはプーケットへ
2009年12月23日 トラン ⇒ プーケット 388Km
時計塔と黄金の龍
トランの町を出て、走ること388キロ。今日はいよいよプーケットだ。出発してしばらくは見慣れた田舎道が続くだけだったが、プーケット島に入ったとたん、急に観光地らしい賑わいが顔を出してくる。

まず立ち寄ったのは旧郵便局を利用したPhuket Philatelic Museum。

2002年10月に訪れたときはほとんど廃墟のような有様で、これが本当に博物館になるのかと半信半疑だったのを覚えている。それが2006年頃にはちゃんと博物館として開いていたように思う。今回写真に収めたのは2009年12月のもので、白壁にコロニアル風の佇まいがすっかり落ち着いた表情を見せていた。プーケットタウンに来るたびにこの建物の変化を見るのも、ちょっとした楽しみになっている。
そこから町の中心へ向かうと、あちこちで時計塔に出くわす。プーケットタウンにはどうも時計塔が多い。ロータリーの真ん中に建つもの、寺院の近くに建つもの、それぞれ少しずつ表情が違っていて、つい何枚も写真を撮ってしまった。同じ「時計塔」でも、屋根の形や装飾の凝り方を見比べると飽きない。


町を歩いていると、中国寺院の門や、福元宮・清水祖師を祀る祠の赤い看板が目に飛び込んでくる。プーケットは錫鉱山で栄えた歴史を持つ町だけに、華人系の信仰がしっかり根付いているのがよくわかる。Hok Nguan Kong Shrine(六皇宮)にも立ち寄ったが、金色の装飾と派手な彫刻が施された門構えは、いかにも福建系らしい華やかさだった。線香の煙の匂いとともに、町の歴史の重みのようなものを感じる一角だ。

そして今日の締めくくりは、ロータリーにそびえる巨大な黄金の龍の噴水。爪を大きく広げ、今にも飛びかかってきそうな迫力のある姿で、観光客なら誰でも一度はカメラを向けたくなるはずだ。何角度かから撮ってみたが、どこから見ても堂々としていて、プーケットのシンボルと言われるのも納得である。

最後にもう一度時計塔を眺めてから、ホテルへ。388キロの道のりを終えてプーケットに着いた安堵感と、明日からの島での時間への期待感が入り混じる、そんな一日だった。

