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生活の記憶は、インディアンルビーソルトみたいな小物に残る

ぼくはクソ無職アラサーですが、自炊推奨派です。

というのも、自炊ができるようになると人生がちょっとずつ整っていきます。

もちろん“映える系”とか“バズレシピ”とか、そういうのじゃないです。ぼくの自炊はもやし炒め(塩)か卵かけごはん(醤油)です。

でも、それだけで生活が前向きになるから、自炊はすごい。



【過去編】

そのむかし、今よりも真面目に仕事をしてた頃(感覚的には前世)。

当時ぼくは年収1,000万ぐらい稼いでおり、完全に調子に乗っていました。散財王と言ってもいいでしょう。ほぼ毎日外食かUberEatsでした。

ラーメンラーメンラーメン寿司牛丼ラーメンラーメン焼肉、みたいな食生活を送っていました。場合によってはラーメンラーメンラーメンラーメンラーメンラーメンラーメンです。

🍜🍜🍔🍣🍜🍜🍖

↑これです。絵文字にするとこれ。

↓またはこれですね

🍜🍜🍜🍜🍜🍜🍜

とにかく「毎晩、油の暴力で寝落ち」みたいな生活。

この頃の口癖は「ブヒイ」でしたし、お風呂に入ると豚骨スープができました。



【時は現代へ・・・】

さて、無職になったらそんな地獄のような散財生活をしている場合じゃありません。普通に不摂生で生命の危険を感じ始めました。

こうして生活は変わりゆくのです。老いとともに。

かつてはファストフードや炭酸飲料、コンビニスイーツなどで埋め尽くされていた冷蔵庫も、今では、もやし、もやし、納豆、たまに豆腐。

こうして、老いと生活環境の変化によって自炊と向き合わざるを得なくなりました。最初は「お金ないから味塩でいいや」って投げやりな気持ちでもやしを炒めてたぼくですが、

ある日、ネットで見つけたんです。


インディアンルビーソルト。

名前の語感だけでビビッときて買いました。

一歩間違えたら必殺技名になっているんじゃないかなという雰囲気を感じさせます。


パラレルワールドがあるとしたら、

ASIAN KUNHG-FU FENERATIONじゃなくて

INDIAN RUBY SALTがリライト歌ってるかもしれません。


「これはもう、うまいやつじゃん」と確信してました。

パッケージも強そうだし。

で実際に購入して、もやしを炒めて、その塩をパラパラッと。
なにこれ、うまっ…!
なんかもやしが甘くなった気がする。塩なのに。

ちなみに岩塩だったのですが、うちにはソルトミルがなかったのでそのまま料理にぶちかけていました。ゴリっと塩を噛み砕き、荒々しい塩味とともに食材を楽しみます。

いつものもやしが、なんか…特別。
塩がうまいのか、もやしが頑張ってるのか。
よく分かんないけど「これが料理か」って思える味になったのです。



それからしばらくは、塩が相棒でした。

もやしも、豆腐も、全部こいつに任せておけばOK。

料理できない人間にとっては、調味料が戦力の9割です

オリーブオイルもちょっといいやつに変えてみたら、卵かけごはんが「イタリアの風」になりました(当社比)

醤油を高いやつにしたら豆腐が京料理になりました(当社比)

そんな感じで、調味料を変えるだけで、生活のレベルが上がったのです。



そもそも、自炊って、コスパどうこうじゃないんですよ。

自分の生活をきちんと面倒見てる感が出るのがいいんです。何食ったか分からん外食より「今日は塩が決め手でした」って言えるようなごはんの方が、なんか愛しいですよね。

そうやって生活の主導権を取り戻していくと、色々な「なんとなく」が減っていく。なんとなくで出かけないし、なんとなくで買わない。気づいたらちゃんと生きてる感が出てくる。

自炊はコスパじゃなくて、“生存スキル”だなと思います。






風呂用でした。完全に入浴剤です。

「野菜が甘くなるわ〜」とか言ってたけど、それ、たぶん塩じゃなくてアロマの効果。

調味料はちゃんと食べられるやつを使いましょう。パッケージに「for bath」って書いてあったら、それはもやしにかけずに風呂に入れましょう。皆さんの健康を心から祈っています。


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