変態紳士観察ログ:ハメ◯爺/お嬢様は奴隷を譲りたい 〜どういうことだってばよ〜
相変わらずこのシリーズのタイトル、ひっでぇな。
今日は小ネタなので2本立て。
ハメ◯爺
変態の森にはアーティストやクリエイターが少なくない。
性癖もまた、その人の世界観を雄弁に語る要素のひとつだ。
魅力的な作品をつくる人なら、なおさら一度話を聞いてみたくなる。
この爺さんもそのひとり…のはずだった。
※界隈ではちょっとした有名人らしく、その人に関する詳細は伏せておく
彼の手がけた作品が素晴らしかったので、対象年齢を大きく外れてはいたが、興味本位でやり取りを重ね、会ってみることになった。
通常、マッチング後の顔合わせは軽くお茶しながら双方楽しく過ごせるか、違和感がないかの確認だ。
しかしこの爺さん、のっけから凄まじい圧を放っている。
確実にこちらの何かを削ってくるタイプだ。既に帰りたい。
「まずはSMの履歴について詳しく聞かせてもらえますか」
(…なんか面接始まったんやけど?)
100歩譲って個室ならマトモに答えるが、喫茶店チェーンやぞ?
しかし、ここで怯むほどガキではないので小声で淡々と話した。
「なるほど、わかりました。
ところで、ハメ潮を噴いたご経験は?」
(……昼間の丸福珈琲で「ハメ潮」とか言うな!)
「はぁ。
特定の体位とか、遅い人が相手だとたまに」
「そうですか。
それも開発次第では、絶対に!毎回!確実に噴けるようになります!」
以降、爺による怒涛のプレゼン。
だから、丸福珈琲で”ハメ潮”とか”ポルチオ”とか”よがり狂う”とか言うなってw
どうやら私は、セックスの度よがり狂いながら潮を噴き散らかす淫乱妻へと魔改造される予定らしい。誰が興味あんねん、それ。
そもそも、あれって毎回噴かなアカンもん?
“そのつもりがなかったのに”ってのがええんちゃうの?
知らんけど。
「どうです?やってみませんか?」
「持ち帰って考えます」
「ご質問・ご要望があれば、何なりと!」
(…帰りてー!)
私は、ミーティングの質疑応答タイムで意識飛ばしがちな、怠惰な人間である。
爺が求めているのは、きっとプレゼンに目を輝かせて食い気味に「お願いします!」と即答できる向上心のある女だろう。
そんな女が実在すれば、の話だが。
“絶対ハメ潮噴く人妻化プロジェクト”キックオフミーティング、これにて完。
しかしこの爺からは不思議な懐かしさを覚えた。
編集時代に散々やり合った、アートディレクターに似ていた。
あの爺さん、元気かなぁ。
酒の席でいつも「俺は”舐めダルマ”だ!」って豪語してた。最低。
お嬢様は奴隷を譲りたい
ごく稀に、同性からのアプローチがあるのも変態の森の楽しみのひとつだ。
「奴隷を複数所有しています。
諸事情により、1体お譲りします」
ファッ!?
メッセージの内容が奇抜すぎて、5度見した。
5回とも「奴隷譲渡希望」のお嬢様からのメッセージに間違いなかった。
「まだまだ私の知らん世界がいっぱいやなぁ」
その日は平和に眠りにつき、
“奴隷譲渡案件”のことは綺麗さっぱり忘れた。
しかし、数週間後___
「所有する奴隷をお譲りしたく再びメッセージしました。
一度詳細をお話できればと思います」
まさかの再アプローチである。
いい加減な私に、奴隷や下僕が飼い慣らせるとはとても思えない。
譲渡初日の1時間で「解散。好きにしたらええ」と言うに決まっている。
強いて言えば、見た目だけだと”ドS”に間違われがちなので「見込みあり」だと思われたのだろうか?
プロフィールの写真、モザイクで顔ボヤボヤやけどな。
奴隷よりも、この”お嬢様”のことが気になった。
私より少し若い女だ。
ルックスが良いわけでもない中年男を、”メイド”として複数飼っているらしい。
どういうことだってばよ。
5000歩譲って、かわいい男の娘メイドなら少し愛でてみたい気もするが……おっさんメイドて。
絵面が完全にアングラ演劇である。
そういえば、あの男が一度「今からM男召喚して虐めよう」と訳の分からない提案をしてきたことがある。発想が迷惑系YouTuberやねん。
いきなり呼びつけてSでもない女にキモがられるのでは、向こうもいい迷惑だろうにと言うと
「M男だから雑に呼びつけて雑に帰せば、喜ぶに決まってるやろ。わかってへんなぁ」と呆れられた。
だから、どういうことだってばよ。
変態の森は、暗くて深い。
