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【プレビュー】第32節 ベガルタ仙台 VS RB大宮アルディージャ


仙台の主なデータ


4位 14勝12分5敗
39得点 28失点

得点数:9位
ゴール期待値:6位
チャンスクリエイト数:4位
ボール支配率:9位
シュート数:5位
シュート決定率:13位
パス数:8位
ドリブル数:13位
クロス数:12位

失点数:3位
被ゴール期待値:2位
被シュート数:1位
被枠内シュート数:1位
クリア数:18位
空中戦勝利数:6位
1VS1勝利数:10位
こぼれ球奪取数:8位
*順位はいい方から

現在4位の仙台。
得点は9位であるが、チャンスクリエイト数・シュート数・ゴール期待値は軒並み高く、チームとしての攻撃が機能していることが示唆される。
その他の攻撃のデータは、そこまで特徴的ではない感じ。ボール保持もそこまでこだわっていない。

守備面はさすがの値。被ゴール期待値と被シュート数のよさは、こちらもチームとしての守備がうまく行っている証。失点数も非常に少ない。

攻守共に、しっかりとした組織を森山監督が作り上げている事が読み取れる。


前回の対戦


2025/5/10
第15節
大宮 VS 仙台:3-0
得点:16’ラッソ、31’豊川、76’谷内田
@NACK5スタジアム
*現地観戦*


GW大連戦のラストで、ターンオーバーせず疲労が溜まっていた中、当時2位だった仙台との6ポイントマッチ。
リーグ屈指の組織的守備を誇る仙台に対し、左サイドの崩しから3点を奪い、更に相手の枠内シュートを0に抑えた試合。試合中、仙台があれやこれや陣形をチェンジして大宮を揺さぶりにかかるも、強固な5-4-1ブロックは全く揺るがなかった
特に最終ラインのガブ様が、対人・対空に無双しまくっていたのと、関口がオナイウをサイドで抑え込んでいたのが印象深い。
流れ的に大量リードになったような試合ではあったが、シーズンを占う上でも、上位の仙台相手からの大きな勝利であった。

個人的前半戦のベスト試合でもある。


前節の仙台 (VS 北海道コンサドーレ札幌)




前回大宮と戦った第15節以来、久しぶりに仙台の試合を見ることになったが、陣形はその時と変わらず4-4-2

2TOPは大宮戦の時と同じ宮崎と郷家。体が強い宮崎は、前線でとどまってポストするだけでなく、落ちてきてボールを受けて散らしたりもできる、プレーの幅が広いFW。今シーズン見た仙台の試合では、いつも活躍していた印象。

今夏、横浜Fマリノスに引き抜かれたオナイウがいた左SHは、相良がスタメン。相良は昨シーズンJ2で活躍した若きドリブラー。シーズン中盤は怪我で欠場していたらしいが、オナイウが抜けた8月以降はスタメン出場を続けている。
縦方向のドリブルが強かったイメージのオナイウに対し、相良は細かいタッチでリズムよく相手DFを惑わして抜いていくタイプのドリブラーの印象。この試合でも左サイドの高い位置で多く基点を作っていた。

右SHの山内は川崎フロンターレからの期限付き移籍選手。監督いわくコンディション不足の選手がいたため抜擢したといったニュアンスだったが、欠場だったFW荒木の代わりだったのかな?
*荒木がいたFWに郷家が入り、郷家がいた右SHに山内が入った?

元大宮の武田は黄累積でこの試合は欠場。ボランチはゲームメイカーの鎌田と、体が強い松井のコンビ。
推進力がある真瀬は、この試合では右SBに入ってきた。真瀬は大宮戦では色んなポジションをやってたなー。

また、守護神GK林と、今夏高知ユナイテッドから加入して話題を集めたFW小林は、ここ2試合ベンチ入りもせず。コンディション不足or怪我なのかな・・・?


仙台の攻め方・守り方は非常にオーソドックス。基本的に陣形は崩さずに、4-4-2で攻めて、4-4-2でプレス&ブロックして相手を迎え撃つやり方。
どのチームも可変が当たり前の今年のJ2において、仙台のやり方は逆に新鮮な感じ。
ただそれでもリーグ屈指の守備データを示し、4位という順位にいるという事は、その4-4-2を高度に洗練させているといった証でもある。

あえて攻め方の可変を挙げるなら、どちらかというと右肩上がりになる感じ。
推進力のある右SBの真瀬を高い位置に上げて、後ろは2CB+左SBの3枚でビルドアップしている場面が何回か見られた。
*基本は両SBを上げてのビルドアップ

足下の技術が高い選手が多い仙台だが、そこまでボール保持はこだわりはなさそう(リーグ9位)。この試合も基本は後ろから繋いでってビルドアップしていたが、中盤のMFから札幌のCB横を目がけたスルーパスも多用しており、サイドに流れたFWやSH相良などで基点を作っていた。


試合展開について。
3-4-2-1の札幌は、左CBのニキを高めに上げた4バック気味にビルドアップを図る。それに対して仙台は4-4-2のままプレスに行く。
*札幌はこの試合、高嶺落としの4-1-5ミシャビルドはそんなにしていなかった(試合終盤ふくめ数回ぐらい?)。

一方4-4-2の仙台の攻撃に対しては、札幌も4-4-2 (4-3-3?)に可変してのプレスで対応。DAZNの映像的に最終ラインが見えなかったんで定かじゃあないけど、札幌は仙台の4-4-2に対し、4バックで噛み合わせる事で対抗していたと思われる。

序盤は互いに一進一退の攻防だったが、徐々に仙台が札幌陣内に押し込んでいく事が多くなり、シュートも多くなっていく。
真瀬の右サイド突破左サイドの相良のドリブル中央の宮崎のキープ&落としを中心にシュートまで持って行けている仙台。

そして39分、ゴール前の混戦の中、宮崎とのワンツーで抜け出した相良がペナ内でGKと一対一になり、冷静にシュートを流し込んだ。
押し気味に進めていた仙台が一歩前に出ることに成功。

そして前半のラストプレー。ゴールからそこそこ離れていた仙台のFKを、山内が直接決めて、0-2となったところで前半が終了。互角な立ち上がりから、徐々に仙台がペースを掴んでいった前半戦であった。

後半戦序盤は札幌も前進でき、何本かシュートまで行けるシーンがあったが、その後は前半同様、札幌は仙台の4-4-2ブロック&プレスに絡め取られていき、仙台ペースになっていく展開に。

83分にはポジトラカウンターから、途中出場で左SBに入った石尾が左サイドを猛然と上がっていって、そのまま強烈なシュートを決めて0-3にし、試合は決した。

最終的なゴール期待値は「札幌: 0.48 VS 仙台:1.02」と、試合を見た印象通りの結果。
仙台は期待値1.02で3点も取ったんだ。

とにかくオーソドックスな4-4-2ながら、組織だった守備力と、右サイド、左サイド、中央とまんべんなく前進できる攻撃力もあいまって、仙台が完勝した格好の試合に。

個人的に仙台を見てて1番洗練されているなーと思ったのが、ボールを奪われてからのネガトラ時の守備移行
ボールを失った瞬間の、選手全員の守備への切り替えが、機械仕掛けのように規律正しく、即座に行われていた印象。
う~ん、この辺は言語化するのが難しくて、うまく伝える事ができない・・・。



大宮 展望


監督交代という激震後のジュビロ磐田戦を、3-4で勝った大宮。続く対戦相手の仙台も、PO圏内を争うライバルとなる。

磐田戦は4-3-1-2という新しい守り方をしていたけど、多分に対磐田特化型陣形であったため、4-4-2の仙台には4-4-2で守ってくると予想。攻撃時3-4-2-1、守備時4-4-2の可変かな?

ただ前回対戦時は、5-4-1ブロックで仙台を完封しまくっていたので、プレス時4-4-2、ブロック時5-4-1を選択してくる可能性も。

ともあれ宮沢監督の発言からも、仙台戦も前線から狩ってくる戦い方をしてくる事は間違い無いと思われる。プレスしまくるなら、やっぱり4-4-2プレスが無難かなー?

吏音がU-20 W杯で活躍している一方、大宮のCB不足問題は継続中。
磐田戦において、相手のハイプレスでCBのビルドアップが不安定になってしまっていた点、並びに2試合連続3失点している守備面は課題が残っている。

もし4-4-2ブロックで行くとなると、システムが噛み合うミラーゲームとなるため、それぞれのマッチアップ相手との1対1勝負が非常に重要に。
関口VS相良、宮崎VS福井or村上、シルバVS鎌田、泉VS真瀬・・・あたりの対決が非常に面白くなりそうな予感。

リーグを代表する組織立った守備がストロングの仙台。オーソドックスな4-4-2ブロックだが、中々にその牙城を崩すのは難しい。
札幌戦を見ても、ネガトラ時の全体の守備への移行が非常に早かったのが印象的で、ショートカウンターで攻めていきたい大宮としてもこの辺りは非常に苦戦しそう。

宮沢監督の真価が問われる第二戦目。大事な上位対決をなんとか制していきたいっ!

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