観戦記 第9節 ブラウブリッツ秋田 VS RB大宮アルディージャ
概要
2025/4/13
秋田VS大宮 1-2
得点: 23分:村上、47分:井上、80分:杉本
@ソユースタジアム
*DAZN観戦*
大宮フォーメーション

イエロー累積のガブ様のお休みで、3CB再編が必要であった大宮。蓋を開けてみると、下口、濱田、村上の三人に。秋田相手として跳ね返し役の濱田が起用されるのは予想通りであったが、吏音はまさかのベンチ外に(過密日程を加味した判断であって、怪我でなければいいけど…)。右CBには、村上が今季リーグ初出場。
秋田のロングボールに三銃士が立ち向かう!
前線にはラッソが開幕以来のスタメン入り。肉弾戦が予想される中、どれだけ前線でボールをキープできるか期待が高まる。
またボランチには石川が入り、こちらもリーグ初先発。秋田のポストプレー後のセカンドボール争奪戦争役に抜擢された形で、予想通りの人選であった。
あとはカプリーニがベンチにもいないのは何でだったんだろう?こっちも過密日程を加味した判断だったらいいのだが・・・。
秋田の印象
プレビューで書いた通り!
まぁ、秋田はやり方は変えてこないよね。
① 自陣でパス繋がない!
② 後ろからのロングボールで中盤すっ飛ばす!
③ FWがロングボール競る!
④ 命懸けでセカンドボール回収!
⑤ サイドに預けてクロス入れて勝負!
試合展開 前半
いつぞやの秋田戦と同じく、強い風が吹きまくる中で試合開始。
コイントスの結果、秋田が前半風下を選択。大宮は、A徳島戦と同じように前半は風上、後半は風下で戦うことに。
強い風を味方につけられるのはどちらか注目しながらの試合開始。
秋田はいつものように最終ラインからの繋ぎは放棄し、ロングボールで前線に放り込む形。そのため予想通り、ハイプレスはいなされ続け、前線で奪ってカウンターという形は全く取れなかった。ただ、まぁテツさんとしてもこの辺は織り込み済みだったかと。
一方の大宮も風上に立った事と、前線で収めまくれるラッソがいる事から、裏にアバウトなボールを簡単に送る事がいつもより多かった。そして期待通り、1トップのラッソは50-50の裏へのボールや、足下へのパスを前線で収めまくってくれていて、大宮の攻撃の時間作りと、ラインの押し上げにとことん貢献しまくっていた。
というわけで、お互いがそこまで繋いでいかないため、中盤の上空をボールが行き来する空中戦の様相を呈した前半であった。
この試合のポイントであったセカンドボール争いは、どちらが有利というわけではなく五分五分だった印象。石川も自分の与えられた役割を十分に理解し、出足早く、相手の芽を摘みに行っていて良し。あ、相変わらず豊川は、恐怖という概念が頭に無いのってぐらい、相手に激しくプレスをかけ続けていた。
ただしセカンドボール取られた後のカウンターの部分はお互いに非常に気をつけていて、その後の展開から致命的な崩しまでは行かなかった。
また。サイド圧縮してボール奪取とカウンターを狙う秋田のサイドが空くことを、大宮としては狙っていたきらいもあり、積極的にサイドチェンジをする事で、フリーで両WBを前進させられてもいた。
前半 大宮得点
ラッソの鬼キープと突進から獲得したCK。泉のキックを、戻りながらで難しい体勢ながらも健勇が折り返して、最後は村上が粘って頭でゴール!後ろから走り込めていた分、相手より高く強くヘディングができた。
これで村上はプロ初ゴール。去年からあれだけゴールが欲しいゴールが欲しいと公言していた中、スタメン抜擢に応えた嬉しいゴールに!
これで風上の前半に勝負に行きたい大宮がリードする形に。
その後も風を受けて前線に送る大宮と、風下なんて関係なく前線に送り込む秋田の攻防が続く。秋田もサイドのクロスから惜しいシュートもあったが、どちらかというと大宮が押し気味であった前半であり、後半風下に立つ事からも、もう一点は欲しかった前半でもあった。
後半 試合展開
後半は風上に立つ秋田のロングボール大作戦の攻撃力が増すことは簡単に予想でき、大宮としては如何に猛攻をしのぎきって、リードを長く維持できるかがポイントだと思っていた。また、前半と比較して下で繋いでいって、秋田のハイプレスをいなしていくんだろうなぁとも考えていた。
しかしその願いも虚しく、後半早々にCKからあっさり失点。笠原が飛び出すもボールに触れず、逆サイドに流れたところを押し込まれた。
風下に立った瞬間の後半早々の出来事であり、正直今後の展開が危ぶまれるような失点であった。。。
そして予想通り、後半は秋田の時間が続く。ロングボールでどんどん前線に送り込んできて、例え大宮のDFがボール奪ってクリアしても、そのクリアが風で押し戻されて陣地回復できず、また波状攻撃を受ける厳しい展開に。
大宮陣地で試合が進むため、ゴールに近い位置でのFKやロングスローも多く与えてしまい、またサイド突破からクロスを上げられるが、クロス絶対跳ね返せ指令を与えられた3CBを中心に、決定的なシュートまでは持ち込ませず耐え忍び続けた。
一つ幸運だったのが、秋田のロングボールが裏狙いではなく、2トップ目掛けた物であった事。風の事も考えると、裏抜けでロングボールを使われていた方がやりにくかったんじゃあないかなと思われ。
ただまぁ、秋田も強風を制御しきれず、ロングボールが大宮のゴールラインを割ってしまう事も多々あったしで、今日の強風は明確にどちらかに味方したってわけでもなかったのかな。
あと、一回しか試合見てないから違ってるかもだけど、秋田のサイド圧縮にこちらも乗りすぎてしまい、攻撃時に前半と比べるとサイドの幅が狭まっていた気がする。大宮は攻撃時、大抵ボールサイドと逆側のWBは幅を取って高い位置を取る事が多いけど、後半は圧縮されたサイドのすぐ外ぐらいに逆WBがいたような記憶が…。
風下ということで、ロングボールによるサイドチェンジができない中でのWBの立ち位置変化だったんじゃあないかなとは思うんだけど、その分幅を取った攻撃ができず、相手の圧縮された守備包囲網に絡め取られてしまう事も多かった。(*違ってたらごめんなさい)
後半 大宮得点
そんな耐え忍ぶ展開から反撃一閃。前線で孤軍奮闘していたラッソが粘ってボールをキープし、右に預けた後のサイドチェンジで高い位置の泉へ。泉が(この試合数少ない)ポケット侵入を成功させて上げたクロスが、相手のハンドを誘発。PKは相手GKに読まれはしたが、シュートスピードが速かったため弾くのがやっとのところを、健勇が自ら押し込んでリードすることに成功。
ラッソのキープと泉の仕掛けという、大宮の強みの2つから生まれた、我慢の中で掴んだ得点であった。(PK止められた時はドキッとしたケド…)
時間帯的にも後は守り切るだけ…だったんだけど、87分に健勇が不用意なプレーでニ枚目のイエローを貰ってしまい退場。残り時間は僅かではあったが、秋田の最後の猛攻を10人で耐えきる羽目に。去年のA岐阜もだたったけど、健勇は不用意なカードを貰い過ぎ問題。
そんな大宮の交代は豊川→藤井で、前線のプレス強度の補填するのと、泉→関口でサイドの防御を固めるにとどまる。10人となったり、特殊な戦い方の秋田相手であったりで、中々交代策が難しい試合であったのは事実だが、ニキ入れるなり中山入れるなりで、最終ラインの対人力や高さを加えてこなかったのは意外だった。
あ、あと関口は左WBに入ってたけど、左もできるんだ!知らなかった!
という事で結果、最後まで秋田の猛攻に耐え抜き、試合終了。
雑感
我慢勝ち…!
試合展開は戦前の予想通りで、いつもの大宮のやり方ができず、相手の土俵に乗らざるを得ない試合であった。それに加え、強風にもナイーブにならざるをえず、非常に見ていて疲れる試合であった…。
ただ、いつものサッカーができない中でも、最後はちゃんと勝ちきれたのは朗報。
戦術とか陣形とか、今日はそんなに重要じゃあないんだよ! (←素人考え)
あ、大宮で特筆すべきは、誰もが認めるであろうけど、ラッソ。開幕戦でもそうだったけど、今日も一人、前線でボールを収めまくってくれて、非常に助かった。試合終盤には一人で高い位置でキープして時間稼いだりもしてくれて、間違いなくMVP級の活躍であった。
ロングボール対策に追われた3CBも、大きく破綻する事はなく最後までよく耐えきった。
ともあれPO圏内の長崎・今治・磐田・仙台が勝点を伸ばせない中、我慢でもぎ取った貴重な勝ち点3。
ちょっと千葉が異常な走り方をしてるけど、これで2位は維持!GWに向かい連戦が続くけど、前半の大きな山場を総力戦で乗り切っていってほしい!
それにしても何でA秋田では風が強く吹くんだろ…?
