【プレビュー】RB大宮アルディージャ VS ベガルタ仙台
仙台の主なデータ
2位 8勝4分2敗
19得点11失点
得点数:6位
ゴール期待値:13位
シュート数:12位
シュート決定率:4位
ボール支配率:10位
チャンスクリエイト数:9位
パス数:8位
失点数:2位
被ゴール期待値:1位
被チャンス構築率:2位
被シュート数:1位
被枠内シュート数:1位
インターセプト数:6位
タックル成功率:2位
*順位はいい方から
現在大宮のすぐ上の2位に位置している仙台。絶賛8試合負け無し中である。
得点も6位と高水準だが、やはり特筆すべきは守備面のデータ。
主要守備スタッツのことごとくがリーグ1位となっており、相手にチャンスをとことん作らせておらず、結果、シュートも撃たせてない事がわかる。
とにかく組織的な守備が硬い事が読み取れるデータとなっている。
今シーズン仙台の試合は、VS今治、VS秋田、VS水戸の3試合を見ているが、攻守にわたり、個々の能力が非常に高い印象を強く持っていた。
前節の仙台 (VS 藤枝MYFC)
ボックス型4-4-2の仙台。
GW連戦中のため、仙台は前々節の山口戦から7人変更してターンオーバーを実施。鎌田、武田、郷家らはベンチからのスタート。
FWはポストプレーが得意な宮崎と、それをサポートするような動きをする荒木の名コンビ。水戸戦で違いを見せていたFWエロンは怪我で離脱中らしい。
大宮戦に出てくるかわからないけど、宮崎と荒木の関係は素晴らしく(駒沢大学でもコンビを組んでた)、宮崎の抑め・落としに対し、適切な距離でセカンド回収やスペースへの侵入を荒木が行っていた。
対する藤枝MYFCは3-4-2-1がベースだが、選手が動いて可変しまくりで、押し込んだ時はCB1枚とGKで最終ラインを組むような、噂にたがわぬ攻撃的なパスサッカー。本当に藤枝は見ていて凄く面白いサッカーをしていて、2節先の対戦が楽しみ。
前半は藤枝のパスサッカーで押し込まれる展開の仙台。
4-4-2でブロック組んで守るも、中々ボールを奪えない。そのため、割り切って藤枝にボールを持たせて、手数をかけずに、カウンター狙いと、収められるFW宮崎に預ける攻め狙いに徹していた(*後は左サイドのオナイウの突破)。
押されていた仙台だが、狙っていたカウンター一閃。23分に、自陣からのカウンターで中盤二枚をかわして前線で数的優位を作り、右ペナ角からSB高田がミドルでゴラッソ。
藤枝の時間が続く中、ワンチャンスをモノにした。
藤枝のパスサッカーに押されていた仙台は、前半半分ぐらいで守備を修正。可変で高い位置を取る藤枝の両脇のCBを、OMFのオナイウと真瀬が見るようになり、藤枝のビルドアップを潰しにきた・・・・・って、DAZNの解説の人が言ってた!
確かにその通りで、これで藤枝の後ろからの繋ぎをある程度制限できるようになっていた。
*余談だけど、この試合の解説の田村直也さんの盤面の解説がホント適格で、超わかりやすかった
ある程度藤枝の後ろのビルドアップを制限できたものの、前線に枚数をかける攻撃的サッカーに押し込まれる事が多かった仙台。決定的なシュートを何本か浴びるが、最後の部分で藤枝のシュート精度に助けられ、前半は無失点で切り抜ける。
そんな仙台は後半早々に追加点をあげる。左サイドからFW宮崎目掛けたアーリークロスのこぼれ球を、真瀬が拾って折り返し、最後は荒木が押し込んだ。
これで仙台が二点リード。優位に試合を進めていくことに。
リードした仙台は後半途中から、郷家、武田、鎌田と、クオリティの高い選手を入れ、中盤でボールを持てるようになる。何度か決定機を作るが、藤枝のGK北村海チディのファインセーブ連発で追加点は奪えない。
一方の藤枝も前半同様のパスサッカーで仙台ゴールに迫り、1点は返すも、同点まではいたらず。
結果、終始ボールを保持して、シュート数・ゴール期待値共にまさった藤枝だったが、最後のシュート精度の所で泣かされ、仙台が2-1で逃げ切った試合であった (ゴール期待値は、藤枝が2、仙台が1ぐらい)。
仙台の注目選手
8 武田英寿
浦和の星と呼ばれた左利きのMF。今季からジュニア時代を過ごしたベガルタに完全移籍。ボランチがメインだが、前目のOMFも難なくこなす。
大宮には2022年、ボール保持したパスサッカーをしたい霜田監督に足下の技術の高さを見込まれ、浦和からレンタルで1年間加入。左足からの正確なパスを活かした中盤のゲームメイクや、FK・CKを任され、前目のMFを中心にリーグ戦31試合に出場した(途中出場が半分ぐらいのイメージ)。
藤枝戦ではターンオーバーで残り20分程度の出場だったため、休養十分。
10 鎌田
日本代表の鎌田の弟。兄と似た中盤のゲームメーカーで、チームの中心的選手。パス精度が高く、相手のプレスをさらりとかわして決定的なスルーパスを通しまくってるイメージ。視野も広く、中盤の底からボールを運ぶこともできるよ。
藤枝戦ではターンオーバーで残り20分程度の出場だったため、休養十分。
27 オナイウ情滋
元日本代表のオナイウ阿道の弟。FWの兄と違い、縦突破が得意なWGっぽいサイドプレイヤー。両サイドできるけど、今年は左サイドで出る事が多いのかな?大宮の右WBは、千葉の椿に引き続き強力な個を相手にすることになる。
99 宮崎
184 cmの収められるポストプレイヤー。怪我中のエロンとは似た役割をやってる感じ?気心知れた荒木とのコンビで、ゴール前で起点を作る。ターンオーバーで大宮戦の出場はいかに?
大宮の展望
前節首位の千葉相手になんとか勝ちきった大宮。中三日で、今度は2位の仙台との6ポイントマッチに挑む。
何度も書いているが、このGW連戦中、ほぼターンオーバーを行っていなかった大宮。一方仙台は藤枝戦で主力の多くを休ませるターンオーバーを行っており、コンディション的には大宮の分が悪い。GW連戦祭りの千秋楽という事で、なんとかレッドブルを飲んでエネルギーチャージして、最後の90分間を走り抜いてほしい。
仙台は、特殊な攻め方をしてくる藤枝戦では、相手にボールを持たせてカウンター狙いっぽかったけど、大宮戦では同じやり方はしてこないと思われ。サイドではオナイウと真瀬で起点を作ってクロス、中央では宮崎 (ターンオーバーで梅木?)のポストプレーからのセカンドボール回収って感じで、ある程度ボールは握って来るんじゃあないかな?
大宮は恐らく、ボールを握る仙台に対し、可変4バックでハイプレスに行くと思われる。特にボランチにはパス精度の高い武田か鎌田のどっちか(どちらも?)は必ず入ってくるはずなので、この二人からの配球もボランチ二枚で早めに潰しにかかりたい(←石川使いたいなー)。
あと仙台は、秋田戦や藤枝戦では、フィジカルで負けてる場面も見られたんで、相手陣地内でゴリゴリ体当てて押し込んでもいきたい・・・・・ので、うん、休養たっぷりのラッソの汚名返上の舞台だね。富山・千葉戦でチームにかけた迷惑を一気に解消するような活躍を見せてほしい。
ともあれこれで連戦は一段落するため、最後は総力戦で、大事な6ポイントマッチに挑んでほしい!
