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Y字路28

7月14日。
吉野は初放送を緊張しながら観ていた。
もう既に撮影は中盤に差し掛かっているにも関わらず、山川とともになぜか固唾を飲みながら観ていた。
放送終了後吉野喜美のよしよし日記を開くと、

吉野:ねえやまさん。すごい、コメント数が今までの比じゃない。
山川:ブログ?
吉野:うん・・・。すごい、え、今日私の誕生日かな?
山川:見せて。

吉野はブログの画面を山川に見せる。
山川は少しウルっとしてしまった。
吉野:なんで泣くのよ笑
山川:よしちゃんと歩んできた今日までの道が間違いじゃなかったって改めて感じたから。
吉野:そんなん私まで泣きそうになるじゃん。

山川:明日からも頑張ろうね、よしちゃん。
吉野:うん、もちろん!

吉野が出演したヒーローは視聴率もまずまずで、最終回は拡大して放映された。その間にも吉野は視聴者の注目の的になり、日々、「吉野喜美って誰?」「あの人は誰?」「吉野さんの髪型すき」という反応が絶えなかった。

ヒーローの撮影の合間にもオファーが来始めた。
山川:よしちゃんおつかれ。今度バラエティの司会のオファーきたよ!

吉野:司会!?私が!?
山川:そう!大丈夫、できる!
吉野:やってみる!
山川:よしちゃん、これから忙しくなるよ〜
吉野:覚悟してる

無事にヒーローの撮影も終わり、いよいよ吉野喜美が本格的に表舞台に頭角を表すようになった。


現在の山川:ここからって皆さんには思われがちだけど、私は最初からよしちゃんの実力信じてたから必然なんだけどね。
でも、間違いなくヒーローが転機だった。それだけはいえる。


作者が吉田羊さん大好きだから誇張しているのでは?と感じている方もいるかもしれませんが、頭角を表しているのは本当なので、確かめたい方はぜひ一度HERO(2014)を観てみてください!

そして、これで終わりではないのが、Y字路の醍醐味なのです(29へ続く)

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