『アルプススタンドのはしの方』 戯曲を基にしたチャレンジングな青春映画
アルプススタンドのはしの方(2020)
監督:城定秀夫
脚本:奥村徹也
原作:籔博晶
出演:小野莉奈、平井亜門、西本まりん、中村守里、黒木ひかり
独特な空気間で演劇みたいだなと思ったら、高校演劇用に書かれた戯曲がオリジナルとのこと。
甲子園の観客席(アルプススタンド)で独自に進行する会話劇。
野球知らない人の野球解釈や無関係な話題、独特なキャラ達が笑える劇文学調のシチュエーションコメディとして展開していくが、少しずつ人間関係や背景が見えだし深い話に入っていく。。
野球は全く映らないのに野球の試合の進行に伴って心理や行動が変化していったり、野球をきっかけに自分を見つめ直してる特殊で意欲的な青春映画👏
「気持ちを一つに、声を出せ!」みたいなノリ煩わしいね…という、昨今意外と多い「陰キャ目線の陽キャウォッチ」的な方向に進む話かな~と予想してたら、最終的に彼らは必死に声を張り上げる。
「無駄」「しょうがない」なんて斜に構えてないで熱くなるのもいいもんだよ、と。
(ガナリすぎて喉を潰してた尾藤イサオ似の先生も報われる🤭)
ルール分からないで声張り上げてたりするからそこもグッと来つつ笑えるんだけど。
「取ったと思ったら落としてたんだよ、きっと」って話が二回ぐらい出てきてそこはかなり面白い。要はタッチアップが分からないんだと思うけど。。
4人のキャラ立ちもいいし、対して華やかに応援する部隊のトランぺット奏者黒木ひかりの美しさが際立った。
一度も映らない矢野選手も良かったね。

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