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Re:Mind Journal #18逃げることは、負けじゃない。生き残るための武器だ。

「逃げたい」
そう思った瞬間に、自分の価値が下がるような気がしていた。

大人なのに。社会人なのに。
ここで折れたら終わりだ。
このまま踏ん張れない私は、どこへ行っても通用しない。

そんな“世間体”の声を、私はいつも頭の中に飼っていた。

でも第1章を書き終えたいま、私ははっきり言える。

逃げるという選択肢は、時に必要だ。
それは「戦い方」であり、「技術」であり、「武器」だ。

逃げることができる人間は弱いのではない。
むしろ、長期的には強い。

なぜなら、逃げることができる人は――
「自分が壊れる前に、自分を守る」ことができるからだ。



立ち止まることは、時間の無駄じゃない

大人になって働いていると、時間が消えていく。

平日は仕事に追われ、
週末は眠って終わり、
気づけば次の週が始まっている。

長期休暇が来ても、疲れが抜けきらない。
家族、お金、時間、健康。
本当は見直したいのに、考える余力がない。

そしてある日、時間ができた瞬間にやってくる。

「もっと早く、考えておけばよかった」

この後悔は、静かで、深い。
その後悔が厄介なのは、
誰も責められないことだ。
環境や他人を責めても、最後に残るのは「自分が自分を見捨てた感覚」だけ。

だから私は言う。

立ち止まることは、人生を前に進めるための“術”だ。
逃げることは、諦めじゃない。
“自分を取り戻す”ための準備行動だ。



立ち止まっていなければ、私はすべてを失っていた

第1章を書きながら、私は何度も思った。
もし、立ち止まらなかったらどうなっていただろう、と。

答えは、きれいごとじゃない。

私は「健康」を失っていた。
私は「家族」を守れなくなっていた。
私は「尊厳」を失っていた。

そして、いちばん大きいのは――
考える力を放棄して、歯車になっていたということだ。

人として生まれて、社会に何かを返す。
何かを生み出す。
そういう想像力を、私は失っていたはずだ。

私は、胸を張って生きたかった。
「私は、この分野で生きている」と言える人間になりたかった。

そのために、立ち止まる必要があった。
立ち止まることは、逃げではなく、
**“生き方を守る行為”**だった。



奪われたくない価値観がある

第1章で私が一番強く握りしめたものは、これだ。

自分軸で生きること。

他人がどう言うか。
上司がどうか。
環境がどうか。
正直、それは“本質じゃない”。

私の人生の主人公は、私だ。

誰かの機嫌、誰かの都合、
誰かの「そんなの無理だよ」という声。
それに人生を預けてしまったら、最後に残るのは空白だけだ。

私は、自分の理想像を奪われたくない。
そのために、逃げるなら逃げる。
立ち止まるなら立ち止まる。

自分を守るために戦うことを、私はやめない。



不安は、私にとって敵だった。だけど…

第1章の中心にあったのは、不安だった。

正直に言う。
不安は、私にとって「敵」だった。

不安がなければ、悩まずに進めた。
ネガティブな方向へ引っ張られずに済んだ。
そう思う。

でも、第1章を書いて分かった。

不安は敵のままで終わらせなくていい。
敵だったなら、敵の正体を見ればいい。

不安の怖さは、
“目に見えない”ことにある。

だから私は、止まって、向き合って、言語化した。
その結果、道が見えた。
過去の経験がつながった。
そして私は、ここで誰かと通じることができた。

不安は敵だった。
でも私は、不安を「材料」に変える方法を手に入れた。
それが第1章で得た、いちばん大きな武器だ。



休職に対する、私の勘違い

休職する前の私は、どこかでこう思っていた。

「休職したら終わりだ」
「社会から孤立する」
「再起不能になる」

でも現実は違った。

休職は、制約はある。
けれど同時に、**“ボーナスタイム”**でもある。

会社員という立場にしか存在しない制度がある。
弱者を救済する仕組みがある。
それを知っている人が、使うべきものがある。

そして何より――
休職は「自分と嫌というほど向き合う時間」をくれる。

逃げることは、恥じゃない。
制度は、ズルじゃない。
使うために存在している。

世間体が邪魔をする。
キャリアがどう見えるかが邪魔をする。
でもそれは、多くの場合、自分のプライドが作った檻だ。

私はその檻を、壊したい。



第1章を書き終えた私が、過去の私に言えること

第1章を書き終えた私が、休職前の私に一言だけ言えるなら、これだ。

決断と選択は早い方がいい。
そして、
私の選択は、今まで間違っていなかった。

心からそう言える日が、思った以上に来る。
だから自分を信じていい。
周りを巻き込んでいい。
「超自己中心」だと思われるくらいでちょうどいい。

自分を守れない人間が、
誰かを守れるはずがない。



逃げた人間の方が、長期的に強い

第1章の結論をもう少し鋭く言う。

逃げた人間の方が、長期的に強い。

逃げなかった人間は辛抱強い。
でも、環境を変えられないことが多い。
一つの組織に依存しやすい。

逃げた人間は、取捨選択ができる。
洞察力がある。
合わない環境に見切りをつけられる。

逃げることは後ろめたさではない。
自分の本能が、まだ生きている証拠だ。



第2章へ。だけどその前に、ひとつだけ。

第2章では、もっと具体に入る。
仕事、人間関係、向き合い方。
実践的な話になる。

でも、その前に。
第1章の最後として、私はこれを残したい。



最後の問い

あなたは、どんな人生を送りたいですか。

そのうえで――

あなたは、何を捨てることができますか。

捨てることは、残酷に見える。
でも、捨てるということは、
守るものを選べる人間だということだ。

私の人生の主人公は、私だ。
あなたの人生の主人公も、あなたしかいない。



次回予告

Re:Mind Journal #19 (第2章へ)
「仕事と人間関係の中で、自分軸を失わないために。」


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