繊細なままで、生き直す。― 私的・経済設計という「結界」のつくり方
おはようございます。EIKOです。
私については、ぜひ、自己紹介で書いたこちら↓をご覧ください。
物心ついた頃から、私は周囲の空気や生き物の気配に対して、異常なほど敏感でした。
今で言う「HSP(人一倍繊細で敏感な人)」の気質です。
例えば、動物や植物の気持ちが、まるで手に取るようにわかったり。
これにはエピソードが2つあって、
1つは私が小学生だった時のこと。
雛から大切に育てていた手乗りインコが、鳥籠から外へ逃げ出したことがありました。
その時、私は家から50メートル以上離れたところで友達と一緒に遊んでいたのですが、なぜだか突然
「あ、ピクちゃん(インコの名前)が外に出た!」
と気づき、慌てて家に戻って、家の前の塀にとまっていたインコを無事に保護したのです。
もう1つは大学生の時。
大学までの通学中、原付バイクに乗って信号が赤から青に変わるのを待っていました。天気も良く、穏やかな朝でした。 すると、なぜだか突然、さめざめと涙が頬を伝って、言いようのない悲しさが胸の奥から湧き上がってきたのです。
「な、なんだ!?」
全く状況が掴めないうちに、信号は青に変わりました。
しょうがないので涙を流しながらアクセルを踏もうとした、その時。
視界の先、目線を少し右にやると、住宅地の開拓のためなのか、木々が一斉に伐採されている様子が目に飛び込んできたのです。
ああ。。ごめんね、ごめんね。。
なすすべもなく倒れていく木々の姿を振り払うように、涙を拭ってバイクを走らせた光景が、今でも脳裏に強く残っています。
私はその光景を見る前から、木々が切り倒される無念さや痛みを、まるで電波を受信するように受け取ってしまっていたのです。
この「高感度すぎるアンテナ」は、大人になり、外資系企業で人事(HR)として働くようになってから、私をひどく苦しめました。
上司の苛立ち、同僚の不満、職場に渦巻く見えない悪意。。
他人の感情をスポンジのようにすべて吸い込み続けた結果、私の心と身体は悲鳴を上げ、限界を迎えてしまいました。
「このままでは、私は壊れてしまう」
そう痛感した私が、自分を守るために始めたこと。
それは、スピリチュアルな癒やしに逃げることでも、ただ休むことでもありませんでした。
私が行ったのは、徹底した「現実の数値化」。
つまり、
【私的・経済設計】という名の「結界づくり」でした。
結論からお伝えすると、私はこの繊細すぎる気質を持ったまま、起業し、累計1,700万円の収益を得ることができました。
しかし、ここで強調したいのは「いくら稼いだか」ではありません。
本当に私を救ってくれたのは、稼ぐことと同時に行った、
徹底した「家計の棚卸し」と「1年ごとの予算プロジェクト」なのです。
私は、自分の人生をひとつの「会社」に見立てました。
まず、1年間に必要な生活費、税金、そして心を豊かにするための「ゆとり費」などを細かく算出し、まるで会社のように費用項目を分けて管理しました。
1年間の「予算」として明確に割り振ったのです。
さらに、HSP特有の細かく想像しすぎる力をネガティブな「不安」ではなくポジティブな未来への「防衛」のために使いました。
つまり「結界」を張ることに想像エネルギーを使ったのです。
「もし明日、収入がゼロになったら?」
「もし病気で倒れて働けなくなったら?」
今後発生しうる最も最悪なシナリオをすべてノートに書き出し、それに対する具体的な備え(防衛資金がいくらあれば何ヶ月生きられるか)を数値化して準備したのです。
なぜ、そんな面倒なことをしたのか?
それは、HSPの脳内にある「扁桃体(不安や恐怖を感じるセンサー)」の暴走を物理的に抑え込むためです。
HSPの不安の正体は、多くの場合「輪郭のないモヤモヤ」です。「なんだか将来が不安」「お金が足りなくなるかも」という得体の知れない恐怖が、扁桃体をパニックにさせ、自律神経を乱し、私たちを疲弊させます。
しかし、「1年間の予算はこれだけ」「最悪の事態が起きても、〇ヶ月は安全に生きられる」という【明確な数字と論理的な計画】を目の前に差し出すと、扁桃体はスッと静まり返ります。
「あ、なんだ。ちゃんと安全ルートが確保されているじゃないか」
と、脳が心底「安心」してくれるのです。
HSP自体は、決して壊れやすい存在ではありません。 ただ、自分を守るための「戦略」を持たないと、他人の感情や漠然とした不安に飲み込まれてしまうだけなのです。
感情を無理にコントロールしたり、鈍感になろうとする必要はありません。
経済設計という「数字の結界」を張ることで、過剰な不安から解放され、その豊かな感受性を「自分らしいビジネスや暮らし」という資産に変えていくことができます。
繊細なままでいい。 ただ、賢く生き直すための「OS(システム)」を書き換えるだけで、見える世界は驚くほど穏やかで、豊かなものに変わります。
次回は、この「OS(システム)」についてもう少し詳しくお話ししたいと思います。
きっと大丈夫。このnoteと縁ができたあなたは、きっと、新しい一歩への準備ができるはずです。
読んでくれてありがとうございました。また会いましょう。
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