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カッコイイ名前とカッコイイ青年と美しい少年 映画監督ルキノ・ヴィスコン

小学生高学年くらいから映画にのめり込みましたが
当時のヒーローはハリウッドスターでした。
だんだんハリウッドからニューヨークに移り、ヨーロッパやアジアにも手を出したあたりで出会った。

ルキノ・ヴィスコンティ
なんて、カッコイイ名前だ!

さぞカッコイイ映画をつくっているんだろうなぁ。
「若者のすべて」
萩原聖人や木村拓哉の人気ドラマ?
違う、ヴィスコンティです。
フジファブリックの名曲?
違う、ヴィスコンティです。

さっそく観てみたら驚きました。

アラン・ドロン
なんて、カッコイイ顔なんだ!

でも日本人からすれば名前はピンとこない。
あらん どろん
内容ももちろん素晴らしい映画でした。
貴族出身のヴィスコンティ伯爵でありながら、
市井の庶民の生活や苦悩を等身大で描き、
階級差別的なメッセージ性も想起させる秀作…。
とか、どうでもいいくらいアランドロンがカッコイイ。
おそらく日本人が頭で思い描く「二枚目外国人像」をヴィジュアル化したら、そこにいるのはきっとアランドロン。
全世界の女性が一目惚れし、全世界の男性が憧れる男。
それがアランドロン。

眉の形、長いまつ毛、通った鼻筋。どれも完璧な男。

「若者のすべて」も良いが、
ヴィスコンティの代表作と言えばやはり
「ベニスに死す」でしょう。
どうやら”映像美溢れる美しい作品”として
評価が高いそうです。

冒頭からガツンとやられました。
マーラーの「交響曲第5番」
ぼくが、「世界一ドラマチックなクラシック」の
称号を与えた曲です。
しかも「グスタフ・マーラー」
グスタフはぼくも一目置く名前です。
ヴィスコンティには遠くおよばないですけどね。
ちなみに”グスタフ”界のトップは
「グスタフ・クリムト」です。

そして開始30分、ついに登場します。

ビョルン・アンドレセン
なんて美しい顔立ちなんだ!

当時の日本人にはいないタイプの
中性的で透明感のある顔立ち。
もちろん内容も素晴らしい映画でした。
刹那的で儚い「美」への憧れと、
抗うことのできない「死」への帰結。
美へ憧れた死は浄化されるのか。
そして美は究極へと変貌を遂げるのか。
とか、どうでもいいくらいビョルンが美しい。

「世界で一番美しい少年」

世界一カッコイイ名前の監督と、
世界一カッコイイ顔の俳優と、
世界一美しい少年。
そのどれもが名前負けしていないのが素晴らしいですね。

いい名前の人がいい仕事するのか?
いい仕事した人の名前はよく聞こえるのか?
ぼくは意外に前者なんではないかな。
と思います。

そういうおはなし。

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