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【自然のしくみ】人見知りの森-クラウンシャイネス-

空にできた すき間 

薄暗い林の中。クスノキがぎっしり茂っています。
見上げると、枝葉がぶつかり合わずにすき間が空いて、パズルのようにきれいに並んでいます。
葉が重なり合ってしまうと、光がさえぎられ、光合成が十分にできなくなってしまいます。おたがいに光があたるように、枝葉たちがすき間を作って、場所をゆずりあっているようにも見えます。

このしくみを「クラウンシャイネス(樹冠の人見知り)」といいます。
 

すき間ができるまで

たとえば風がふくと、枝と枝が近づいたところは、ぶつかって折れたり新芽が傷ついたりします。


折れて芽がなくなった部分からは成長できません。ぶつからなかったところだけから枝が伸びていき、空間をうめていきます。

枝が近づいては折れ、空間がたっぷりあるところだけが成長し・・をくり返し、せまいすき間を残して木たちは成長していきます。
ためしに木の枝をひもで結んで、風が吹いても動かないようにする実験をしてみたら、すき間にも枝が伸びて埋まっていったそうです。(1)
 

空をわけあう

木々が風にゆられ、ぶつかりあった結果、みんなで光を分け合うきれいな空のパズルができました。
クスノキ以外のいろいろな木でも、クラウンシャイネスによるすき間を見ることができます。

参考
(1)ビクター・リーファーズ。「成熟する北方林群落におけるクラウン・シャイネス」。SFMネットワーク研究ノートシリーズ。36。ISSN 1715-0981。2015年9月25日にアーカイブ。2015年8月23日取得。
https://web.archive.org/web/20150925144427/http://www.sfmn.ales.ualberta.ca/en/Publications/~/media/sfmn/Publications/ResearchNotes/Documents/RN_E36_CrownShyness_low.ashx


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