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なまってうだう、うだっこだの・・・39   びんぼのジャズのすすめ篇-3

おばんです
えばんすですど
バンガード

Waltz for Debby
Bill Evans Trio
1965 / Riverside
Bill Evans (p) , Scott LaFaro (b) ,Paul Motian (ds)

ジャズどがって聞けば、「うへーっ」どがいう人でも、この曲なば聴いだごどあるんでねの?っていうぐれ、有名なアルバムの”Waltz for Debby”。
ジャズだのクラッシックだのポピュラーだのなんだのは、とりあえず脇さおいで、聴いだほうがいい、聴がねなばなんね、のいぢめだ。
これも、どごの図書館さいってもある、名盤のいぢめなので、”Groovy”ど一緒に借りでみでください。

かちゃかちゃど
食器ならして
バンガード

これは、スタジオ録音でねぐ、ビィレッジバンガードっていうニューヨークの老舗のジャズクラブでのライブ盤だ。
だがら、拍手だげでねぐ、お客さんのぺちゃくちゃしゃべる音、かちゃかちゃ食器鳴らす音ひゃってて、びゃっこ、いらっとするども、それもふぐめで
ライブ会場さいるんた臨場感だど思って聴けば、おもしぇぐなるよ。

ビルが、MCどがやれだら、飯食って酒っこ飲んで好きだ音楽聴ぎに来てるお客さん達さ、「おばんです。エバンスでーす!」どがって言って登場したら、みんなひぐべな。
だいたい、キャラどタッチの暗さで売ってそうな人だし、大概、首折れでで、下うつむいで、まなぐ閉じでひいでるんた感じの人だべ。集中して曲さひゃってるのが、自分さ酔ってるのが、ポーズなんだべが。

キース・ジャレットなば、大体、神降りできて、うーっどが、あーっどがうなってるし、オスカー・ピーターソンの場合は、ピアノひぐの好きで好きでたまんねなやーってな感じで汗だくで嬉しそうにひいでるし、レッド・ガーランドなば、コロコロど鍵盤転がして、ビル・チャーラップは淡々としでで律儀な感じでひいでるし、演奏する人みんなそれぞれだなや、どがって見えでくれば、やっぱおもしぇぐなって、わの好みも見えでくるもんだ。

びゃっこくれ
かげどあいしゅう
リリシズム


CDのとばっぐち、My Foolish Heart なば、有名なジャズのスタンダードナンバーだども、いがにもビル・エバンスっつうリリカル(叙情的)なタッチで、びゃっこ陰気臭ぐ始まる。聴く方も、酒どが飲んでねで、静がに、まじめに聴ぎ込まねばだめだっていうようなムードかましてるども、二曲目さWaltz For Debby どがひゃってで、「俺もびゃっこ明るい曲もひげんだよ」的な感じがして、暗いだげでねのがもね。暗さいっぺんとうでねぐ、けっこうなでかで、てどのええやづやづかもしれねな、って感じがして、聴ぐ気も増してくるっけ。

てどのええ:器用な

インタープレイ
がっきど個性の
かくとうぎ

だまって、聴いでれば、安定したドラムのピッチで、ピアノどベースがからまって聞こえでくる。このからまって演りあう感じが、スリリングどがって言われで、インタープレイのどごで感じるやづ。ジャズの中でもそれが、一番のおもしぇどごらしんだ。
インタープレイつぅのは、演奏してる人がだ、互いの音を聴いで、対話するように演り合うごとで、互いさ刺激し合って、演奏を展開するごどだど。
「へーっ」どがっていう話よりも、その中身が大事で、他の音楽のジャンルさはね、ジャズならではのおもしぇどごだ。話どしての薀蓄でねぐ、インタプレイのやり取りのスリリングな感じどがって、わがってくれば、もっともっとジャズが好ぎになってくるっていう、勘所だべ。

その、インタプレーどが、スリリング度合いっていうのが、このアルバムがすげーらしんだよ。そんぐれ、うめぇってごどなんだ。
実際、この時の三人、自分らで、この日はなんだが特別だったな、おりで来たなー、ってぐらいノってだらしいんだ。
タイムマシンさのって、その日さいってみでもんだよな、まったぐ。

さっき、インタープレイどがが、ジャズの真骨頂みでだごど描いだども、おべでれば、「あー、きたききた。はり合ってるな、かまし合ってるなー」どがって、聴く方ものってきて、体うごがして、自分も一緒にやってるんた気分になったりする。一体感なば、ロックどが、ポップスでも一緒だどもな。ジャズの場合、楽譜がねくて、演るひとが即興(インプロビゼーション)でやるがら、やる人が違ったらあだりまえで、やる人が同じでも、かましてくる人の即興で、合わせる方の即興も変わってくるがら、同じ曲でも同じ演奏はねってごどだわげ。

ちぃにじむ
てんさいラファロ
ゆびはしる

Sunday at the Village Vanguard
Bill Evans Trio
1961.6.25 / Riverside
Bill Evans (p) , Scott LaFaro (b) ,Paul Motian (ds)

”Waltz for Debby”のベース奏者、Scott LaFaro(スコット・ラファロ)は、そのライブ録音のあど、11日後に自動車事故で亡くなってしまったらしい。
スコット・ラファロが、急逝して、エバンスが、残された音源を追悼盤として出すべって、だされだ盤が、”Sunday at the Village Vanguard”だ。
”Waltz for Debby”ど合わせで一晩分の演奏になる。

ちょうてんの
えんそうだどは
つゆしらず


そうやって思って、ベースどが聞いで見れ。だいぶ、味わい深いんでねがな。ラファロの生きでるうぢの頂点の演奏だった、っていうごどになるべ。
ラファロは、ベース弾きの天才、ギフテッドっていうより、1日に12時間も練習してだ、努力の人だったどいうごどだ。だがらこそ、エバンスど張り合って、白熱したインタプレイができだっていうわげしゃ。
”Waltz for Debby” 聴ぐ時に、おべでおいだほうがええ、でぇじな、でぇじな、「へーっ」の中身だ。もちろん、そんただごど、まったぐ知らなくっても、十分過ぎるほど、しびれる内容だどもな。

コンプリート
リアルがきげる
ちょーライブ


The Complete Village Vanguard Recording 1961
Bill Evans Trio
1961.6.25 / Riverside Recording
2002
Bill Evans (p) , Scott La Faro (b) ,Paul Motian (ds)

ジャズの殿堂と言われるクラブ、ビレッジバンガードで、三人に神が降りで、ジャズ史に残るインタープレイを繰り広げだって聞いたら、どういう風にその温度が上がっていったべが、どが気になるべ。
周りのうるせーやづらの、飲み込まれて静かになっていく具合どがもさ。
そしたら、ありましたよ。
1961年にライブ演奏された、まんまの演奏順のまんまのやつが、二枚組で。コンプリート盤 ”The Complete Village Vanguard Recording 1961"。
ライブがら、しばらぐたってがらの、2002年の発表だ。
MCのイントロどが、びゃっこ、誰がさ吹聴したくなる「へーっ」がひゃってるので、ぜひ聴いでみでけれ。びゃっこ、マニアックだがら、図書館どがさはおぢでねはずだがら、投資するが、Youtubeどがでな。

ぷっつんも
ライブならでは
まんま聴ぐ


二曲目Gloria's Step [Take 1, Interrupted]、の途中1分8秒当たりで、一瞬停電で音が途切れる。「あれ、わのCDコンポ、どっかいかれだべが?」どが、気になるども、瞬時に治ってしまう。これは、曲名にinterruputedってあるとおり、ライブ中に、停電があって、録音が一時中断したんだど。
だから、ってことはないのだけど、なかなか珍しい、ライブならではの録音、ライブ感が味わえる瞬間だすべ。

ぺちゃくちゃも
へだなはくしゅも
あじのうぢ

三枚組、26曲で2時間33分だがら、ちょっと長めの映画でも見るど思ったら、一気聴ぎできそうな時間ではあるべ。
だども、三人のものすげー演奏にどぎも抜かれで、客のくっちゃべりがびゃっこづづ、すぐねぐなってぐる、どが思ってらったども、最後になってもへらねんだね。白熱するインタープレイどがって、まったくわがらね、意に介さねおじさん、おばさんがだも、いるんだね、たぶん。
ま、聴いでるおらも、その一人になってしまえば、気にもならねぐなる。
だども、拍手はえよ、拍手は。しゃべんな、って、言いたいだげ。

くうきかん
よいんでみしぇる
にんげんみ


ラスト …A Few Final Bars
そんな、観客達のことは全く意識に入らながったように、自分らのその日の演奏、プレイをやり終えだ人間味を感じるような、やり取り。
メンバーの人格までが伝わってくるような、白熱ライブ後の、ジョークもかます、余韻の一分十数秒。
「ぼちぼち、あがろうか」「やりきったよね。」「なかなかだったよ!」
「また、やるべがね!」どが・・・
客らの笑い声さも、その日のライブの満足感がこっちさも伝わってくる。
いずれ、11日後にラファロはこの世がら、いなぐなるんだども・・・

Waltz for Debby
Sunday at the Village Vanguard
The Complete Village Vanguard Recording 1961

正直、ビルエバンスの他のアルバムもあるども、あまりまともに聞いだっていう覚えがねぇ。それぐらい、”Waltz for Debby”と言う盤は別格なのがもしんね。おらの、ただの怠慢だべどもな。
ラファロがそうさせているのが、どうがわがらねども。
この盤の演奏されだ日、その時、その瞬間を知るために、この三枚は、この順番で、聴く意味があるんだど思う。

・・・・・・・・・・・・・・

しょうめいを
びゃっこおどして
濃いさげで

びんぼの自分。
糞田舎のエキチカでない、エキトオの一軒家を買ってしまったあたりから悲劇は始まってる。電車ではなく、列車だし。最寄り駅まで、徒歩25分もかかるし。ま、自転車だったら、10分ちょっとだけど。
周囲は田んぼだし、春先はかえるがげこげこうるせーし、うしのような声でなく蛙もいる。
そんな、今更の我が家でも、家に帰ってリビングのでかいテーブルに座って、少し照明を暗くして、安バーボンのオンザロックやハイボールで、カランコロンなんてならしながら、なんでもいいから、ジャズかければ、一気にジャスバーになれる。目をつぶって、周りの生活感満載の夾雑物が見えない様にして。

ほんとの自分。
ライブ、やっぱいいよね。
NYのビレッジ・バンガード、いきてーな。
東京でもいいさ、ブルーノート、コットンクラブとかでさ。

へばね!




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