大樹武闘祭|エキシビション。🌙ナインVS🍁楓――“読む者”同士が戦ったら?🔥
みなさん、おっハム🐹
ハムハムハムハムはむかっつ~(*´○`)o¶~~🎶

本日。
『大樹武闘祭』の記事を読んでくださった方から、
こんな質問をいただきました。
「ナインと楓が戦ったら、どっちが強いんですか?」
……。
🔥 ハムカツ
「…………」
🐹 ハムちゃん
「…………」
🌞 きらら
「戦えば分かるなの!」
🔥 ハムカツ
「そういう問題じゃねぇ🤣」
でも。
考えてみると、
この二人。
実は一度も直接戦っていません。
🌙 ナイン。
能力……
《静界》
相手の呼吸。
視線。
肩。
腰。
重心。
ほんの僅かな動きから、
相手が動き始める“前”を読む。
そして。
弓と矢を使い、
相手そのものではなく、
「次に進む場所」を狙いながら、
戦場そのものを組み立てていく。
対する。
🍁 楓。
能力……
《解析領域(アナライズ)》
相手の能力。
攻撃。
速度。
癖。
戦場。
ありとあらゆる情報を解析し、
そこから、
最も安全な場所。
最も有効な行動。
そして、
勝利へ繋がる答えを導き出す。
つまり。
簡単に言えば。
🌙 ナインは、
「相手を見る。」
🍁 楓は、
「相手を理解する。」
……。
🔥 ハムカツ
「絶対試合静かじゃん」
🐹 ハムちゃん
「殴り合ってくれた方が分かりやすいんだけど!?🤣」
💈 佐々木
「無理でしょうね。」
🐦 凛
「ふふ。面白そうじゃない。」
🌸 蓮
「じゃあ、やってみよっか😊」
というわけで。
読者さんの質問から生まれた、
大樹武闘祭。
特別エキシビションマッチ。
🌙 ナイン VS 🍁 楓
本気で戦ったら、
どちらが勝つのか。
今回は。
遠慮なし。
忖度なし。
能力。
性格。
相性。
これまでの戦い方。
すべてを踏まえて……
本当に戦ってもらいます。
~🌙🌸🐹🍁🐦🌞💈🔥~
円形の闘技場。
中央。
向かい合う二人。
ナインの左手には、
弓。
楓の周囲には、
いくつもの解析画面。
……。
動かない。
…………。
まだ、
動かない。
🔥 ハムカツ
「始まってる?」
💈 佐々木
「開始しております。」
🐹 ハムちゃん
「地味ぃぃぃ!!🤣」
🌞 きらら
「二人とも立ってるだけなの!」
🐦 凛
「いいえ。」
凛だけが、
小さく笑いました。
🐦 凛
「もう始まってるわよ。」
楓の周囲。
解析画面へ、
次々と情報が表示されていく。
――姿勢。
――呼吸。
――弓の角度。
――右手。
――視線。
――射程推定。
――攻撃開始予測。
一方。
ナインも、
楓を見ている。
肩。
腰。
足。
視線。
呼吸。
そして。
楓の周囲に浮かぶ、
解析画面。
🍁 楓
「…………」
🌙 ナイン
「…………」
🔥 ハムカツ
「怖っ」
🐹 ハムちゃん
「だから言ったじゃん!!静かな方が怖いんだって!!🤣」
その瞬間。
――ヒュッ。
矢。
楓の左側。
地面へ刺さった。
🍁 楓
「……」
次。
右。
その次。
少し前。
楓本人には、
一本も飛んでこない。
🍁 楓
「進路制限ですね。」
🌙 ナイン
「……うん。」
楓の解析画面。
――射撃対象:本人ではない。
――目的:移動制御。
――予測経路形成。
🍁 楓
「ハムちゃんと佐々木さんに使った戦い方ですね。」
🌙 ナイン
「……そう。」
🔥 ハムカツ
「楓、もう知ってるじゃん!」
🐦 凛
「もちろんよ。」
これまで。
ナインは、
相手がどこへ進むのかを読み。
そこへ先回りして矢を置くことで、
相手自身に、
自分が作った道を歩かせてきた。
でも。
楓は、
その戦いを見ている。
解析もしている。
つまり。
ナインの“勝ち方”を知っている。
🍁 楓
「でしたら。」
楓が、
右へ踏み出す。
その先。
ナインの矢。
だが。
直前。
楓は止まった。
そして。
反対側へ。
――ヒュッ。
そこにも、
矢。
🍁 楓
「やはり。」
解析画面が切り替わる。
――移動開始前に射撃。
――視線ではなく身体情報から予測。
――回避方向変更にも対応。
🍁 楓
「ナインは、私が動いた場所を狙っているわけではありません。」
一歩。
楓が下がる。
🍁 楓
「私が“動こうとした場所”を狙っています。」
🌙 ナイン
「……うん。」
🍁 楓
「でしたら。」
楓が、
動かなくなった。
🌙 ナイン
「…………」
解析。
楓は、
自分自身の動きを解析していた。
踏み込む前。
重心が傾く。
肩が動く。
視線が向く。
足へ力が入る。
それらすべてが、
ナインへ情報を与える。
ならば。
情報を与えなければいい。
🐹 ハムちゃん
「えっ?」
🔥 ハムカツ
「どうすんの?」
楓が、
深く息を吐いた。
そして。
ゆっくり。
ごく自然に。
歩き始める。
右でもない。
左でもない。
急がない。
狙いを決めない。
その場で、
最適解を選ぼうとしない。
ただ。
一歩。
歩く。
――ヒュッ。
矢が飛ぶ。
楓は、
それを見てから止まる。
別の方向へ。
また一歩。
🌙 ナイン
「……」
初めて。
ナインの矢が、
楓の進行方向から少し外れた。
🐹 ハムちゃん
「外した!?」
🍁 楓
「意図を決めるから読まれる。」
もう一歩。
🍁 楓
「なら。」
もう一歩。
🍁 楓
「直前まで、決めなければいい。」
🔥 ハムカツ
「そんなこと出来る!?」
💈 佐々木
「楓さんですから。」
🔥 ハムカツ
「納得したくない説明だな🤣」
ナインが、
ほんの少しだけ目を細めた。
🌙 ナイン
「……厄介。」
🍁 楓
「お互い様です。」
距離が、
少しずつ縮まる。
20メートル。
18。
15。
楓は、
ナインを見ない。
矢を見る。
地面を見る。
解析画面を見る。
その瞬間、
最も安全な場所だけを選ぶ。
未来の行動を決めない。
その場。
その場。
一歩ずつ。
🍁 楓
「ナインの《静界》は、未来予知ではありません。」
🔥 ハムカツ
「え?」
🍁 楓
「現在存在する情報から、次の行動を読む能力です。」
🌙 ナイン
「……そう。」
🍁 楓
「なら、次を決めなければ」
一歩。
🍁 楓
「読める情報も減る。」
10メートル。
🐹 ハムちゃん
「楓行けるじゃん!!」
🌞 きらら
「がんばれ楓ー!!✨」
🌙 ナイン
「……なるほど。」
ナインが。
弓を下ろした。
🔥 ハムカツ
「え!?」
🍁 楓
「……?」
ナインは、
矢を撃たない。
楓が歩く。
9メートル。
8。
7。
それでも。
撃たない。
🍁 楓
「…………」
解析画面。
――射撃行動なし。
――攻撃兆候なし。
――罠の可能性。
――進行継続リスク:不明。
🔥 ハムカツ
「今度は楓が止まった🤣」
🐦 凛
「ふふ。」
楓は、
ナインを見る。
ナインも、
楓を見ている。
🌙 ナイン
「……どうしたの?」
🍁 楓
「それを解析しています。」
🌙 ナイン
「……そう。」
🐹 ハムちゃん
「会話まで静か!!」
楓が、
もう一歩。
ナインは動かない。
もう一歩。
距離。
5メートル。
あと数歩踏み込めば、
弓の優位は消える。
楓の解析画面。
――接近戦。
――優位。
――場外までの距離。
――ナイン後方:6メートル。
🍁 楓
「……届きます。」
その瞬間。
ナインが。
矢を一本。
放った。
楓本人ではない。
右。
続けて。
左。
🍁 楓
「……同じ手は」
さらに。
後ろ。
楓の解析画面。
――右:危険。
――左:危険。
――後退:危険。
――前進:最適。
🍁 楓
「前。」
踏み込む。
ナインへ。
だが。
一歩目。
ナインが下がる。
二歩目。
また下がる。
楓が追う。
🍁 楓
「……?」
🔥 ハムカツ
「ナイン、逃げてる?」
🌸 蓮
「違うと思う😊」
楓の解析画面。
――前進継続。
――距離縮小。
――勝利確率上昇。
🍁 楓
「…………」
さらに。
一歩。
その瞬間。
楓が、
止まった。
🔥 ハムカツ
「え?」
楓が、
ゆっくり下を見る。
足元。
場外線まで。
あと。
僅か。
🐹 ハムちゃん
「あっ!!」
でも。
越えてはいない。
🍁 楓
「……なるほど。」
顔を上げる。
🍁 楓
「これが狙いですか。」
🌙 ナイン
「……うん。」
🍁 楓
「ですが。」
解析画面。
――場外まで40センチ。
――後退不可。
――左右、矢。
――前方、ナイン。
――最適行動。
表示が、
切り替わる。
🍁 楓
「ナインへ踏み込みます。」
🔥 ハムカツ
「うおっ!?」
楓が。
地面を蹴った。
これまでとは違う。
迷わない。
解析結果を出した上での、
全力。
🌙 ナイン
「――」
楓の手が、
ナインへ伸びる。
押せばいい。
場外まで、
ナインも近い。
あと。
一歩。
その時。
ナインの瞳が、
楓ではなく。
楓の右肩を見た。
ほんの僅か。
力が入る。
右手で押す。
身体を支えるため、
左足が前へ出る。
《静界》。
その動きは、
始まる前から、
全部見えていた。
🌙 ナイン
「……そこ。」
ナインが、
半歩。
左へ。
楓の手が、
空を切る。
🍁 楓
「――!」
止まれない。
だが。
楓も、
すぐに理解した。
左足を止める。
重心を戻す。
場外線。
ギリギリ。
耐える。
🔥 ハムカツ
「止まった!!」
🐹 ハムちゃん
「楓すげぇぇぇ!!」
解析画面。
――姿勢修正。
――場内維持可能。
――成功。
だが。
次の表示が。
一瞬だけ、
遅れた。
楓の目が、
見開く。
🍁 楓
「……え?」
足元。
さっきまで。
なかったもの。
一本の矢。
楓が、
ナインへ踏み込む直前。
ナインが放っていた。
本人へではない。
楓が、
最後に踏み止まる場所へ。
楓は。
矢を踏まなかった。
解析によって、
咄嗟に避けた。
だから。
足を置いた場所は……
その、
ほんの横。
場外。
…………。
沈黙。
楓が、
自分の足を見る。
白い線を越えている。
🔥 ハムカツ
「…………」
🐹 ハムちゃん
「…………」
🌞 きらら
「出てるなの。」
審判の手が、
上がった。
試合終了。
勝者……
👑 ナイン。
🐹 ハムちゃん
「うわああああああああ!!🤣🤣🤣」
🔥 ハムカツ
「最後まで罠だったの!?」
楓は、
しばらく足元を見ていました。
そして。
小さく息を吐く。
🍁 楓
「……いつからですか?」
ナインは。
弓を下ろす。
🌙 ナイン
「……途中から。」
🔥 ハムカツ
「最初からじゃないんだ!?」
🌙 ナイン
「……楓が、私の誘導を外したから。」
ほんの少し。
ナインが笑う。
🌙 ナイン
「だから、作り直した。」
🍁 楓
「…………。」
解析画面が、
静かに消えていく。
🍁 楓
「私は、ナインの誘導を解析して」
🍁 楓
「その外側へ出ようとしていました。」
🌙 ナイン
「……うん。」
🍁 楓
「ですが最後は」
楓が、
場外線の内側に刺さった矢を見る。
🍁 楓
「“矢を避ける私”を利用した。」
🌙 ナイン
「……そう。」
🐹 ハムちゃん
「何その会話!?🤣」
🔥 ハムカツ
「俺もう途中から何と何が戦ってるのか分からんかったぞ!!」
💈 佐々木
「観察と解析でしょう。」
🔥 ハムカツ
「人間同士で戦ってくれ!!🤣」
🐦 凛
「ふふ。」
凛が、
二人を見ながら笑います。
🐦 凛
「でも、面白い結果ね。」
🌸 蓮
「うん😊」
楓は。
相手を理解する。
情報が増えれば増えるほど、
能力の仕組みを解き。
弱点を見つけ。
最適な答えへ辿り着く。
今回も。
実際に。
一度は、
ナインの読み方そのものを解析して。
《静界》の誘導を破った。
もし。
あのまま距離を詰めきれていたら。
結果は、
逆だったかもしれない。
でも。
ナインは。
相手を理解しようとはしない。
ただ、
見る。
楓が何を考えているか。
ではなく。
楓が、
次にどう動こうとしているか。
解析結果が何であっても。
最後に身体を動かすのは、
楓自身。
その一瞬だけを、
ナインは最後まで見続けていた。
🍁 楓
「……負けましたね。」
🌙 ナイン
「……うん。」
🍁 楓
「悔しいです。」
🌙 ナイン
「……私も、かなり危なかった。」
🍁 楓
「再戦しますか?」
🌙 ナイン
「……嫌。」
🍁 楓
「即答ですね。」
🌙 ナイン
「……次はもっと解析される。」
🍁 楓
「その予定です。」
🐹 ハムちゃん
「怖ぇぇぇぇぇ!!🤣」
🔥 ハムカツ
「もう二人とも戦わせたくねぇ!!」

ということで。
読者さんからいただいた、
「ナインと楓が戦ったら、どちらが強い?」
という質問。
今回。
実際に戦ってもらった結果は……
🌙 ナインの勝利。
ただ。
個人的には。
これは、
圧勝ではありません。
感覚としては、
🌙 ナイン 6
🍁 楓 4
そのくらい。
初戦なら、
僅かにナイン。
理由は。
楓が答えへ辿り着くより先に、
ナインが、
その途中の動きを使って戦場を作れるから。
でも。
再戦になればなるほど。
楓は、
ナインの《静界》。
矢の置き方。
誘導。
判断の癖。
そのすべてを解析していく。
つまり。
初戦はナインが怖い。
でも。
再戦するほど楓が怖い。
そんな組み合わせなのだと思います。
同じ、
“頭を使って戦う二人”。
でも。
一人は。
理解してから、
答えを出す。
一人は。
答えが出る前の、
ほんの小さな動きを見る。
《解析領域》VS《静界》
読者さんのひと言から始まった、
今回のエキシビション。
……。
🔥 ハムカツ
「ガチで一記事になったじゃねぇか🤣」
🐹 ハムちゃん
「質問した人もここまで戦わせると思ってなかったでしょ!!🤣🤣」
🌞 きらら
「次は誰と誰なのー!?✨」
🔥 ハムカツ
「待て待て!!」
💈 佐々木
「質問は慎重に受け付けた方がよろしいかと。」
🔥 ハムカツ
「読者の質問ひとつで大会増設される世界になってきた🤣」
でも。
こういうのも、
Hamu’sらしい。
誰かの、
「もしも」。
そのひと言から。
また一つ、
知らなかったみんなの顔が見えました。
質問してくださった読者さん。
ありがとうございました😊
そして。
エキシビションなので……
大樹武闘祭の初代王者は、今まで通り凛です。
そこは変わりません🤣
また何か。
面白い「もしも」が生まれたら。
その時は。
大樹の闘技場を、
もう一度開きましょう🔥
のむのむさんありがとうございます😊

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