京都・愛宕神社 登拝|火と山と天狗に導かれ、辿り着いた日
昨年からずっと、私の心には火・天狗・山というキーワードが響いていました。
京都・愛宕神社へ登拝したいという思いが日に日に強まって・・・。
思いに従って、京都へーー。
愛宕神社は全国に約900社ある愛宕神社の総本宮。
火伏せの神様 として深く信仰され、その本社は愛宕山の山頂にあります。
自らの足で登らなければお参りすることができないまさに修験の気配を残す神社です。
阪急嵐山駅から出発しました。



一の鳥居から、清滝のせせらぎへ
清滝バス停が登山口に近いのですが、一つ手前の鳥居本バス停で降りました。
はじめてなので、一の鳥居から歩みを始めたかったからです。
一の鳥居

のぼり亀石
願うと険しい愛宕山を無事に登れると伝えられています。
無事に登れるようお願いしました。

試み峠: トンネル脇の坂道。



清滝バス停を過ぎると、登山口の看板が見えてきました

ここを登ったところにトイレがあります。

清滝
「身を清めた場所」と伝えられている地。
清流のせせらぎで、耳と目を清めます。



そして 二の鳥居。

いよいよ山に入っていきます。




階段が多め、つづら折りに登っていきます。







すれ違いの際、「おのぼりやす」「おくだりやす」と声をかけあうのが、愛宕山の文化。
実際に声をかけて下さったのはお一人でしたが、その温かさに励まされました。


ところどころに咲く花たちが力をくれます。




まだまだ階段を登っていきます!

終盤、「もう少しだ、もらった!(達成!)」
と思った瞬間、目に入った看板👀

“ 中年ハイカー気を付けて”!!!
私のような中年ハイカーが一番気が緩む場所なのでしょうね。
「勝つと思うな。思わば負けよ」——
そんな言葉が頭をよぎりました。
「家につくまでが遠足!」
(子供たちによく行ってた言葉…)
気を引き締めなおします。
黒門が見えてきました。




境内に到着です。
こちらにもトイレがあります。

最後は 「がんばり坂」 と呼ばれる石段。
最後の試練です。

石段の右手側に、細い山道へと入る道がありました。
白髭社

猿田彦命と同一神とも伝わる白髭大神を祀るとされています。

細い山道を気をつけながら階段を登り、お参りしました。
来た道を戻り、本殿へと続く石段へ。

最後の鳥居です。

天狗岩(亀石)
一の鳥居にあったのぼり亀石と対をなす 亀石 があります。

愛宕権現・太郎坊天狗 が舞い降りた場所と伝わっています。




【愛宕神社】
御祭神
伊弉冉尊
埴山姫神
稚産霊神
豊受姫命
火産霊命
アクセス
JR「嵯峨嵐山駅」または阪急「嵐山駅」より京都バスで「清滝」下車、徒歩約2時間
標高: 924m
本殿にお参りし、さらに奥に入っていきます。

【若宮社】
主祭神: 迦遇槌命
カグツチはイザナギとイザナミの間に生まれた火の神。
誕生の際に母イザナミを火傷で亡くしてしまい、怒ったイザナギに十束の剣で切り落とされます。
その時、体の各部位や流れた血から、雷神・岩石の神・山の神など 数多くの神様が生まれた とされています。
大山祇命(山の神)もその一柱。

愛宕権現太郎坊天狗
社殿の脇には、困難に打ち勝つ力を授けるといわれる美しい絵馬。

前に立ったとき、昨年から感じていた天狗との不思議なつながり、この山へ向かっていた心の流れ、大山祇命ーー
「ここへ来たかったんだ…」
すべてが一本の線で繋がった瞬間でした。
【奥宮社】
縁結びのご利益でも知られる奥宮。
御祭神: 大黒主命(大国主命)以下17柱

おみくじは「凶」
御神籤は、近年引いたことがなかった、「凶」!!
「何事も人のちからにおよぶまし 神のみこころなるを知るべし」
内容も、なかなか厳しめ・・・。
「また来なさい」という神様からのお招きなのだと、有難く受け止めます。
下山——月輪寺ルート
石段を下ったところの広場でお昼休憩をとり、下山は 月輪寺 を経由するルートで。

月輪寺
宗派:天台宗
空也上人ゆかりの寺

しだれ桜の名所です。



境内では鹿にも出会えました。

隠れた絶景——空也の滝
清滝バス停への道を戻る手前、右手に折れる細い山道があります。
目印があまりに小さくて・・・。
行くべき人しかたどり着けないのか…?

見えます??「空也の滝へ」

たどり着くか不安になりながらも、登っていくと…
八大龍王の鳥居が⛩

空也の滝
空也上人が修行したといわれる滝で、現在も滝行が行われる修験の場


驚くほど繊細で美しい滝。
まるで天女の羽衣のような、絹の糸が流れるよう。
頑張って、登ってきてよかった!


月輪寺登山口から清滝までの下る山道では、、、
猿が…!

下山後は、ぷるんぷるんのわらび餅と抹茶でご褒美タイム🍵

愛宕さんという神社
お水上げ(山の上までお水を運ぶ)をされる方、ゴミを拾いながら登拝される方、3000回以上登られている方、毎日登られる方——。
こんなに厳しい山の中にありながら、これだけ多くの人に頼られ、愛されている神社様——。
登っている時は「一生に一度」と思って登りました。
でも下山のころには、もうまた来たいと思っていました。
また伺える日まで、精進していきます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
✦ 今回のルートと所要時間
区間 時間
✦一の鳥居 →清滝バス停 20分
✦二の鳥居 → 愛宕神社 2時間20分
✦愛宕神社 → 月輪寺 50分
✦月輪寺 → 月輪寺 登山口 60分
✦月輪寺 登山口 → 空也の滝 15分
✦空也の滝 → 清滝バス停 30分
合計 13.5km 6時間20分(休憩除く)
