見出し画像

去るもの追わず#アマノ文筆クラブ


 [四季の継ぎ目]

薄桃色の風が吹く頃に  
花びらの雨の中  
貴方へ続く糸をみつけた

夏の声が遠く霞む前に  
短冊にそっと願いを込めた  
『どうかこの時が永遠に…』と  

金木犀の香りに誘われ  
街路樹は赤に染まりゆく  
落ち葉を見つめた私の影は  
夏より少し短くなっていた  

銀の世界に広がるのは  
微かな息の音だけが響いてる  

淡い記憶の名残さえも  
私は今、ただ見送る  


今回は、こちらに参加させていただきました。

ありがとうございました。


いいなと思ったら応援しよう!