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【詩】弦のゆくえ

向かい合わせの背中
伝えたい言葉が
通り過ぎる夜風に吹かれて
手のひらに戻る

別れの弦のゆくえ
強く押さえた胸の先に
なにが響くのだろう

出逢いの音も 
月の雫の弾ける音さえ
幻になる

ふたりの後ろで
バイオリンの波が遠くに引いて
わずかの音の余韻

月も横を向いたまま
そっと目を閉じている


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