群馬の温泉③四万温泉

一軒宿の温泉やら日帰り温泉やらも含めると数えきれないくらい温泉がある群馬県ですが「上毛かるた」で取り上げられてるのは草津、伊香保、水上、四万の4つです。
今回はそのうち四万温泉のお話。

積善館

四万温泉を語る上で忘れてはならないのが積善館。
「千と千尋の物語」のモデルとなった旅館の1つではないのかと言われています。
古くからの湯治宿(本館)と多くの有名人が泊まった山荘、新しくて豪華な佳松亭の3館からなり、中でつながってはいますが、本館とそれ以外では玄関はもちろん、それに入れる道も違います。
温泉街近くの玄関から出入りするのが本館で、有名な「元禄の湯」も本館側にあります。(ちなみにどれに泊まっても全てのお風呂に入れます)
本館はこの旅館の原点とも言える湯治宿の伝統を受け継ぐもので、食事も弁当です。ただ、良い素材を丁寧に料理しているのか、すごく美味しくて侮れません。

元禄の湯

写真は積善館のHPより

昭和初期に建てられた、ということは100年近く経っている積善館でもメインのお風呂です。
浴室に入って最初に驚くのが「脱衣所が独立していない」こと。建てられた当時はこれが普通だったそうですが、浴槽に浸かりながらでも自分の脱いだ服が見えますから盗難防止になりますね。
壁際には1人入ればいっぱいの小さな蒸し風呂がいくつかあります。このお風呂だけは日帰り入浴あり。
積善館にはこの他、佳松亭に立派な大浴場(露天風呂付き)と山荘に小さい浴場が2つ(空いていれば勝手に使える貸切)があります。

本館と山荘や佳松亭を結ぶトンネル。幻想的ですね。

歴史と文化財

とにかく古い建物(本館は築100年くらい)なので本館や山荘は重要文化財の指定を受けています。また、本館には積善館の歴史を伝える資料、例えば柳原白蓮ら宿泊した著名人の色紙なども展示されています。古い建物が好きな方には群馬県内だとここと法師温泉の長寿館がおすすめです。

日向薬師堂と御夢思の湯
温泉街からさらに奥に入ると日向(ひなたみ)地区。
ここには古い薬師堂と日帰り温泉の「御夢想(ごむそう)の湯」があります。温泉街から歩くとそれなりの距離なので訪れる人も少なく静かで落ち着いた感じです。

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