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自己紹介(もどき)ー 承前

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また、自己紹介(もどき)[前半] に関しては、以下をご覧ください:


さて、今回は「自己紹介(もどき)ー 承前」ということで、あらためて駄文を弄させていただくわけです。


初めにお断りしておきますが、現今の言わば AI 全盛時代に、しがない当方の過去の旧式英語学習法など、微塵も役に立たないではないかとお感じの方もことによるといらっしゃるかもしれません。
それでも敢えてこれを公開する理由は、大袈裟な言い方をするなら、人間の前進にとって、

「歴史(社会史であれ個人史であれ)」を知る

ということがひとつのキーワードとなり得る、と信ずるからです。


まあ、平たく言ってしまうなら、
遅かれ早かれそう遠くない将来、

へー、インターネットも AI もない時代なんて、あったんだ…

と漏らす新世代で埋め尽くされる時代がすぐそこまできてはいるけれども、しかし、

⚫️ ラジオ放送の電波受信状況が極めて劣悪な田舎町で、かつ AM 放送しか聞けない状況で、
⚫️ 録音機器といえば小型のカセットテープレコーダー(しかも空中録音しかできない代物 😄)一台しかなく、
⚫️ テキストを買うお金すらなかった

という状況下で貧乏中学生が如何にして英語学習を諦めずに継続したか

といった話も、ひとつの話としてはそれはそれで面白いのではないか、

ということです 😄


以下の話はそんな程度に受け取っていただき、気軽にお読みくだされば、と思う次第です。


さて、その昔中学校に進学した当方は、ご多分に洩れず、英語という新しい科目に興味津々でした(このことのもつ歴史的・社会的意味づけや良し悪しという大きな問題に関しては、ここでは敢えて触れないことにします)。

しかし、赤貧洗うが如き貧乏家庭に育った一中学生にとっては、英和辞典一冊買うお金すらもない状況であって、小学校の卒業時に学校から記念に贈呈された手のひらサイズの超小型の英和辞典が〈唯一の頼みの綱〉でした。


さて、自己紹介(もどき)[前半] (↑)でも触れたとおり、親を拝み倒して、旺文社のバラシリーズの英語参考書だけはなんとか買ってもらいました。
やはり [前半](↑) にも書いたとおり、この本は他の出版社の参考書とは少々毛色が変わっていて、本の初めの部分にかなりのページ数を割いて〈発音解説〉がしてあったのです。

いまにして思えば、当方が英語の発音に興味を抱くきっかけになったのは、この参考書の影響が大だった気がします。

以下、[前半] からの引用:
いまの便利な世の中と違って準拠の音声が付属しているわけでもなかったのですが、とにかく夢中になって読みましたね。そして、それを元に自分なりに工夫を重ねつつせっせせっせとノートを取り続け、小規模ながらも個人的な〈発音研究史〉が始まったわけです。この地道な作業は少しづつ少しづつ進化を遂げて大学時代まで続き、ノートの数は結果的に数十冊にもなりました。これは個人的な大切な宝物です。


さてさて、発音に興味をもった一学徒は、ある意味当然の流れとして、NHKラジオの英語番組を聞くようになりました。


しかしながら、ことはそうスムーズには行きませんでした。

まずそもそも、
⚫️ ラジオ放送の電波受信状況が極めて劣悪な田舎町で、かつ AM 放送しか聞けない

という状況でした。例えば、いまの特に若い方で「ラジコ」などというシステムを当たり前のように享受している方には想像すらし難いことかもしれませんが、受信状況が劣悪至極で、例えば、なぜかラジオをグッと握りしめるとちょっとだけ受信状況が良くなる 😄、というような経験則を結果的に知ることになるような、そんな状況でした。

しかも、そうやって必死に握りしめていても、途中から他の周波数の放送(何だか訳のわからない外国語)が徐々に割り込んできたりして、油断しているとそっちの方がメインになりかねない 😄、というような悲惨な状況でした。なんとか聞き続けようとアンテナを伸ばしてみたり、ラジオの向きを変えてみたり、チューニングを微妙に調整してみたり…。
傍から見たら、おそらくコメディーみたいな状況だったでしょうね。


しかも、当時は再放送を聞く余裕などなかったので、毎回ぶっつけ本番でした。
そこで、後学のために一応録音だけはしておこうと思ったのですが、なにせ当時はラジカセなどという洒落たものはありませんでした(世の中にはあったのかもしれませんが、少なくとも貧乏我が家にはありませんでした)。

⚫️ 録音機器といえば小型のカセットテープレコーダー(しかも空中録音しかできない代物 😄)一台しかない


こんな悲惨極まりない有り様なため、ノートにメモを取る意識さえも当然ついつい散漫になってしまうわけです。


さて、いまノートと言いましたが、当方には

⚫️ テキストを買うお金すらなかった

のです。そう、スクリプトが全くないのです 😄

自分の耳をダンボ耳にするしかない。それはそれは鍛えられましたね 😄
それでも、メインとなるダイアローグ自体は数回流してくれるので、何度か挑戦をして、なんとかかんとか書き取るところまで漕ぎ着ける。

それでも当然、聞き取れない、書き取れない箇所が出てくるわけです。


では、どうしたか。

書店に行って、立ち読みしました 😄

ただし、そんな自分に対してかなり厳しい条件を課しました
決して放送前に見てはいけない。翌日のものも当然ダメ。

それはそれは鍛えられましたね 😄

しかし、この方式にも大きな欠点がありました。
そうです、月の途中で当該テキストが書店から消えてなくなる、という厳然たる事実です。

それはそれは鍛えられましたね 😄



いかがだったでしょうか。
少しはお愉しみいただけましたでしょうか。


こうした過酷な状況というのも、いまの時代感覚からするなら、まるでスポ根ドラマみたいで、とんだ時代錯誤に感じられたかもしれませんね。


しかし、トータルで考えるなら、この自分の方式は、

極めて非効率ではあったが、しかし、ある意味極めて合理的であった

と自負しているのです。



さて最後に、ある日の奮闘ぶりをほんの一部だけ実況中継してみることにしましょう:

場面設定:母親が登校前の息子を急かしている
Mother: Here’s American coffee. Hurry up, or you’ll be late for school!

当方の反応:
(何度聴いても上↑のようにしか聞こえない)
いくらアメリカでも「Here’s American coffee.」なんて、果たして言うのかなあ…??????????(← 独り言)

書店のテキストで確かめたスクリプト:
Mother: Here’s your milk and coffee. Hurry up, or you’ll be late for school!

当方の反応:
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


この
Here’s American coffee.」vs.「Here’s your milk and coffee.
は、何十年も経った現在でも決して忘れません。それどころか一生忘れることはないでしょう。仮に同じ文を聞いても二度と再び聞き間違えることはないでしょう


さて、こうしたやり方は、果たして

非効率なのでしょうか?それとも合理的なのでしょうか?



ps
因みに、当時は上の発話を学問的に分析することなどは当然できませんでしたが、いまなら、以下に見るようにある程度はできます:

Here’s American coffee. vs. Here’s your milk and coffee.


ただし、一般家庭でもう少し現実的なのはこちらの会話でしょうね:


Mother: Here’s your milk and toast.

Hurry up, or you’ll be late for school!


Here’s American toast. vs. Here’s your milk and toast.


ps2
これは、発音絡みの話ではないのですが、ついでに:

英和辞典ではなく英英辞典を推奨する教師ってけっこう多いと思うのですが、周知のごとく、特に初学者にとっては、定義に出てくる英語がわからずに堂々巡りをしてしまう、というジレンマに陥ったりしますよね。

しかし、世の中には

英英和辞典


なる極めて便利なものがあるのをご存知でしたか。

そうです。英英辞典に和訳を付けた、画期的なアイデアものなのです。
これなら初学者でもストレスなく英語が身につけられますよね。

数社から何種類か出ているので、気になった方はお調べになってみてはいかがでしょうか。


なお、以下の点もぜひ勘案してくださいね:

⚪︎ 上記英英和辞典は、現段階では紙のものしか出ていないと思います。

⚪︎ 英和辞典には英英辞典に載っていない、初学者向けの語法解説や基本語解説が充実しているものが多いので、その点に関してはやはり捨て難い側面もあります。

⚪︎ 英和辞典英英辞典 と信じて疑わない方の根拠として、「英語は英語で考えよ」という理屈があると思うのですが、第一に、初学者にそれを求めるのはそもそもが無理難題であるという側面があるし、第二に、厳密な意味での同義語なるものはどの言語にも存在せず、実は類義語しか存在しないのだ、という点に鑑みるならば、英英辞典万々歳という見方自体が畢竟偏った一方的な見方なのだ、とも言える訳です。



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