その壁、止まりません|左官壁の正しい見極め方
塗り壁だから安心。
自然素材だからカビに強い。
そう思っていませんか?
結論から言います。
止まらない壁があります。
そしてそれは、見た目では判断できません。
表面と、止まることは別です
黒カビが出ている。
壁が汚れている。
臭いがする。
これらはすべて「表面に出ている現象」です。
一見すると
「ここをキレイにすれば解決する」と思いがちですが
実際はそうではありません。

カビは表面にあるのではなく
壁の中に存在しています
そのため
表面だけをキレイにしても
内部に菌が残る
湿気が残る
条件が揃えばまた発生する
つまり、見た目は変わっても現象は止まっていない状態です
プレモが見ているのは
「キレイになるか」ではなく
「止まるかどうか」です
「キレイになることと、止まることは別です」
左官壁が止まらない理由
左官壁には共通点があります。
多孔質(湿気を持つ)
内部構造がある
表面だけでは完結しない
つまり
中に湿気と菌が残る構造
プレモの判断基準
プレモでは、次のような壁は施工対象外としています。
● 土系+骨材層がある左官壁
表面の下に、粗い粒や空隙がある構造です。
この壁は
薬剤が均一に効かない
湿気が内部に残る
菌が取り切れない
防カビ工事が成立しません

一見細かく見える粒子の塊ですが、湿気を保持し
カビを繁殖させる原因になります。
代表的な左官壁が
・聚楽壁
・京壁
です。
● 掻き落とせない左官壁
カビ対策で一番重要なのは
リセット(初期化)です
しかし
硬くて削れない
下地まで到達できない
この状態では
中の菌が残ります
先ほど書いた、聚楽壁や京壁のように二層で仕上げている
左官壁は対応できません。
● 硬い珪藻土
一見良さそうに見えますが
多孔質
硬くて処理できない
表面しか触れない
結果
一度キレイになっても持続しません
よくある勘違い
「粒が細かいから大丈夫」
「見た目がキレイだから問題ない」
この判断は危険です。
粗さではなく構造で判断することが重要です
プレモの結論
リセットできない壁はやらない
・内部に入れない
・下地まで触れない
・湿気が残る
このどれかに当てはまる場合
止まりません
一番大事な考え方
防カビ工事は
キレイにする工事ではありません
止める工事です
だからこそ
やらない判断も施工の一つです
まとめ
左官壁には
できる壁
できない壁
があります。
そして
見た目では判断できません
プレモは
「止まるかどうか」で判断します
その壁、
本当に止まりますか?
あとがき
現場では「やってほしい」と言われることがあります。
ですが、
止まらないと分かっている工事をやることはしません。
せっかくやったのに、となる工事はやらない
それがプレモの考えです。
