いじめっ子にも、いじめられっ子にもさせない為に。今、親が身につける最上の子育てスキル。丨いじめ丨育児の悩み丨毒親育ち丨アダルトチルドレン丨機能不全家族
こんにちは。こんばんは。
シスコ。です。
桜の季節、入園や入学、そして新しいクラス。
期待に胸を膨らませるお子さんの姿に喜びを感じつつも、親として心のどこかで
「新しい環境でうまくやっていけるだろうか」
「いじめに巻き込まれないだろうか」
という不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。
今回は、そんな新生活を目前に控えたご家庭に寄り添い、15年以上の保育教育現場での経験と心理士としての視点から、
「いじめっ子にも、いじめられっ子にもさせない」
ための本質的な子育てスキルについてお伝えします。
💡 「みんなと仲良く」という呪縛を解く
もし、新しい担任の先生が
「1年間クラスみんなで仲良くしましょう!」
と宣言したら。
私は内心、その1年間は「覚悟」を決めます。
なぜなら、その言葉は子どもたちにとって、時にこの上なく「乱暴な言葉」になり得るからです。
ちょっと想像してみてください。
あなたが新しい職場に入った初日、
上司からこう言い渡されたらどう感じますか?
「このチームにいる以上、たとえパワハラをしてくる相手でも、仕事をせず邪魔ばかりしてくる相手でも、全員と仲良くしなければなりません」
……明日から、どんな気持ちで出勤しますか?
大人であれば、ある程度キャリアを積む中で
「表面上の付き合い」や「適切な距離感」を使い分けることができるようになる人も居ます。
しかし、人間関係の構築を学んでいる最中の子どもたちに、これを強いるのはあまりに酷です。
たまたま同じ年に生まれ、たまたま同じ学校の同じクラスになっただけの30人。
そこには当然、
相性の合わない子も、苦手な子もいます。
親が教えるべきは、
「人間関係の構築の仕方(=適切な距離の取り方)」なのです。
「みんなと仲良く」という思想が強い環境では、
同調圧力が生まれ、
そこからはみ出した子がターゲットになりやすくなります。
だからこそ、親は「我が子の心を守るサポート」のギアを入れ直す必要があるのです。
💡 【実例】「正しい」はずの教えが招いた、いじめの落とし穴
私が保護者相談を受ける中で出会った、
対照的な2つのご家庭のケースをご紹介します。
どちらのご両親も、お子さんの幸せを願って一生懸命に教育されていました。
Aさんのご家庭:マナーと「正しさ」を重んじた結果マナーを重んじ、躾もしっかりされているご両親。
「人の悪口は決して言ってはいけない」
「お友だちとは喧嘩せず、仲良くやりなさい」と、日頃から言い聞かせていたご家庭。
お子さんも素直に育ち、悪口を言わず、常に友だちを優先し、譲ることができる俗に言う「とっても良い子」でした。
【結果】
低学年の時は「穏やかで優しい子」と周囲の評判も良かったのですが、学年が上がるにつれ、自分の意見を言わず我慢しすぎる姿勢が仇となり、いじめられる側になってしまいました。
Bさんのご家庭:自立と「個」を重んじた結果 ご両親ともバリバリ働き、PTAなども率先して引き受ける活動的なご家庭。「合わない人とは仲良くする必要はない」「好きな人とだけ仲良くしたら良い」と言い聞かせて育てていた。お子さんは文武両道で優秀、リーダーシップもありました。
【結果】
低学年の頃はみんなを巻き込んで遊べていましたが、学年が上がるにつれて「合わない人を排除してもいい」という解釈が加速し、いじめに加担する側(いじめる側)になってしまったのです。
💡 いじめの当事者にさせない「3つの子育てスキル」
一見、どちらもお子さんに対して正しいことを伝えていたように見えるA家とB家。
なぜ正反対の結果を招いたのか。
そこには決定的な「伝え方の落とし穴」があったのです。
”伝え方”の具体的なケーススタディや、
実際に我が子が直面した経験とその時の私の対応については、
今後noteでさらに詳しくお伝えしていきます。
では、ここからは、私が提唱するしなやかに生き抜くための3つのスキルを具体的に解説したいと思います。
① 他人に「期待しすぎない」マインドを育てる
人間関係でトラブルが起きる原因の多くは、相手への「期待しすぎ」にあります。
「友達なんだから、こうしてくれるはず」
「普通、そんなこと言わないはず」……。
この期待が裏切られたとき、
怒りは攻撃(いじめ)に変わり、
悲しみは過度な依存(ターゲット化)に変わります。
「人は人、自分は自分」という境界線
「思い通りにならないのが当たり前」という少しの諦念
これを幼い頃から親子で共有してみてください。他人に過度な期待をしないことは、冷たさではなく、自分を守るための「心の余裕」になります。
② 家の中では「毒」を吐いてもいい。
「悪口を言ってはいけません」
「誰にでも優しくしましょう」
もちろん、それは道徳的に正しいことです。
でも、外でずっと「良い子ちゃん」で居続けるのは、子どもにとって過酷なストレスになります。
正論だけで抑え込まれた心は、いつか限界を迎え、歪んだ形で爆発してしまいます。
大切なのは
「心のガス抜き」と「TPOのリテラシー」
「外では言わないけれど、家の中なら思ったこと、言いたかったけど言えなかったこと、なんでも言ってみていいよ」
そう言って、親が子どもの「毒」や「本音」の受け皿になってあげてください。
「あの子のこういうところが嫌い」
「先生がむかつく」。
わが子からそんな言葉を聞いたら、最初はどきっと、モヤッとするかもしれません。
それでも、毒を吐くことを否定せず、
まずは聞いてあげること。
この時に大切なのは、同調はせず、共感に留めるということがポイントです。
(これは少しスキルが必要ですが、コツを掴めば簡単です!
こちらも今後、実際のやりとりを交えてお伝えしていきます。)
「外ではうまくやり過ごし、家では親にたっぷり毒を吐いて聞いてもらう」
この使い分け(TPOのリテラシー)こそが、
子どもが社会で潰れないための「生きる余白」になります。
家という安全な場所でガス抜きができれば、
外で誰かを攻撃する必要もなくなるのです。
③「No」と言える強さを持つ
いじめのターゲットにならない、あるいは流されていじめに加担しないために最も必要なのは、
「嫌なことは嫌だ」と言える勇気と伝え方です。
これは、日頃の親子関係が鍵を握っています。
子どもの「今日はこれが食べたくない」、「この服は着たくない」という小さな拒絶を認めていますか?
親の顔色を伺わずに「No」と言える環境がありますか?
「No」を言っても見捨てられないという安心感があるからこそ、子どもは外の世界でも毅然とした態度を取れるようになります。
おわりに:
正しさよりも、しなやかさを。伝え方ひとつで、未来は変わる
子育てに100点満点の正解はありません。
しかし、親として子どもの成長を願い、守るつもりで言っている言葉でも、伝え方を間違えると取り返しのつかない結果を生むことがあります。
なぜ、A家とB家は「いじめ」に直面してしまったのか?
そこにあった具体的な「伝え方の落とし穴」とは?
そして、わが子の心を守る実践的な声かけスキルとは?
わが子の「毒」の受け止め方(同調しない共感)と、言ってはいけない禁句とは?
これらについては、これからのnoteでより深く、
一つひとつ大切にお伝えしていきたいと思っています。
子どもが「家では本当の自分を出せる」と確信していれば、外で何があっても、あるいは誰かを傷つけそうになっても、必ず踏みとどまることができます。
「正しい子」ではなく、
自分の心の守り方を知っている「しなやかな子」へ。
新しい環境に飛び込むお子さんと、
それを支えるあなたの力になれれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
もしこの記事が、あなたの子育てのみちしるべになったなら、シスコ。は今日も幸せです☺️
追伸:
今後公開予定のトピックスを、自己紹介記事にてわかりやすくシリーズ別に再リストアップいたしました🍀
👇️公開予定のシリーズ別トピックスはこちら
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シスコ。
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