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🇵🇰躾も全然、違う💦

この国では、小さな子どもは、
ほとんど聖域のように扱われる。
何をしても許され、強く叱られることは
ほとんどない。

大人たちからはハグとキスの嵐。
「かわいこちゃん、かわいこちゃん、
なんて可愛い娘🩵」その言葉に包まれて、子どもは無条件に肯定される。

姉の家には娘が二人いる。
下の子は、とにかく激しい。

愛嬌もあるし、反応はお笑い芸人の
ようで、すごいリアクションが面白くて
確かに場は和む。

でも、その裏で、周囲は常に振り回されている。時々、やんちゃを通り越して、
モンスターと呼ばれている💦

野菜かごをひっくり返し、床一面に
ばらまく。
それを人に向かって投げる。

そのかごに乗っかって飛ぶ。



ゆで卵を投げる。

ミカンの房を半分だけ食べ、 
床にまき散らす。 

プラ皿を投げつけられたりもする。
昨日は陶器のお皿を持ち上げて、
今にも放り投げそうになった。
さすがにそれは、止めた。

ソファーの上では、コップの水を
延々と移し替える。

日本だったら、即、親が止めるよね。

こぼれると分かっているだろうに、
誰も止めない。
水がこぼれ、ソファーが濡れても、
父親は無言で布を持ってきて、ただ拭く。

叱らない。
制止しない。
理由も説明しない。

これは「放任」なのか、
それとも「自主性を尊重する教育」
なのか?

私は、毎回そこで悩む。
止めはせず観察する。


親戚からもらった小さな椅子が二つある。
下の子は言う。
「それ、全部わたしの」

お姉ちゃんが二つを重ねて、ぽん、と
座った瞬間、
下の子は私を見て叫んだ。

「シーファー、お姉ちゃんを、ぶって!」

彼女の親友枠なのに私がそれを無視し、
「一つはお姉ちゃんの。
もう一つは、あなたの。」

と言ったら、その瞬間、彼女の怒りが
爆発する。

夫は私を見る。
少し困った顔で、でも迷いなく言う。

「彼女は子どもよ。
(全部、許してあげて)」

その言葉を聞いたとき、
私の中で、何かが小さく軋んだ💦

日本だったら、
小さくても「違うことは違う」と教える。
それは厳しさというより、
世界との境界線を教える行為だと思って
きた。


一人っ子だったお姉ちゃんは、
妹に振り回されながらも、こう言った。

「妹が生まれてきてくれて、嬉しい✨️」

そして続ける。

「私たちはね、
一緒に遊んで、
一緒に食べて、
一緒に寝て、
一緒にお喋りして、
ずっと仲良くしていくの」

私は、その場で言葉を失った。
胸の奥が、じわっと痛んだ。

Sifaは妹が嫌いで、いつも母を
悲しませてしまうから。

お姉ちゃんは、なんて器が大きいの!

お姉ちゃん考案の「チョコレートパン」 
なかなか美味しい✨️
それを食べて、その口を、私の服で
吹こうとするリトルモンスター💦

妹は、今日も自由だ。
やりたい放題だ。
その横で、お姉ちゃんは、
黙って耐えている。

それが「優しさ」なのか、
それとも「我慢」なのか。
私は、見分けがつかなくなる。

お姉ちゃんは、驚くほど賢い。
空気が読めて、周囲を見て、先回りする。
どこか、日本人の女の子に似ている。

ウィンターホリデーの間、
彼女は一日中、妹の相手をする。
遊び、世話をし、英語まで教える。
子どもなのに、もう「役割」を
背負っている。

私たち夫婦と出かけたときのこと。
「ついてきた子には何か買ってあげる」という習慣があるこの国。

彼女は、自分のものを選んだあと、
必ず言う。

「妹の分も、お願い」

10歳か11歳の子どもが、
妹のことまで考える。

その姿に、
私は完全に心を持っていかれた😍✨

この国のしつけは、
人を思いやる気持ちを、
とても自然に育てているのかもしれない。
夫も、心の土台は、確かに安定している。

お姉ちゃんは、すごく忍耐強い教育者だ。

お姉ちゃんは、かつて一人っ子で、
パキスタン人には珍しい繊細さで、 
「誰も私のことを本当には愛していない」
と打ち明けて来た子だ。

でも、今回、妹の出現で、
その鋭すぎる感性が和み、
聡明さは保ちつつ、安定した。

この国のしつけは、一気にではなく、
家族間の立ち位置が変わった時に
それまでのイビツな部分が矯正されて
いくシステムなのかもしれない。

その面では、とても素晴らしい。
人が人として大切なことを身につけて
いける。 

でも…
それでも、私は思ってしまう。

誰彼なく殴ること。
物を投げること。
スマホを放り投げること。
食べ物をそこら中にまき散らかすこと

それは、
「子どもだから」で
流していいことなのか。  

自己肯定感が高いことと、
他人を傷つけていいことは、
本当は、別のはずだ。

日本のしつけと、
パキスタンのしつけ。

どちらが正しいかなんて、分からない。
ただ私は、その真ん中で、
揺れ続けている。

「全容認」と「教える」の境界線を、
今日も探しながら。

…これが、
パキスタンで暮らす中で、
私が直面している、しつけの現場だ。

P.S. ちなみにお手伝いさんの子供は、
とても大人しく忍耐強い。

母親に付いてきて、仕事が終わるまで
ひたすら静かに待つ。

育つ環境によって、大きく違うのが
この国のしつけなのか?



思いがけず異文化に触れて、
頭の中、混乱中です。

お読みいただいて、
ありがとうございました🩵

もし、思うことがありましたら、
声を聞かせていただけると嬉しいな。

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