TOEICと英検、どっちを受けるべき?20年教えてきた講師が本音で答えます
「TOEICと英検、どっちを受けたらいいですか?」
20年間、英語を教えてきてこの質問を何度聞かれたか分かりません。
結論から言います。
どちらが優れているということはありません。
大事なのは
「あなたが何のために英語資格を取るのか」
です。
目的が違えば、選ぶべき試験も変わります。
今日は20年間さまざまな生徒さんを見てきた私が、タイプ別に本音でお答えします。
まず、2つの試験の基本情報を整理しておきましょう。
<TOEIC>
・受験料:7,810円(2026年度)
・年間実施回数:約10回
・試験時間:約2時間
・場所:全国主要都市
・スコア有効期限:2年
・合否判定:なし(スコアのみ)
<英検>
・受験料:級による(3級6,800円・2級9,000円・準1級10,400円)
・年間実施回数:年3回(S-CBTは随時)
・試験時間:一次・二次の2回(S-CBTは1回で全て受けられる)
・場所:全国・S-CBTはパソコン設置会場で受験
・スコア有効期限:永久有効
・合否判定:あり
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次に、それぞれの特徴を詳しくお伝えします。
【TOEICが向いている人】
🔹仕事で英語を使う人・昇進の条件にTOEICがある人
TOEICはビジネス英語に特化した試験です。
メール、会議、プレゼン、契約書など、実際のビジネスシーンで使われる英語が出題されます。
企業の約5割がTOEICスコアを採用・昇進基準に活用しているため、キャリアアップを目指す方には直結しやすい資格です。
🔹点数での結果でモチベーションが保てる人
TOEICは合否ではなくスコアで結果が出ます。
前回より50点上がった、ということが数字で見えるので、コツコツ積み上げるタイプの人にはやりがいになります。
🔹処理速度が速い人・スキミング・スキャニングができる人
TOEICは約2時間で200問を解く必要があります。
全部をじっくり読んでいたら時間が足りません。
必要な情報だけを素早く拾い読みするスキミング・スキャニングの技術がある程度できる人は、試験形式に早く慣れてスコアが伸びやすいです。
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【英検が向いている人】
🔸英文を読むのが好きな人・抵抗がない人
英検のリーディング問題は、社会問題・環境・科学・文化など幅広いテーマの英文が出題されます。
テーマが毎回違うので、読み物として純粋に楽しめる人は苦にならずに勉強できます。
🔸自己啓発のために資格を取りたい人
英検は一度合格すれば永久有効。
仕事に直結しなくても「自分の英語力を証明したい」「達成感が欲しい」という動機で取る人に向いています。
🔸◯級合格という具体的な目標を持ちたい人
TOEICと違い、英検は合格・不合格がはっきり出ます。
「準2級を取る」「2級に挑戦する」という明確なゴールを設定できるので、目標志向の人のモチベーションが保ちやすいです。
🔸楽しみながら英語を勉強したい人
英検の学習は4技能をバランスよく伸ばします。
リスニング・リーディングだけでなく、スピーキングやライティングも鍛えられるので、英語力が総合的に上がっている実感が得やすいです。
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【TOEICのメリット】
◽️年間約10回受験できる
スケジュールが組みやすく、スコアアップのチャンスが多い。
短期間で集中して対策できるのも魅力です。
◽️ビジネスで即戦力になる
企業の約5割がTOEICスコアを採用・昇進基準に活用。就職・転職・昇進に直結しやすい資格です
◽️スコアで成長が見える
合否ではなく点数で結果が出るので、前回より何点上がったかが数字で分かります。成長が見えやすいのでモチベーションが保ちやすいです。
【TOEICのデメリット】
◽️分量が多い・疲れる
Part4〜7のリーディングは約75分。
特に最後のPart7は長文(関連する複数の文書の組み合わせで出題されるダブルパッセージ、トリプルパッセージ)を連続して読み続ける集中力が必要です。
試験後はぐったり疲れるという声が多く、体力と集中力の管理も対策の一つです。
◽️TOEIC専用の勉強になりやすい
これは落とし穴です。TOEICは出題パターンが決まっているので、対策すればするほど「TOEICが得意な人」になっていきます。
でも実際の英会話や英作文には応用しにくい。
TOEICのスコアが高いのに英語が話せない人が生まれる理由がここにあります。
◽️スコアが2年で失効する」
就職・転職・昇進で使う場合は注意が必要です。2年ごとに受け直す必要があります。
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【英検のメリット】
◽️一度合格すれば永久有効
たとえば、学生時代に取得した英検2級を、社会人になってからも履歴書に書けます。
長期的な資産になる資格です。
◽️対面とオンラインから選べる
従来の筆記試験に加え、S-CBTというパソコンで受験できる方式が追加されました。
ほぼ毎週実施されているので、自分のスケジュールに合わせやすいです。
◽️リーディングが実力になると感じるTOEICのリーディングはビジネス文書が中心ですが、英検のリーディングは社会・文化・科学など幅広いテーマ。
読んでいて純粋に勉強になる内容が多いです。
【英検のデメリット】
◽️年間3回しか受験機会がない
従来型は年3回と受験機会が限られています。S-CBTを活用すれば頻度は上がりますが、受験料が割高です。
◽️4技能全て対策が必要
リスニング・リーディングだけでなく、スピーキング・ライティングも対策しなければならないため、準備に時間がかかります。
◽️上位級は費用がかかる
準1級は10,400円、1級は12,400円と高額です。複数回受験する場合はコストがかさみます。
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TOEICも英検も、どちらも素晴らしい資格です。
大切なのは「なんとなく受ける」ではなく、自分の目的に合った方を選ぶこと。
迷ったらこう自問してみてください。
「この資格を取って、私はどうなりたいのか?」
その答えが出た時、どちらを受けるべきかも自然と見えてきます。
英語の資格は、あなたの英語人生の通過点に過ぎません。
大事なのはその先に何をするか、です。
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