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《悪魔パズズ》霊視録──古代メソポタミアの悪魔パズズを霊視する──


 私が始めて《悪魔パズズ》を知ったのは小学生くらいの頃のことである。学校の図書館にあった──名前は忘れたが──世界の怪談などを載せた書物に挿絵入りで紹介されていたのである。その絵のインパクトが強烈だったので記憶に残っているのだが、その本の内容は忘れてしまった。その後、ゲームの『女神転生』などにも登場していたので、さらにその印象が残っている。有名な映画『エクソシスト』でも少女に取り憑いた悪魔が、パズズであったが、『エクソシスト』を観たのは数年前とかなり最近のことである。内容は流石に今の私には退屈なものであった。正直、最近アマプラで観た『見える子ちゃん』の方が面白かったくらいである。
 《悪魔パズズ》の像は、考古学的に多数見つかっていて、バビロニア・アッシリアなどの古代メソポタミア地方では人気があったことが知られている。悪魔でありながら、毒を以て毒を制するが如く、出産の時の母親と新生児に害をなす女悪魔ラマシュトゥを追い払う力があると信じられていて、お守りとして使われていたようである。『Mesopotamian
Medicine and Magic(2018.BRILL)』所収のEckart Frahm『A Tale of Two Lands and Two Thousand Years:
The Origins of Pazuzu』によれば、


én gá-e dpà-zu-zu dumu dḫa-an-bu lugal líl-lá-ḫul-a-meš
a-na-ku dpà-zu-zu DUMU dḫa-an-bi LUGAL li-le-e lem-nu-tu
ḫur-sag kala-ga ba-an-ḫuš ba-an-e11-dè gá-e-me-en
a-na KUR.MEŠ dan-nu-tu uš-tar-i-bi / e-la-a a-na-ku


「私はパズズ、Ḫanbuの息子、悪しきリルー鬼たちの王。私は強い山々に向かって怒り狂い、その山々を登った。」

 このように自らを語り、メソポタミアの人々には、「人類の苦悩」「人類の病気」と名指しされていた。
 その図像表現における特徴は、体は犬のような形をしていて、毛皮ではなく鱗で覆われており、足は鳥の爪、翼は2対、蠍の尾、蛇のようなペニスを持つ。右手を上げ、左手を下げている。顔はガゼルの角、人間の耳、犬のような鼻面、飛び出した目を有し、頬にしわがある。彼は全ての悪の父であるハンビの息子とされる。
 その図像表現のインパクトとその魔術的な効能により、当時の人々に人気を博したのだと考えられる。そしてその人気は現代の日本にまで続いているのであるから、ある種、悪魔界のアイドル(偶像)と言えそうである。



生成AIによる《悪魔パズズ》のイメージ図




 以下が《悪魔パズズ》の霊視である。



 悪魔を霊視するなど初めてなので、若干、緊張しつつ結跏趺坐して、数分間、瞑想に入る。呼吸を意識し、いつもの方法で変性意識に入る。その後、幾つかの過程を経て、第三の目付近にある特殊な方法で、霊界へと続くポータルを形成し、その先にターゲットとしての「悪魔パズズ」を念ずる。──そして視界が開ける。




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